
落ち着く感じのアニメも大好きソウカナです!!
2025年春のアニメでは『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』について各話レビューをつづっていきたいと思います。
薬屋のひとりごと程には有名なわけじゃなさそうだから簡単な紹介をすると
『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』は、戦後間もない昭和23年の東京を舞台に、新任国語教師・中禅寺秋彦と高校生・日下部栞奈が怪異事件に挑む学園青春怪異ミステリー。京極夏彦の「百鬼夜行シリーズ」前日譚
今回のお話で一番の見どころはこれでしょう。
主人公の日下部栞奈(クサカベカンナ)と見た目のおっかない国語教師=中禅寺秋彦の出会い
明るい性格でめっちゃ良い娘っぽいカンナと見た目のわりにお茶目な性格をしている中禅寺先生の凸凹コンビが今後どんな活躍を見せるのか非常に楽しみな物語です。
そして今回のお話で明かされるのは
『図書室の幽霊』の謎
きっとこれからおこるであろう怪異譚は謎をどう解決していくかが重要なんでしょうけど察しの良い人は気づいちゃうんでしょうね



あっこれ幽霊=先生だわ
って。で僕の今回の感想は大まかにいうとこんな感じ
- 人間の脳が起こすハルシネーション=怪異ってことかい?
- 男子生徒との逢引で夜の木造旧校舎にいくたぁ青春だねぇ
- 狛犬の根付だけで謎を解くとかすごい先生だけど性格は難あり?
- ちゃんと先生をしている中禅寺先生に感動。彼に対する評価に時代を感じる
- ああやっぱり幽霊の正体=中禅寺先生だったわ!!
- 自分の居心地のいい場所を守るため生徒をスケープゴートにする先生って素敵
『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』アニメ第1話:感想と解説
どう考えても中禅寺先生のことなんですが彼と主人公カンナとの出会いが描写される重要な回となりました。
人間の脳が起こすハルシネーション=怪異ってことかい?
桜の木の下でふっくらした猫が寝るおだやかな情景で語られるのは怪異について。
ヒトの脳は案外いい加減でプライドが高く知らないものを知らないといえない。そして、あり合わせの知識から自分の納得できるストーリーをでっちあげる。



なんかAIのハルシネーションみたいだなぁ
そこで生まれたのが怪異なのだという感じのこと。その理由は
この世には不思議なことは何もないのだから
吾輩は猫であるでも始まるのかとおもいましたよ。
男子生徒との逢引で夜の木造旧校舎にいくたぁ青春だねぇ
カルメ焼きに喜ぶ快活な少女カンナ。なんかかわいらしくてほっこり。



商店街なんだろうけどなんか全部が出店みたいで見ていて楽しい
本が目について購入するカンナ。帰りのバスに乗り込もうとすると大根を積んだおっちゃんが自転車から大根を落としてしまう……
「ほっとけないから」という理由で
シーンが変わり桜が舞うきれいな校舎。カンナたちは旧制から新制の高校2年生になったらしい。
引用元:『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』アニメ公式サイトより
教室に入ると幸子が旧校舎で幽霊を見たとおびえていました。



あいびきで忍び込むとか青春だねぇ
- 夜の旧校舎、見かけたのは人影?
- 向かった方向には図書室しかなくほかに出口はない
- 図書室に入ったはずなのに何者の姿もなかった
そのことからサチコはこんな話に結びつけてしまったようです。
というもの。あぁこれは情報の少ない時代ではめちゃくちゃ怖いでしょうに。夜中に男子と二人きりでいたとか言えない時代で先生にも相談できずめちゃくちゃ悩んでいました。



それより夜中に忍び込んだことが問題なのでは?
狛犬の根付だけで謎を解くとかすごい先生だけど性格は難あり?
帰りのバスの中でカンナは幽霊だなんてと否定的なモノローグ。自分と同じ本を読む人を見かけます。
後でわかりますがこれが中禅寺先生
バスを降りる時に財布をひろうカンナ。
だれか落としましたか?と聞くと自分のだと言い出す人物が3人。
いったい誰のかわからないとカンナが悩んでいると狛犬の飾り(根付)がついていることを指摘する中禅寺先生。



財布の中に名前の書いてあるカードなんてない時代ですからね
根付に対する3人の人物の反応は
- おばあちゃん・・・犬が好きでつけた、富岡八幡宮のやつと主張
- 爺さん・・・俺が作った、嫁と神社に行ったとき狛犬見ながらほった、埼玉のどっか覚えてないと悔しそうに言う。
- 背広の男性・・・荷物がいっぱい過ぎてそんな財布持てないと指摘されて候補かられる。



