フェルンと似たもの同士?『葬送のフリーレン』第2話感想

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アニメ『葬送のフリーレン』第2話感想記事のアイキャッチ|幼いフェルンに向かいシーっとするハイターの画像とキャッチフレーズ的な文章

さて第一話『冒険の終わり』で魔王を倒した後の物語としてスタートした『葬送のフリーレン』。人間の人生の時間の短さと1000年以上を生きるエルフの感覚の違いについて考えさせられましたね。もう最終回なのかな?と思うレベルで感動してしまいました。最後に出てきた気になる女の子フェルン。フリーレンとどのように関わるのか楽しみです。

第一話で何故ハイターが魔導書解読を頼んだのかとても気になりましたがどうなっていくのでしょう?

薬屋のレビューで精いっぱいな僕は2023年の放送時にフリーレンの記事全然かけていませんでした。どちらの作品も好きすぎてとても両方はかけないと。記事作成に少しずつ慣れてきてようやく始めた『葬送のフリーレン』全話レビューですがもう3回以上みているはずなのに遅々として進みません。

だって一話一話とっても面白いんだものこのアニメ。

この回はこんなところに注目してみてもらえると嬉しいです。

  • ハイターの魔導書解読の狙い➡自分が没後にフリーレンにフェルンを連れて行かせるため。
  • フェルンが一人前になるのを急ぐ理由➡ハイターに心配せずに逝ってもらうため。
  • フリーレンの魔法を集める理由➡その魔法をほめてくれる「バカ」がいた、実はフェルンも…

もうサクッと書いちゃってますがこれを読んでからでもこの『葬送のフリーレン』ってやつは楽しめます。表現がとても秀逸ですし、何より映像がきれいですしね。

この記事はアニメ第2話の解説と感想、最後に僕的の一番好きだったセリフをピックアップしています。最後までお付き合いいただけますと幸いです。

この回の予告はこんな感じ

『葬送のフリーレン』第2話「別に魔法じゃなくたって・・・」次回予告/各動画配信サービスで配信中

ハイターの健康ドリンク…酒じゃないですかもはや…

このブログ記事はネタバレも含みますのであらかじめご了承ください。

目次

アニメ『葬送のフリーレン』第2話|解説と感想

サブタイトルは『別に魔法じゃなくたって…』

これはフェルンのセリフなんです。森に一人でいって修行しているの彼女がこれを言うと素直じゃないなぁと感じてしまいますね。では第2話のあらすじと感想です。

フリーレンの魔法書籍解読とフェルンの魔法修行の日々

フェルンへの魔法指導の開始。フリーレンが釣りの傍ら説明した長距離魔法に大事な3要素は

  • 魔力の量
  • 魔力を打ち出す強さ
  • 魔力をコントロールする力

フェルンが第1話ではなった魔法が一番岩まで届かずに離散した理由は1と2が原因。才能があっても何年もかかるとのこと。フェルンには苦手な人の多い3のコントロール力があるそうです。

フリーレンの魔導書解読とフェルンの魔法修行。その日々はとても穏やかでとても幸せそうに見えました。

娘とお母さんとおじいちゃんの家族かと思いました。

ソウカナ

ヒンメルがうらやましがりそう

で僕が一番好きだったのはこのハイターが嫌いな野菜をフリーレンのお皿にぽいぽいするシーン。

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

何このおじいちゃん可愛すぎるやろ( ´艸`)そんな日々の中フリーレンにハイターがこんな質問

フェルンの修行は順調ですか?

