第5話では蛇のオスカーが大活躍。ジークリンデと人狼との間には究極魔法というつながりがあることがわかりました。

何よりもオスカーがうらやましかった……
そしてシエルへの人狼の襲撃を受け、村人たちを抑えきれなくなりシエルたちファントムハイヴ家一行は村の滞在期限が明日の朝までに。そのうえ女王からの手紙……
そんな第5話の感想はこちらからどうぞ↓↓


ジークリンデの決定と女王の手紙に対応するため早急にシエルを正気に戻さないといけなくなってしまったセバスチャン。
彼はいったいどうやってシエルを正気に戻すのでしょうか?
非常に気になるところですが、簡単に言ってしまえば力技です。
とりあえず僕の感想は大まかにこんな感じです!!
- ヴォルフラムの苦悩とジークリンデの誓いは優しく美しい
- セバスチャンの本性とシエルの欲望はおぞましく美しい
- 珍しく殊勝な態度を見せるシエルがなんかかわいいし使用人との関係が素敵
- セバスチャンに託された2枚の手紙の内容がとんでもない!!
アニメ『黒執事 -緑の魔女編- 』第6話|解説と感想
失望の対象はもちろんあの情けない状態のシエル。



あの感じもかわいいっちゃかわいいけどね
セバスチャンにとっては面白くはないでしょう。普通のガキと契約していても。ただ、失望して食らっておしまいなんてことにはなりませんのでご安心ください。
それではここから解説を交えつつ感想を詳しく書いていきます!!
ヴォルフラムの苦悩とジークリンデの誓いは優しく美しい
ジークリンデは英語の本を読む。外の世界への興味は抑えきれない様子。明日の見送りについていってはダメかという彼女に対してダメだというヴォルフラム。
少しだけ外の世界が見たいというお嬢にヴォルフラムは苦悩
彼女の気持ちを想うが彼は彼女を守らなければならないという使命から逃れられず……
彼の様子を見て気持ちを抑えるジークリンデ。彼女はお前らを守って見せると誓うのでした
セバスチャンの本性とシエルの欲望はおぞましく美しい
夜遅く。シエルの部屋にやってきたセバスチャン。
その様子が普通じゃないと感じたのかフィニはシエルを庇おうと頑張りますがセバスチャンに引きずり出されてしまうのでした。
フィニは本気でもセバスチャンがびくともしなかったので少し疑問を抱いた様子でした
大人を怖がり布団に隠れるシエルに現実をたたきつけるセバスチャン
- 明朝村を出ていかないといけない
- 女王からの手紙
それを聞いても怖がるシエル。ファントムハイヴ(番犬)としての役目をも放棄してしまいそうなその様子にセバスチャンは失望
つまらない幕引き、犠牲になった存在があわれなどと言いながらシエルを食おうとしますが……
僕は死ぬのか、復讐も果たせないまま悪魔にすら見放されて?と言いながら彼の心の世界へ
チェスの間?シエルの心の世界。うずくまるシエルと問うシエル。
誰もお前に復讐なんて頼んでいないと甘言を吐く片割れにわかっていると答えるシエル。
わかっているならお前はなぜ復讐をしようとしている?僕を犠牲に手に入れた力で、お前があんな選択をしたせいで沢山の人が犠牲になった。とわれますが……
シエルが悪魔と契約したのは誰かのためではない。シエルが大きな犠牲を払い悪魔と契約したのは、誰にも負けない力を欲した理由はどうしようもなく利己的なもの
自身の汚辱を晴らすため自分のために悪魔の手を取った
「主人に向かってずいぶんな真似を」と目覚めの言葉を言うシエルにセバスチャンは何でもない様子で返事をする。
「これは失礼いたしました、あまりに寝汚くてございまして。おはようございますマイロード」
足蹴にして本気で食おうとしてただろと笑顔できくシエルと、笑顔で9割程度ですと返すセバスチャン
その後、お互いに毒を吐き合いうふうふ笑っている様子は二人の関係性を感じさせるものでした。
珍しく殊勝な態度を見せるシエルがなんかかわいいし使用人との関係が素敵
シエルはなぜ自分があんなことになってしまったのか説明をするとみんなを呼ぶように言いますがその必要はなく……
ドアの外で聞き耳を立てていたファントムハイヴ家使用人一同がなだれ込むのでした。
音は漏れておらず何も聞こえてないようでセバスチャンが悪魔だとはばれませんでした
喜びでシエルに飛びつこうとするフィニを止めるセバスチャン。



