前回はついにジークリンデが究極魔法を完成。外の世界にという願いもヴォルフラムに止められる。復活したシエルとセバスチャンの夜の誘いにのってしまいました。

もうおいて行かれるのは嫌だったのかもしれない
彼女が初めてみた村の外の世界は残酷。究極魔法は実はとんでもない毒ガスの化学式。それを魔女風のババアがサリンと名づけたところでの幕引き。
そんな第7話の感想は↓↓をどうぞ


実は人狼はただの張りぼてだったり、瘴気が化学兵器(毒ガス)だったり、自分の作ったものが最新鋭の毒ガスだったり、ととんでもない真実をたたきつけられたジークリンデ。
彼女は無事に外の世界にでることができるのでしょうか?
まぁシエルとセバスチャンがついていてしかもファントムハイヴ家使用人も勢ぞろいしているから大丈夫だとは思いますが。あとはセバスチャンがどんな風に暴れるのかも見ものです。


アニメ『黒執事 -緑の魔女編- 』第8話|解説と感想
衝撃の事実とジークリンデとババ様のすれ違いがひどい
高笑いするババ様。彼女の口から語られた衝撃の事実は
ジークリンデ・サリヴァンはババ様の娘だということ
そしてババ様にとってはジークリンデは愛しい人そのもの。娘ではなく自分が愛した天才科学者の代わり。



ジークリンデに対する愛なんてまったくないんだよなぁ
ババ様の願いは究極の化学兵器を生み出すこと。だからジークリンデの↓こんな苦悩を理解できない。
- 自分が作っていたものは魔法でなく毒ガス
- 村人を守るためじゃなく誰かを殺すための兵器を作っていたこと
- みんなが自分をだましていたという事実
ジークリンデが泣く理由もわからずかなりずれた慰めの言葉をかけます。それはまるで
最高の頭脳をもつジークリンデに、研究に没頭できる環境与えてやっただろうとでも言わんばかりに
究極の化学兵器ができたから泣くのはおよしってどんな母親だよ。と言いたくなったのは僕だけではないでしょう…
ってかジークリンデの母親にしてはババ様ずいぶん老け込んでいるけれどなんで?
と気になったところでババ様の過去話に
娘の人生をささげた計画は最悪。ババ様が愛したのはあくまで「頭脳」
13年前、ババ様は軍事計画に参加していました。



その頃はまだ美人だったのに……
それはマスタードガスの兵器運用を目的とした軍事計画
一人の天才による安全な合成法の確立。その天才がジークリンデの父親。
何もかも順調だったが不慮の事故で彼は帰らぬ人
普通の人ならそんな姿になってしまった自分を嘆いたり、愛しい彼が死んでしまったことを悲しんだりすると思いますが……
ですが、やることはやっていたようでババ様には彼の子供が



優秀な遺伝子を欲しがるところだけはジークリンデに似てんな
生まれてきたジークリンデはまさに天才
- 3歳で文字をすべて理解
- マスタードガスの合成法を理解
それをみてババ様は愛する人が、頭脳が帰ってきたと確信



いやいやあんた違う人だからね
ババ様が政府に掛け合い発足した「究極の兵器開発を目的とした天才の育成計画」
ジークリンデを幻想の中に閉じ込め自発的に研究させる計画
- 俗世から隔離するために新たな村を用意
- 望むべくしてこの環境に身を置けるよう耽溺できる世界観を構築
- 緑の魔女という特別な存在として使命を与える
こんな状況に置かれたら天才でも精神性は幼いジークリンデは新兵器を10年かからずに開発してしまってもおかしくはありません。
ババ様に計画は成功したといわれ泣きわめくジークリンデ。
お嬢と言いながら駆けつけるヴォルフラムでしたが、ジークリンデに「嘘つき!」と言われ本当にショックを受けた様子でした。
緊急警報がでて彼女の部屋に駆け付けた様子を見てもわかるとおり彼だけは「ジークリンデ自身」を心配していたでしょうからその時のダメージは大きかったことでしょう。
まぁ、ジークリンデの受けた心の傷を考えたら大したことはありませんけれど。
- 自分を生んだ母親に愛など注がれていなかったこと
- 今まで自分が暮らしてきた環境がすべて作り物だったこと
そんな事実を同時にたたきつけられたらと思うと心が苦しくなります
ジークリンデの選択を導いたシエルの優しさに感動!!
兵器開発のために足をつぶし、使命だと脅しそれが親のすることか、子供は親の道具じゃないと拳銃を天井に向かって打ちちゅういを引き、ジークリンデをを抱えて駆け出すシエル