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

それに対しフリーレンは

常人なら10年かかるところを4年で越えた

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

と言いながらも魔法の修行に打ち込みすぎているフェルンを心配している様子。ハイターはそれだけ魔法が好きなんだと思っているようなことを言いますが

それでも一人前になるのはまだ先のことだ

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

とフリーレンは解読の方が早く終わりそうだと伝える。そして魔導書のことについてハイターに言おうとしたところ彼がその場に倒れる…

言い回しがストレートなだけあって強い言葉にも感じますがフリーレンのやさしさが伝わってきていい。種﨑さんの演技が上手だしアニメの雰囲気がとても良い。

ハイターが倒れたその日は嵐。ハイターをベッドに寝かせ心配そうな顔のフリーレン。

そんな顔をしないでください。今までまともに動けていた方が奇跡だったのです

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

と声をかける彼に彼女は魔導書の解読を急ぐと応えます。

フェルンの恩返しと僧侶の優しい嘘

その状況でもフェルンは森にこもって修行。彼女を見つけたフリーレンは修行を中止し倒れたハイターのそばにいてやってほしいと伝えるも彼女は

まだ一番岩を打ち抜けていません

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

とやめる様子がなく、フリーレンがそれはいずれ必ず出来ることだというとこのセリフ。

いずれではダメなのです。いずれではハイター様が死んでしまう。

その年齢でハイターの死を受け入れている様子に少しびっくりのフリーレン。この時のフェルンの表情の変化は薄いのにとても感情があふれているように見えました。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会|アニメ公式サイトより

そしてハイターに命を救われた過去。身投げしようとするフェルンを

今死ぬのはもったいないと思いますよ

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

と引き留めるハイター。ヒンメルについて語りフェルンにとっても大切なものがあるのなら死ぬのはもったいないと諭すのでした。ヒンメルは本当に仲間の皆にいろんなものを残していった人なんだと感じるエピソードだと感じました。

そんな彼が自分を置いて死ぬことを危惧していたことに気が付いていたフェルン。

彼は正しいことをした、救ったことを後悔してほしくない。どんな形でも一人で生きるすべを身に着けることが彼女のハイターへの恩返しだと考えたようで

救ってよかったと、もう大丈夫だと、そう思ってほしいのです。

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

フリーレンは好きにすればいいと突き放したように言いますが彼女の修行を後押しするのでした。

やっぱりフリーレンは優しい。幼くしてハイターの想いをくみ取って励むフェルンのひたむきさにも感動

そしてフェルンはついに一番岩を打ち抜きます。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会|アニメ公式サイトより

その頃家では魔導書のレポートをハイターに渡し、死者の蘇生も不死の魔法も書かれていなかったと伝えますがハイターはとても冷静でした。彼はそのことをはじめから知っていて

死への恐怖な計り知れないものです。そんなものがあるならエービィヒ自身が使っていたことでしょう

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

じゃあ何故というフリーレンにフェルンはどうなったかと彼。一人前といってもそん色ないレベルだと応えるフリーレンの言葉に微笑み

そうですか。間に合いましたか。もう足手まといではありませんね、フリーレン。

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

フリーレンはそれを聞いてハイターが図ったことに気が付くのでした。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会|アニメ公式サイトより

そしてかっこつけてその日中に出ていくように言うハイターにちゃんと最後まで一緒に過ごせとフリーレンはうながしました。この時のハイターの表情はとても穏やかで、二人のことを想っている様子でした。

ハイターに聞いたフェルンを救った理由は勇者ヒンメルならそうしたから。

ハイター最後の時をフェルンに見送られ静かになくなります。フリーレンに礼を告げるフェルンに

私はただしてやられただけだよ。この生臭坊主に。

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

そして二人は旅に出る。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会|アニメ公式サイトより

この時のフリーレンふてくされていますが寂しそうで、嬉しそうでなんだか複雑そうな感じでした。

この人間味のあるフリーレンもいいけど、漫画版のフリーレンはアルカイックスマイルみたいな感じでお人形さんみたいに綺麗ですのでぜひ見比べてもらいたいなぁなんて思いました。

