【フリーレン 32話 感想】シュタフェルのデートに隠された「言葉なき演出」と、北部高原が描く優しさの形

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アニメ『葬送のフリーレン』第32話「誰かの故郷」についての考察と感想

待ちに待ったシュタルクとフェルンのデート回であり、同時に新たな旅のステージ「北部高原」の幕開けとなる重要なエピソードでした。

今回の放送を見て、胸がいっぱいになったファンも多いはず。

しかし、この回には「ただのデート回」で片付けるには惜しすぎるほどの、緻密な演出と哲学が詰め込まれていました。

一人の熱狂的なファンとして今話の「神演出」を深く掘り下げていきます。

ソウカナ

ほんと、もう付き合っちゃえば良いのに

ポゥさん

もしザインがいたら飲んだくれてそうな回でもありました

目次

冒頭の「二匹の小鳥」が示した、シュタフェルの未来

冒頭、二匹の小鳥が飛び立つカットから物語は始まりました。

これは単なる風景描写ではありません。

これまで、師匠やフリーレンの「おまけ」として行動することが多かったシュタルクとフェルン。

そんな二人が、初めて自らの意志で、二人だけの時間を過ごすために一歩踏み出す。

あの小鳥たちは、巣立ちにも似た二人の関係性の変化を象徴していたのではないでしょうか。

「機嫌」が編み込む、フリーレンへの三つ編み

特に注目したいのが、フェルンがフリーレンに施した三つ編みの描写です。この作品は、言葉に頼らず「仕草」でキャラクターの心情を語ります。

  • 機嫌が悪い時: 編み方がどこか雑で、フリーレンが「やめてよ〜」と嫌がりながらやってもらっているような、落ち着かない質感。
  • デート後の三つ編み: 温泉上がりのシーン。フリーレンの髪は非常にディテールが細かく、一本一本が丁寧に編み込まれている。

デート中、思い通りにいかないことに寂しさを見せていたフェルン。

しかし、最終的に「二人で雲を眺める時間」を経て、彼女の心は穏やかに満たされたのでしょう。

「デート後の三つ編みの美しさ」こそが、彼女がシュタルクとの時間に納得し、幸せを感じていた何よりの証拠なのです。

ソウカナ

三つ編みを描き分ける製作陣は愛を感じたよね

ポゥさん

機嫌が良い三つ編みを作っているときのフェルンの表情も気になるところです

「共通の話題がない」という切なさを超えて

噴水での待ち合わせ。シュタルクがフェルンの着飾った服装を見て言葉を失う「間」が最高に贅沢でした。

ソウカナ

ザインが見てたら褒めろや!ってキレそう…

デート中、二人の共通の話題は「フリーレン」のことばかり。他に話すことがない事実に、少し寂しそうな表情を浮かべるフェルンが印象的です。

しかし、このデートの真の価値はこれにつきます。

「師匠の話」をしていた二人が、最後には「二人で雲を眺める時間」という独自の思い出を手に入れたこと

カップル割のアクセサリーを欲しがるフェルン。教わったデートコースをこなすのに必死で、彼女のサインに気づけないシュタルク。

この「ズレ」こそが初々しく、完璧じゃないからこそ愛おしい。

効率重視の現代社会では「無駄」とされるような時間が、二人の絆を確かなものにしていく過程に、多くの方は癒やされたのではないでしょうか?

ソウカナ

なんでもないような事が幸せなんだなぁ

ポゥさん

こんな初々しい二人を見た彼ならきっとこういうでしょう

「ヒンメルならそうした」アイゼンがシュタルクを拾った真意

アイゼンがシュタルクを拾った理由。それは「ヒンメルならそうしたから」

この一言に、かつての勇者パーティの愛の深さが凝縮されていました。ヒンメルのポーズが100種類もあったという笑い話の裏に、彼がいかに世界を愛し、仲間に愛されていたかが透けて見えます。

ソウカナ

ヒンフリの猫探しは絶対デートだったよね

ポゥさん

フリーレンの空気を読まない質問に対するヒンメルの回答や表情には愛を感じました

フェルンがハイターに引き取られて、フリーレンの弟子になった理由も同じ。とても彼女はシュタルクに強く共感を覚えた事でしょう。

デート後にフリーレンと温泉に入っているときの表情もとても柔らかく嬉そうなものでした。

フリーレンにとても丁寧な三つ編み施していることからも、フェルンにとってシュタルクと二人で出かけた一日がどれほど穏やかな余韻を残したかが分かりますね。

北部高原編始動:なぜあえて「険しい道」を選ぶのか?

後半、物語は一気にシリアスな「北部高原」へ。ここで描かれた戦闘シーンは圧巻でした。

  • 信頼の射線: 囮になったシュタルクごと魔物を撃ち抜くフリーレン。
  • 無言の連携: 「フェルンなら防御魔法を張る」という確信があるからこその一撃。

そして何より心に響いたのは、安全な海路ではなく、モンスターの強い陸路を選んだ理由です。

「北部高原を故郷とする人達がいるから」

効率や安全だけを考えれば、そこを避けるのが正解かもしれません。しかし、フリーレンたちは「誰かの故郷」を切り捨てない。

この作品が持つ「弱者や過ぎ去ったものへの徹底的な優しさ」が、新章の幕開けと共に改めて提示されました。

かつて、シュタルクと同様に海路でいいのでは?

と思ったフリーレンがヒンメルの言葉をしっかり受け止め次世代に伝えていく様子には心震えるものがありました。

ソウカナ

ヒンメルってすげえなぁほんとに

ポゥさん

他人を「言葉」で変えるのはとても大変な事ですからね

まとめ:結果ではなく「過程」を愛する物語

第32話は、デートの結果がどうなったかよりも、その道中で二人が何を思い、どう歩んだかという「過程」の美しさが際立つ回でした。

新たなステージ「北部高原」では、さらに厳しい戦いが予想されます。

しかし、今回のデートを経て少しだけ強固になった3人の絆があれば、どんな険路も乗り越えていける。そう確信させてくれる、素晴らしいエピソードでした。

ソウカナ

黄金郷も控えてるしめちゃくちゃ楽しみ

ポゥさん

アニオリ表現が多いので原作を読んだ人も楽しめるのがフリーレンの素敵なところですよね

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