白馬の王子様かな、僕なら惚れてまうわ
シエルとジークリンデはリフトに乗って工場を脱出。セバスチャンはリフトに乗らず後始末。
階段を駆け上がるヴォルフラムとヒルデが館で遭遇した際のやり取りからわかったのは
- ヴォルフラムと村の住人たちは軍人
- 緑の魔女の執事たる役割は有事の際に緑の魔女を始末すること
ヴォルフラムは敬礼し承服しますが、一瞬、歯を食いしばる様子を見せていました。



これきっと裏切るね。うんうん。
夜の村に潜んでいたファントムハイブ家一同は合図とともに動き出す。
森の中でのシエルとジークリンデのやり取り。傷心の彼女に問うた内容はかなり厳しいもの
- それでも外の世界に行くか
- 今ここで楽になるか
11歳の子がするにはあまりに重たい選択肢です。そのまま行けば楽になることを選んでしまいそうなジークリンデにシエルが与えたのは未来への展望
科学者として人を救う薬を作っていくこと
シエルは厳しい口調ながらも彼女にとてもやさしい言葉をかけてくれているように感じられました。
セバスチャンを心配する彼女に「心配するな僕の執事は有能なんだ」というセリフ。セバスチャンへの絶対の信頼が素晴らしいです。
あっさりと片づけられ燃やされる最後。ずるいオオカミさんたちにはお似合いなのかな……
地下の工場に残ったセバスチャンと人狼たちの戦闘。
だってあくまで執事ですからね。英国が毒耐性のある兵の育成に成功したわけではないんです。



サクッと人狼たちをコロコロしちゃったセバスチャンさすが
ババ様がマスタードガスをつかって処される様子はまさに因果応報といった感じ。
人間とは本当に面白い生き物ですねと感心しながらもサクッとやってしまうセバスチャンには軽く恐怖を覚えてしまいます。



でもセバスチャンの息で逝けるなら本望じゃないか?
そしてシエルの事前の指示に従い究極の化学兵器の生成法のすべてを抹消。
セバスチャンのつけた炎により研究所は燃え上がるのでした
怖いおおかみさんたちはあっけなく退治されましたとさ。
やっぱりヴォルフラムは優しいけれど美人さんたちは怖い!!
森ではシエルとジークリンデがファントムハイヴ家使用人たちと無事に合流できて一安心。二手に分かれて森を脱出するようですがそれにはもちろん邪魔が入りそうな様子。
ヒルデたちはマスタードガス噴霧する作戦を立てていたようですが中止に
新型ガスの生成方法を焼失してしまいジークリンデを消すわけにはいかないから
毒ガス噴霧作戦の中止を提案したヴォルフラムがホッと一息ついていたのが印象的でした。
ちなみにヒルデは少佐、アンネは遊撃部隊の隊長、あと遊撃部隊の隊長がもう一人



なんかいつも出てたからぴちっとした軍服着るとすごくえっちだ……
なんだか美人ぞろいの軍隊さんたちは殺意マシマシ。次回、新型兵器が火を噴くようです
アニメ『黒執事 -緑の魔女編- 』第8話のまとめと気になる謎
ジークリンデが知ってしまった村の真実。
まだ幼いうちに気づくことができたのは唯一の救いなのかもしれません。
もうちょっとたってからお前の生きてきた世界はすべて作り物、嘘だったと知ってしまったら廃人になるか死にたくなるでしょうから……
娘の「頭脳」を信じて最良の環境を与えたババ様は行き過ぎた教育ママともいえそうですが彼女が見ていたのはあくまで「頭脳」でありそこには「娘の」は存在していなかったんでしょうね。
とにかくジークリンデが生きることを決断してくれてよかったです。あとは無事にヴォルフツシルトから逃げるだけ。無事にヒルデたちから逃げ切れるといいのですが……



ついに僕の推し。メイリンの活躍がみられる??
次回以降の気になるところは?
- はじまったか?と言っていた人は誰なの?
- 今回もアンダーテイカーがなにかしら関わっているの?
- 国をあげた研究つぶしたら戦争にならない?大丈夫?
- 新型兵器っていったいどんなやつ?
- ヴォルフラムは結局どっちにつくのさ?
といったところ。早くジークリンデが女王とお茶会をしている様子が見たいなぁ。

