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最近、層が厚くめちゃくちゃ熱いアニメ界隈ですが、2025年の夏期のアニメもやっぱり熱い。

その中でも前評判の高いサイレントウィッチ初回からすごかったよ
やはり第1話で気になるのは
主人公のモニカってどんな人物なの?
簡単に言ってしまうと、モニカは数学好きの魔術の天才だけど私生活が全然ダメなかわいそうでかわいく、それでいてめちゃくちゃかっこいいところのある魅力的な少女。
無詠唱魔術が使えるものが存在しない世界観で彼女だけが無詠唱魔術を使えるようになった斜め上の理由もまた見どころとなった第1話でした。
今回の大まかな感想はこんな感じ
- ケルベック伯爵領の悲劇!?窮地に陥ったイザベルを救うのはローブ少女?
- 魔女の少女と黒猫の組み合わせってやっぱり素敵
- 他人から絶賛され恥ずかしがるモニカ。よく今までバレなかったな……
- モニカが無詠唱魔術に行きついた斜めうえさ加減が『天才』っぽい
- ルイスは超絶人見知り(モニカ)に学園潜入を依頼する鬼畜?
- モニカにフェリクス王子の護衛をお願いしたのは『地味』だからってひどい
- モニカの現実逃避はフィボナッチ数列の歌。ってどんだけ数学好きなの⁉
- イザベルを救った時のモニカ(サイレントウィッチver)がめちゃくちゃかっこいい
アニメ『サイレントウィッチ』第1話|解説と感想
ケルベック伯爵領の悲劇!?窮地に陥ったイザベルを救うのはローブ少女?
戦闘シーンから開始。魔法使いたちは皆杖を使い、詠唱を唱えて魔術を行使する様子が写されます。



いきなり臨場感あふれる戦場でひやひやした
たくさんの翼竜たちが騎士たちに襲いかかる。陣形を使いうまく戦うけれど、魔術がうまいところに当たらず仕留めるのに苦戦。
それでも何とか均衡を維持していたように見えましたが……
そこにやってきた不穏な影……黒龍が現れてしまったのです
リディル王国ケルベック伯爵領は長年『竜害』と対峙し続けてきたとか。
伯爵家は竜との戦いの歴史。その中でも黒竜がでてくると大災害に……
黒竜が歴史に登場したのは過去に2回。その時は街が複数消えたらしい
シーンは戦場から領主館へ。残されたイザベルがバルコニーから戦場の様子を見守っていました。
ケルベック伯爵の娘であるイザベルはメイドに非難を促されるも
お父様と騎士たちが戦っているのです。娘の私が民を見捨て逃げるなどあってはならないことですわ。たとえこの身がケルベックの地についえようとも
『サイレントウィッチ-沈黙の魔女の隠し事-』アニメ第1話より
まさにノブレスオブリージュ。覚悟の決まったセリフでした。



血を残すという意味では不正解かもだけど……
そのやり取りの背後で描かれたのはローブをはおり、身長よりも背の高い杖を持った少女
その後姿はとても小柄で。それでいてとても印象的だった。
魔女の少女と黒猫の組み合わせってやっぱり素敵
その三か月後。ものすごくきれいな小川が映され、【そこが自然のあふれた土地】だと印象づけられました。
そのあとに出てきた木造の家。こじんまりしたその家には本があふれ、柱にたくさんの紙。床にも散らばる紙。
テーブルに突っ伏す様に眠る少女と、ロフトの手すりにうずくまる黒猫。それが主人公のモニカ、使い魔のネロ。



やっぱり魔女のお供は黒猫だよね
それだけで、モニカがとても研究熱心だけど私生活のほうはずぼらなのだととても伝わってきます。
そんなモニカの家に食料を運んできてくれた少女。おそらく近くの村に住む女の子。
「久しぶり」というセリフやネロの名前を知っていることからいつもモニカがお世話になっていることがわかります。
散らかっているのが気になった少女に「この紙の束大事なもの?捨てていいもの」と聞かれるがモニカにとって全部大事なものらしいです。



あれ、年下のお母さんかな?
他人から絶賛され恥ずかしがるモニカ。よく今までバレなかったな……
フーンと話を変えて、少女が世間話で切り出したのは
東の国境が竜害のこと。翼竜が群れをなして人里を襲撃。それを統率していたのがオーガン黒竜。
伝説の悪名高いオーガンの黒竜と少女が言葉を出す際、黒猫のネロがクローズアップされます。



黒猫のネロ=オーガンの黒竜?ってことかな?
そこに7賢人の一人が派遣。それが最年少の7賢人『沈黙の魔女』
彼女は大災害である黒竜の竜害を一人で撃退してしまったんだとか。
その話を聞かされている時のもじもじしてるモニカ……



