前回42話は後宮に残された壬氏たちのお話でした。大切なものを隠されてしまった壬氏の焦りようや、泣かされた女性陣が痛々しく、それでいて羅漢の暴走ぶりが楽しめる回でした。また羅半に鉄と金が行きつく先で何が行われようとしているのか調べるように指示した壬氏は覚悟を決めた様子で頼もしかった。
そんな42話の感想が気になった方はこちらをどうぞ↓↓

で今回はおそらく、鉄と金が行きつく先である狐の里のお話。一番気になるのはこれ
猫猫は狐の里でいったい何を見つけてしまうのだろうか?
それにしても42話が放送されてから1週お休みして43話の放送。番組編成上仕方ないこととはいえ

やってくれたな〇テレめっ!!
っていうのが正直な思い。大人気の『薬屋のひとりごと』ですらこういう扱いなんだからアニメファンとしては困りもの。上層部の方の意識を変えていっていただけると嬉しい限り……
今回は子翠がとてもたくさん出るうれしい回ではありましたが、彼女の言葉の端々に死亡フラグというかいなくなってしまうんだろうなというのを感じてしまう悲しい回でもありました。また、猫猫が好奇心で発見してしまうこの里の秘密を知ってしまい、ピンチに陥りますが…その先は次回。楽しみな限りです。
さて43話の僕の感想は大まかにこんな感じ
- 狐面の隈取の色も気になるけれど、子翠の持っているかんざしが気になってしょうがない
- 西の民の扱いを考えると現朝廷への反発心を抱いてもしかたのないような気がする
- 終始気になる子翠の様子。彼女は一体何を願ったのだろうか?
- 猫猫と翠苓。出会い方が違えば分かり合える友達になれたのかもしれない
- まるで自分はこれから怖い目に合うような子翠に「行かないで」って言いたくなる
- 猫猫の好奇心はババ…もとい窮地を招く?どうか無事に切り抜けてほしい
アニメ『薬屋のひとりごと』第43話|解説と感想
狐の里のお祭りは狐の面をつけて。面の裏には願い事を書いて奉納し翌年のお祭りで燃やすんだとか。なんかもう…



七夕みたいだよね
詳細な感想いきます!!
狐面の隈取の色も気になるけれど、子翠の持っているかんざしが気になってしょうがない
画像引用元:アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
夜、子翠のかんざしについている鈴の音。猫猫は虫の音みたいだと感じていました。



蝉のかんざし結構むしのかたちしてて……
祭りで使う白い狐の面には隈取を自分で色付けしますが子翠は赤ではなくみどり色を塗っていました。なんか狸みたいと感じる猫猫。
普通、隈取は赤で塗ることが多いので子翠が緑で塗っていることに猫猫は違和感を感じていたようです
祭りに参加するための身なりを整える際にかんざしについてのやり取り。



子翠の持っているという蜘蛛の巣のかんざしがめちゃくちゃ気になる!!
猫猫の持っていたかんざしを見て、これ頂戴って言ったらくれる?という子翠でしたが猫猫は子翠にダメと回答。
西の民の扱いを考えると現朝廷への反発心を抱いてもしかたのないような気がする
画像引用元:アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
祭りの参加。提灯にはそれぞれ鬼灯と稲穂を入れて練り歩く感じ?
仮面をつけて歩く人々を見て猫猫は「赤いきつねと緑の狸」と表現



ちなみに僕はどん兵衛派だよ!!
道中、子翠は鬼灯の身を食べる。猫猫の指摘したことをわかっているうえで。
- 鬼灯があんまりおいしくないこと
- 花街で堕胎薬として使われていること
本当に鬼灯が好きなだけなのかそれとも……
狐が豊穣の神様と言われ祭りに狐面が使われる理由の説明。
- 狐は知識をもたらした西の民の者
- 色をつけるのは定住してそこの色に染まったことを意味する
もともと村がいくつかあって、殆どの村が西からの流民(西の民)を受け入れないなか、彼らを受け入れる村がでてくる。西の民の知識により栄える村ができると、それをやっかみ争いがおこるようになる。そこで作られたのが現在の狐の里。
白いきつねは白い肌→混血によって染まる
この事実と下記のことから選択の廟で聞いた王募の話につながります。
- 男の人は色の見分けがつかない人が多い
- 子翠も赤と緑の見分けがつかない
西から来た民、白狐の民というそうです。
練り歩きの終着点は?狐の面を奉納し、1年後に焼くんだとか。
終始気になる子翠の様子。彼女は一体何を願ったのだろうか?
画像引用元:アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
祭では屋台も出されていました。いろいろある中で串焼き屋を選びます。
串焼きの材料はカエルにイナゴ、鳥肉
子翠曰くこの時期のイナゴはぷっくりしておいしいらしい。
猫猫はカエルはしばらく見たくないと普通に鶏肉を選んでました。