魔法収集の旅路。ヒンメル像清掃依頼

ヒンメルの死から26年後。中央諸国ターク地方にて。かぼちゃの収穫を手伝う二人。

フェルンは地味な仕事ばかりとこぼしていました。彼女曰く依頼の報酬としてもらう魔法は

  • 暖かいお茶が出てくる魔法
  • 銅像の錆をきれいにする魔法
  • 甘いブドウを酸っぱいブドウに変える魔法

と変な魔法ばかり。本当に魔法が好きなのですね?というフェルンに対して

ほどほどだよ。フェルンと同じで。

アニメ『葬送のフリーレン』第2話

それを聞いて少し違うというフェルンでしたが同じだよと優しく言うフリーレン。

そして薬草家のおばあちゃん家でのひと時、いや半年ちょい?その依頼は森の中にあるヒンメルの銅像の掃除

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会|アニメ公式サイトより

それはもう草がまとわりついて錆も出ていて…

村の人たちはもう関心がないのよ

アニメ『葬送のフリーレン』第2話

とおばあちゃん。彼女は幼き日ヒンメルに救われた経験から、彼が村を守るため必死に戦ったことを覚えていたのです。強い記憶は忘れませんからね。

恩人の像を放置するのは可愛そうな仕打ちだというおばあちゃんに「自業自得」とフリーレン。目立ちたがり屋のヒンメルが像を立てるのを断ればよかったんだと。そのエピソードがまたナルシストのヒンメルっぽい。

18時間もポーズに悩み職人さんがブチ切れ結局無難なポーズに落ち着いた、そう話すフリーレンにおばあちゃんは

不思議なこと言うのね?

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

そこで勇者一行にエルフの魔法使いがいたことを思い出していました。

でチャチャっと魔法で像をきれいにすると、銅像に錆が無いことをほめられフリーレンはドヤ顔。

ホント可愛い人ですね彼女は。錆をとる魔法が役立ってよかった!!

少し彩りが欲しいわねというおばあちゃんにフェルンに促され花畑を出す魔法を使おうとしてこう言う。

いや、蒼月草の花が良いか?

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

見た事はないけどヒンメルの故郷の花だとか。おばあちゃんちでの会話。彼女、曰く昔はこの森の奥に群生地があったけど絶滅したと思われているようでした。そのときフェルンは紛れ込んだシードラットを懐に隠していました。

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

始まる蒼月草探し。それはヒンメルのためではなくフリーレン自身のためでした。

フリーレンにとってはほんの少しでもフェルンにとっては何十年も前になくなったといわれている植物。フェルンにはちょっと思うところがあるようで…

捜索はのんびり。草花の生えたカメさんをフェルンがなでる様子はとても可愛らしかった。あとこのシーンがとても好きで思わずXで投稿。

フリーレンが魔法集める理由=フェルンの魔法を選んだ理由

それから半年がたち、少し気が立っている様子のフェルンに、フリーレンは捜索範囲を広げようかとのんびり。

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

まだ遠慮があるのかむすーっとはしていませんが。このままだと魔法への執着が強いフリーレンは何年でも探してしまうんじゃないかと危惧。

フェルンはフリーレンはたくさんの人を救える力を持つ魔法使い、無駄な時間を使うことがあってはならないと考えているようでした。それを受け、若いわねぇと返すおばあちゃん。間違いではないけどと前置きし

彼女の方が私たちよりもずっと大人だから、その気持ちを素直に伝えればきっとわかってくれるはずよ

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

とフェルンの手に蒼月草の近縁種の種が入った小袋を彼女の手に置いていました。

いやぁ良き出会いに恵まれたねぇフェルン。

森にてフェルンはフリーレンに素直に思いを打ち明け小袋を二人の間に置く。わかったよと彼女をなでるフリーレン。

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

この時のフェルンが可愛いけれど、フリーレンのもう少し探したらという言葉にキっとなり本当に諦めが…と声を荒げそうになりますが。しーっと人差し指を立てるフリーレン。

シードラットが近縁種の種を持ち去ろうとしていました。それを見届ける二人。彼?を追ってみることに。

追跡中フリーレンに魔法を集める理由を問うフェルンにただの趣味だという彼女。そうは思えないというフェルンに昔は違ったというようなことを言いながら勇者一行の旅路を思い出す。

舞台は朽ちた神殿?さびれた様子だったのを花畑の魔法で彩りを与えると、ハイターとアイゼンがはしゃぐ。それを気持ちわるいと眺めるフリーレンの頭にヒンメルが花冠を置く…という過去を。そしてこういいます。

私が集めた魔法をほめてくれた馬鹿がいたただそれだけだよ

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

フェルンはそれに対しめちゃくちゃストレートにこう応じます。

くだらない理由ですね

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

でもフェルンは別に馬鹿にしているわけではないんです。本来フリーレンができることからしたらとっても小さなことだと言いたかったんだろうと思います。

そんなタイミングで塔を見つけます。

シードラットの足跡を魔法で追跡していたんですがそれは塔の上まで続いていました。彼ら餌となる種を外敵のいない安全な場所に隠すという習性から塔の上最上部には一面の蒼月草の花。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会|アニメ公式サイトより