背広のやつ優しそうな顔してたのに捨て台詞こわっ
おじいさんに詳しく聞いてみると仕事で仏像をほっていて、オオカミが狛犬なんて珍しいと狛犬を掘ったらしい。埼玉の三峰神社ではと先生が指摘しておじいちゃんが思い出す。
どうやって証明するのっておばあちゃんが言い出しますが、先生の言葉に従い中身を出してみたら三峰神社のお守りがはいっていて無事に解決。



優しそうなおばあちゃんまで嘘つきだった!!こわっ
根付を見ただけで問題を解決に導いた先生はすごいというエピソードでしたが、ありがとうございますとカンナが言う頃にはすでにバスから立ち去っているという薄情な感じ?
そんな状況下で新しい講師の先生来るという
新しい国語の臨時教師としてやってきたのは中禅寺先生
引用元:『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』アニメ公式サイトより
担任の先生が生徒たちに自己紹介をさせようとしますが個々の生徒の詳細など知る必要がないと豪語します



かっこいい!僕は好きだけど生徒たちはびっくりするよねそりゃ
思わずなんなのこの人と思うカンナでした。
ちゃんと先生をしている中禅寺先生に感動。彼に対する評価に時代を感じる
OPを挟み国語の授業のシーン。朗読する男子生徒になんだか難しそうな質問を投げる先生。
わかりませんというこうだ君を鋭い目つきでみやり「答えを考えることが学習」だと先生。次回までに君なりの答えを考えるように言う。



わりと先生っぽいこと言うなぁ
怒鳴りはしないがあつが強く怖いというのが生徒たちの評価。
この時代背景ですと芥川先生はあいどるみたいなものだったんでしょうかね。
ああやっぱり幽霊の正体=中禅寺先生だったわ!!
サチコをほっとけないとカンナは一人、夜の旧校舎へ向かう。



木造学校校舎の夜ってめっちゃこっわい
階段を上ると黒い靄のかかった影?月明りだけじゃ幽霊と思うのも無理はない。
確かめなきゃと図書室に入った幽霊を追いかける。誰も見つけられず、おびえていたところに話しかけてきたのは中禅寺先生。その幽霊は僕だと明言します。
カンナが連れてこられたのは図書室の手前の壁には隠し扉にある図書準備室
検閲対策で隠し扉の中に隠れたつくり。なんでも検閲に引っ掛かりそうな本を隠れて管理していたらしい。中禅寺先生は校長に許可を得て使っているんだとか。
自分の居心地のいい場所を守るため生徒をスケープゴートにする先生って素敵
先生は「この世には不思議なことなど何もないのだよ日下部君」とかるくこづき早く帰れという。そして、この部屋のことは他言無用だと。
居心地がいいからみんなに知られると困るという理由で
引用元:『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』アニメ公式サイトより
一人(サチコ)には言いたいとするカンナに親のことを持ち出して脅す先生。
サチコがおびえているのを見ていられないという理由で引くに引けないカンナ。
仕方なく先生は別の方法を考えるのですが……
翌日?学校に行くとカンナが幽霊を退治したことにされていました。みんなの賞賛にタジタジの彼女のリアクションが面白かった。



小さいカンナかわええ。
それこそが先生の考えた解決策。これ以上、言及されないように誰かが解決したことにしてしまえばいいというもの。謎が謎のままだと不安だからだと。今回の場合は
- 幽霊をお祓いして対峙した→おびえる心配はない
- カンナが幽霊を退治したとでっちあげる



サチコが元気に再登校できてよかった!!
先生怖い顔しといて意外とお茶目というか……あの面白いようなものを見るような感じの笑顔はいらっとする。心霊探偵カンナと先生の今後の活躍に期待です。
まとめ|『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』第1話感想
僕としてはかなり面白く感じました。好きになったポイントとしては
- 昔の話なのに古臭さを感じさせないのが素晴らしい
- 絵がきれいでたまらん。桜の表現もきれい
- 先生のキャラがめちゃくちゃ立ってて面白い
- EDの猫がかわいい
すごい重たい感じの事件じゃないのに見応えを感じるのは物語の進め方のうまさなんでしょうかね。



さすが京極夏彦先生や。よく知らんけど
僕の気になった謎は?
- 心霊探偵カンナのもとに厄介ごとが持ち込まれるのかな?
- 中禅寺先生、生徒に興味ないくせになぜカンナの家の事情知っていた?
- 中禅寺先生はなぜ図書準備室の存在を知っていたの?
- ED最後に猫が戯れてたおかっぱの女の人は一体だれ?
- 先生がこの世には不思議なことなど何もないと考えるに至った理由は?
怪異のような話も先生が謎を解いてしまうから陳腐なもの、不思議ではないものに成り下がってしまう。ってな感じなんでしょうか。次回も非常に楽しみです。
それでは皆さんよいアニメライフを〜!!