虫を食うのも好きな子翠は素敵、てか猫猫まだ壬氏のカエル……
たまにバッタがまじってておいしくないと吐き出す子翠。
毎年子供が神様の代わりをして社?にじっと座る。
ちょうどやっていたのはキョウウ
みんな良い思い出になるということもありやりたがる役割なんだとか。



遠い目をしていたから子翠もやったことはあるのかな?
子供たちは稲穂を持つのか知らんけど、里長がくれた稲穂はすかすかだった。
里長の田んぼには育ちがわるいやつがあるらしい
キョウウが猫猫、子翠の下に合流し会話。
母さんも見てくれていたらいいのにというキョウウのセリフから母親とは一緒に暮らしていないとわかります。



えっと後宮内にいるとかじゃないよね?
祭りのクライマックスで去年の面を燃やす。
面に書いた願いは燃やされ空に昇り願いが叶うという七夕みたいなイベント
湖に組まれた櫓の中にわらと狐の面、火矢でいられて燃やされる



山になったわらに貼られた面がなんか怖い
燃え尽きなかった面は湖に沈む様子が描かれて印象的な子翠の言葉
かなわぬ願いは底に沈み、恵みの糧になる。虫は冬を越せない、ただ子を残すのみ
アニメ『薬屋のひとりごと』第43話より
- 冬を越せない→後宮を脱走した子翠はもう死ぬ気でいる?
- ただ子を残すのみ→鬼灯食べてたしおなかに帝の子供がいる?
という疑問も抱いてしまいました。こんな魅力的な人物がいなくなってしまうのはさみしいですが……
猫猫と翠苓。出会い方が違えば分かり合える友達になれたのかもしれない
画像引用元:アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
祭りの後、猫猫と子翠は翆苓の下へ。黄泉がえりの薬を教えろと願う猫猫に自分の立場をわかっているのかと確認する翠苓。
猫猫の考える自分の立場はこれ
- 拘束もない扱いの緩い人質
- 逃げても無駄だと思われている?
また猫猫は自分の扱いなど二人の行動には違和感を感じている様子でした。
子翠に目をやり確認を取り、分かったと答える翠苓。猫猫は途端に質問攻め
- まんだらけとフグを使うのか?
- 割合は?
- ほかにいるものは?
- よみがえった後の症状は?
矢継ぎ早にきく猫猫に翠苓タジタジ。彼女が言うには
異国のレシピにはあったがまんだらけはいらないとのこと
翠苓の推測ではまんだらけを入れていたのは昏睡を長引かせる、人を奴隷にする際に意識を失わせるために入れたのだろうと。黄泉がえりの薬は失敗すると記憶を失うとかなんとか。
翠苓はお前では試さないと答えますが……
人質なら試してもよさそうなものですが、猫猫が気を失っては困ることでもあるのでしょうか?
そこまでのやり取りを見ていた子翠
なかよくなってよかったぁ、お姉ちゃんも猫猫も友達少ないもんね
アニメ『薬屋のひとりごと』第43話より
子翠と仲がいいんですねと猫猫が聞くと、そう見えるか?と玉虫色の受け答えをする翠苓なのでした。
猫猫が気にしていたのはこの三つ
- なぜ猫猫をつれてきたのか?
- 翠苓と子翠の何が目的なのか?
- 彼女たちは何者なのか?
翠苓が薬の説明をしていいのか子翠に確認していた当たり、実は主導権は翠苓にないく子翠にあるのかもしれないと思ってしまいました。
まるで自分はこれから怖い目に合うような子翠に「行かないで」って言いたくなる
翌日、猫猫の下に届けられたのは大量の薬草の本。
外に見張りがいるから逃げようなどと思うなよと翠苓。本ががあれば逃げないと考える子翠でしたが……
それを見たキョウウは、無精だなぁすげえ偉そうだシェンメイ(神美)さまみたいだ
また、ずっと名家でいられるかわからないとキョウウにお手伝いをさせるのが、これから何かを失ってしまうことを示唆しているようでなんか怖く感じました。
髪型を整える際に再びかんざしのやり取り。かんざしをぞんざいに扱う猫猫に対し子翠は注意。なぜなら
職人の手が込んでいて見る人が見れば誰が注文したのかわかるから
それを昨日、子翠が欲しがったのは何故?壬氏が帝の弟だから?
猫猫もつぶして地金にするのはもったいないとは思っていたようですが。