こうして数十年ぶりにヒンメルとのこの約束を果たすのでした。

「フリーレン。いつか君に見せてあげたい」

「そう。機会があればね」

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

いやぁこの時のヒンメルの横顔はめちゃくちゃカッコよかった。

なんで魔法のためにこんなに一生懸命になるのか理解できないというフェルンに、魔法使いになることをあきらめなかったフェルンにだってわかるはずだというフリーレン。ここでサブタイ回収

「私は一人で生きていける力さえ手に入ればなんでもよかったのです。」

「でも魔法を選んだ」

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

このやり取りで、幼き日光輝く蝶を出す魔法に喜んでくれたハイターのことを思い出し、自分もフリーレンと同じだったことを認識したのでした。その様子はとても美しいので是非配信で見てもらいたいです。

そして蒼月草の花畑を作ったフリーレン。

おばあちゃんに褒められてドヤ顔が可愛いいの!

忘れるところだったとヒンメル像の頭に蒼月草の花冠をのせて第2話は終わります。

まとめ!!第2話の感想・名言・作品情報

今回は前半と後半でフリーレンとフェルンの立ち位置が変わるのが印象的でした。

  • 前半は恩返しのために魔法にひどく打ち込むフェルン&心配するフリーレン
  • 後半は約束を果たすため蒼月草を探すフリーレン&ずっといるつもりでは?と心配するフェルン

で二人とも魔法に一生懸命な理由が大切な人が褒めてくれたから。まあフリーレンは「バカ」と表現していましたが。

とてもくだらない、でもとても愛おしい理由だと僕は思いました。この時期の二人は二人の師弟関係は母と娘みたいな雰囲気でとても良かったですよね。

でハイターもいい味出してますし、ヒンメルはもう残念なところもあるけどやっぱりめちゃくちゃカッコいい。フリーレンと約束を交わすときなんてこれですよ

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会|アニメ公式サイトより

仲間たちにいろんな物事を残しすぎでしょうよこの人。

今回はフリーレンとフェルンの最初の方の旅。これからも続く二人の旅がどうなっていくのか楽しみですね。

ソウカナ

あっフェルンとヒンメル混ざってフィンメルって覚えてたんだな僕は…

アニメ『葬送のフリーレン』第2話一番好きな名言

今回はハイターもフリーレンもいいこと言っていてめちゃくちゃ悩みましたがこれを選びました。

また恰好をつけるのかハイター。フェルンはとっくに別れの準備はできている。お前が死ぬまでにやるべきことは、あの子にしっかりと別れを告げて、なるべくたくさんの思い出を作ってやることだ。

アニメ『葬送のフリーレン』第2話より

フェルンの回想中に出てきたハイターのヒンメルとの思い出に対するセリフも良かったんですけど…やっぱりほらフリーレンのこと好きなんですよねぇ。優しさがすごくあふれているじゃないですか。

これを言うときのアニメではフリーレンうつむいて涙を手に垂らしているという表現で微妙に漫画と変わっているんですけどこっちの方がより親しみが持ててアニメでは正解だったんだろうなぁと。

漫画ではハイターをまっすぐ見ながら涙を流していて、これもいいんですよまた。僕はこっちも好きなのですが、やっぱり美人すぎちゃうフリーレン。アニメ版は少し可愛い感じになっていて落ち着いて見られます。

© 山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会|アニメ公式サイトより

まあそれでも普通にめちゃくちゃ美少女然としているんですけどね。ナニコレ妖精ですか?

さて次回はどんな名言があるのか楽しみ。それでは皆さんも良いアニメライフを~。

『葬送のフリーレン』アニメ配信情報

配信で見てみたい方は下記配信サイトでも見られます!!

『葬送のフリーレン』アニメ第2話を漫画で読む

今回は漫画でいうと葬送のフリーレンの漫画第1巻掲載の第2話「僧侶の嘘」の途中から第3話「蒼月草」の最後までです。表現が微妙に変わってたりするところがあるのでそういうのを見つけると嬉しくなりますよね。

『葬送のフリーレン』関連グッズ

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