治ったばかりなのに壊れちゃうからね
シエルは世話をかけたなと手を差し伸のべ、その手をおそるおそる取るフィニの様子が尊い。
言わねばならないことがあるとシエルが謝罪
そのセリフを聞いた使用人一同は唖然としてしまいます。
呪いじゃしょうがないと行ってくれるみんなに情けない姿を見せないと誓う。その最初の命令はみんなを笑いを誘ってしまう。



昨日までの僕のことは忘れろって言われても無理だよね
まぁ使用人一同も言っていましたが彼の年齢的には昨日までが普通。
フィニのはちみつたっぷりのホットミルクをまた用意するという言葉に恥ずかしがる様子にはセバスチャンも失笑。
しかもかわいそうに昨日までの記憶があるんだとか。



酔っぱらったときのやらかしを忘れられる人ってうらやましいよね
でシエルが一瞬普通のこどもになってしまった理由は
なんでもない事が恐ろしく思えて自制が効かなくなったから
料理長曰く戦場でパニックになることがあるらしい。セバスチャンも精神攻撃も狙いのうちなのだと考えていました。
手紙の内容でわかりますが通常では考えられないものでした
セバスチャンがシエルに見せた2枚の手紙の内容がとんでもない!!
手紙の1枚目には一瞬暗号にも見える化学式が。
それは人狼の森の植物を何が汚染していたのかと、治療時に使われた魔法薬の成分分析の結果。
- C4H8Cl2S=マスタードガスの化学式
- NaOCl=次亜塩素酸ナトリウム(ソーダ)
マスタードガスは化学兵器として利用された毒ガス。ニンニクやホースラディッシュのような微かな臭気がある。吸入すると、肺水腫を起こすことがある。 眼に影響を与え、機能障害を生じることがあるのだとか。
次亜塩素酸は一時期除菌液でよく聞いたやつです。でも今回はテーブルの除菌とかではなく毒の除染。
マスタードガスを皮膚に暴露した場合は、0.5%次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いて除染した後、大量の水で洗浄する。なければ大量の水で洗浄するという対策をとるらしいです。
呪いの正体=化学兵器(マスタードガス)
と判明しましたが、究極魔法はいったいどんなものなのかとても心配です。
そして手紙の2枚目には女王の無茶な願いが
小さな魔女がうちにお茶に来てくれると嬉しいわ
アニメ『黒執事-緑の魔女編』第6話より
これにはさすがのシエルも苦笑い



ファントムハイヴ家は本当に大変だなぁ……
アニメ『黒執事 -緑の魔女編- 』第6話のまとめと気になる謎
ジークリンデ×ヴォルフラムvsシエル×セバスチャンの対比がすごい
美しくもゆがんだ主従関係をみせるジークリンデとヴォルフラムの一方で、シエルとセバスチャンのおぞましいんだか仲がいいんだかわからない主従関係の対比が楽しめました。
9割がた失望して食おうとする執事と目覚めてすぐに彼を足蹴にするシエル
こういう愛情表現?もある意味で美しいかもしれませんね。
あとは瘴気と魔法薬の正体が化学薬品だったということでこんなことを思いました。
- ジークリンデは化学=魔法だと洗脳?教育?されている可能性がある
- 緑の魔女と人狼の森は何かの研究施設である可能性がある
また、人狼からの目線がスコープっぽかったことをふまえると……
なのではないかと。僕は原作未読なのであくまで想像ですけどね。



もしそうだとすると村人たちはとんでもない厨二病……
最後に出てきた女王の無茶な依頼。ジークリンデを連れ出してこいという内容
ジークリンデが長いこと村に住んできたことを考えると結構な無茶ですが、幸いシエルの面倒を見る傍らでセバスチャンが執事についたことはジークリンデが外の世界に興味を強く抱かせるのには一役買っていたのかなぁと。
優しい魔女が村人たちを置いていけるかどうか…
気になる謎は?
- 人狼はもしかして人狼風の防護服を着た村人?
- ジークリンデは知らずに何か化学兵器を研究し続けている?
- 毒を散布された森をどうやって処理するの?
- ドイツにいるあいつっていつ出てくるの?
- ヴォルフラムはどうしてあんなに苦悩するの?情がわいたの?
次回以降、シエルはどうやってジークリンデを外に連れ出すのか気になります。またファントムハイヴ家使用人が勢ぞろいなことを考えるとアクションも期待できます。
いやー、マジで楽しみなかぎりですね!それではまた!!