うぅよかったねぇ壬氏くん…
ちょっと物足りないかなぁと自分のかんざしを付け加える子翠。
猫猫を守るためでもあるのでしょうか?
もはや教育というより虐待ともいえる内容に猫猫もびっくり。
猫猫には怖い目にあってほしくないからおとなしくしていてね言い残し、子翠は名残惜しそうに髪にふれて離れます。
猫猫の好奇心はババ…もとい窮地を招く?どうか無事に切り抜けてほしい
そのあと資料を見続けて6時間。



すごい集中力だな
窓を開けてみると目に入ってきた田園風景。
一部に違和感、貯蔵庫の横、四角く青い状態の稲が残っている。
キョウウに聞くと里長の古い倉庫、ネズミが入るから床の高い倉庫をつくって今は使われていないのだとか。
そこに行きたいという猫猫に対し、彼は抜け道を通り案内してくれる。
四角く残っている、昼夜ずっと光を浴びていたためと推理。薔薇を狂い咲きさせてみせた彼女の経験の下に。


そして翠苓の言葉を思い出し推理を深めていく
人体で試すには改良の余地あり→捕まえやすい小動物で試していた
貯蔵庫の中は薬の研究室っぽい様子で猫猫がめちゃくちゃ嬉しそうだった。



どんな時でもマッドサイエンティストの気持ちは忘れない君がすき
そこまではよかったけれど、ひょんなことから部屋の奥にフェイファ(飛発)を見つけてしまう
猫猫はここまでは予想していなかったらしくやらかしちゃった感じ。
そこには狩りのときに壬氏を襲ってきた暗殺者が使っていたのと同じフェイファ(飛発)が。
そんなとき、扉が明けられシェンメイ(神美)とアイラ。
なぜカギが開いていているのと詰問される兵?がかわいそうだった。開けっ放しにしていたとされるとたぶんひどい目に合うからでしょうね。
見つかってしまった時のキョウウの怯えようからシェンメイ、マジでやべえやつなんだなと怖くなりました。



ってか神がかって美しいとか名づけられて、厚化粧のBBAとか結構きついけど原作者先生もきらいなのかなシェンメイのこと……
アニメ『薬屋のひとりごと』第43話感想のまとめと気になる謎
いやーやばいです。猫猫が結構なピンチに陥っての幕引き。次回44話では、彼女がどうなってしまうのか非常に気になります。あとは子翠や翠苓の用事は一体何なのか。最後に出てきたしぇんめいがなかなか曲者っぽいけどいったいどんな悪女なのか楽しみ



ってか放送24時5分て( ´艸`)
ぼくはあきらめて翌朝に配信で見ることにしますが可能な方はぜひリアタイで!
43話で残された気になる謎は?
- 子翠は狐の面の裏に今年の願いを書いたのだろうか?書いたとしたら何を?
- 子翠はなぜ壬氏のかんざしをほしがったの?奪わないの?
- 子翠と翠苓は猫猫をさらったってことは薬を作らせたいの?
- キョウウの願いは一体なんだったの?
- しぇんめいが子翠の母親ってことでいいんだよね?
- ばばあがやたら恐れられる理由は何?
- アイラをなぜふぇいふぁの工房に連れてきたの?
っていうのが僕が気になった僕が気になった謎です。それにしても毎回謎が解き明かされてはまた気になる疑問がうかんでくるとても楽しい作品ですね!


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ついでに僕も応援してくれると嬉しい……
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アニメは小説版に準拠してるって聞いたことあるよ!!
『薬屋のひとりごと』第1期の範囲はこちら!!
『薬屋のひとりごと』第2期の範囲はこちら!?



3期だと思いがちだけど実は2期なんだよね……
もっと先が気になるんだよねって方は


薬屋のひとりごと (全15巻)
後宮内で大活躍の猫猫がその中でとどまらず活躍。羅のお嬢様になっていたりいなかったり…
壬氏と猫猫の関係もどうなっているのか気になるところ
僕はkindleで中途半端に買ってたけどちゃんと購入済みの巻ははじいてくれたから安心して買えました!!
『薬屋のひとりごと』マンガ作品
漫画版はなぜが2種類あるので絵柄の好みとかで選ぶといいかもです。



原作者先生もなんでかは知らんらしいよ!!
- よりミステリーに重きを置いたのがサンデー版(後宮謎解き手帳の方)
- 読みやすさキャラの可愛さ重視ならガンガンバージョン
っていうのが僕の印象でした!!