よく今までばれなかったなと感心
沈黙の魔女は唯一、無詠唱の魔法の使い手。これだけ聞くとめちゃくちゃ凄い魔女なのだけど……
かっこいいよねという少女に照れたのか、話を早く終わらせたいのか多めにお金を渡すモニカ。
モニカは仕事と聞かれて応えたのは『計算』
数学の博士ってことに落ち着いたものの、会話の流れで同僚が来てしまったことを悟るモニカ。ものすごく震えだしてしまう。



どれだけ怖いのよ同僚が……
声をきいて震えあがったモニカは思わず扉を閉めてしまう。無理やり扉を開けて入ってくるルイス。
そんなモニカをおいて出て行ってしまう村人の少女
モニカが無詠唱魔術に行きついた斜めうえさ加減が『天才』っぽい
お久しぶりですと何とか会話を始めるモニカ。
魔術を使い急いで整理整頓。年期の入ったパーコレーターが火にかけられる。



モニカはまだ若いし、お父さんの形見とかかな?
そこでナレーション。語られたのは
- 人は詠唱なくして魔力を扱うことはできない
- その不可能を可能にしてしまった一人の天才=モニカ・エヴァレット
- モニカが無詠唱魔法にたどり着いたのは『超絶人見知りであがり症』だから
彼女の人見知りっぷりは本当にすごい。
面識ない人に痙攣し声を発することすらできなくなり、最悪吐くか卒倒、魔術詠唱なんてできるわけがないレベル
詠唱できないから無詠唱というとんでもない理論。その斜め上の努力で、とんとん拍子に7賢人に。



整理しながらコーヒーも言えるとか器用に魔力を使うなぁモニカは
山小屋の映像はとてもきれいに描かれており、イングリッシュガーデンみたいな感じで素敵でした。
ルイスは超絶人見知り(モニカ)に学園潜入を依頼する鬼畜?
相変わらず才能を無駄遣いしまくっているのですね同期どの
『サイレントウィッチ-沈黙の魔女の隠し事-』アニメ第1話より
ほめてるんだかけなしてるんだかわからないルイスはリンというメイドさん?にが命じて防音結界を作ってもらっていました。
その時写された7賢人だけが持てる杖が物干しざおの代わりにされていたのが印象的でした。



あれ?この人詠唱してないやん!!
って一瞬思ってしまいましたが、その時のモニカのセリフからわかるのは
- リンは人ではなく上位精霊であるということ
- 精霊たちは人と違い魔術を使わずに魔力を行使できるということ
- モニカも『無詠唱』で魔術を構築し魔力を行使するというプロセスをへているということ
- モニカは無詠唱魔術を完成させたいわけではなかった?ぽいこと
ルイスがモニカの下にやってきた理由は頼みたいことがあったから。
ルイスは第一王子派にもかかわらず、国王陛下の密命をうけて第2王子の護衛をしているらしいのです。
王はなぜルイスに第2王子の護衛を命じたのか気になるところ
それを推し量るのは不敬になるとルイスは語らず。



ちなみに第二王子はフェリクスって名前
護衛の詳細は下記の通り
- 第2王子に気づかれないように護衛せよと無茶な命令を受けたらしい
- 全寮制のフェリクスは全寮制のセレンディア学園に通っている
- 学園に潜入するのが妥当だがルイスにはできない(知名度と美貌のせいで)
セレンディア学園は第二王子派筆頭のクロックフォード公爵の息がかかっているとか。
そこでルイスが用意したのは結界の魔道具。
その魔道具は対になっているブローチで、危険察知、小範囲の物理&魔術の防壁、追跡と伝令の複合結界が込められていました
王族の監視をするような魔道具。バレたら怒られるんじゃとまじめなモニカに送ったルイスの名言
ばれなきゃいいんですよ。ばれなきゃ
『サイレントウィッチ-沈黙の魔女の隠し事-』アニメ第1話より
プレゼントという体で王からフェリクスに対のブローチを渡してもらったら送った翌日に砕けるという不幸
不眠不休で一週間が一日で!愛する妻に合うのも我慢して作った一品だと笑顔で語るルイスはめちゃくちゃ怒りを抑えていました。
魔道具が壊れたのにも関わらず第2王子は無事。何事もなく、不注意でブローチを割ってしまったのだとか
考えられるのは
- 命が危険にさらされるほどの事故にでもあったか?
- 魔道具を持たせた誰かに攻撃して故意に壊したか?
- 魔道具が不良品だったか?
でもルイスは七賢人に選ばれるほどの腕のいい結界の魔術師。
不良品の可能性は限りなく低く、無事であったことから事故の線も薄い……
今後この事実がどう物語に影響してくるのか気になってしまいました。
と、そこまでの前提を話してモニカにお願いしたかったのは
ちょっと私の代わりに学園に潜入して殿下を護衛してきてください
『サイレントウィッチ-沈黙の魔女の隠し事-』アニメ第1話より



極度の人見知りに無茶な依頼をする男だこと……
モニカにフェリクス王子の護衛をお願いしたのは『地味』だから
何でモニカにそれを頼むのかそれはこの理由から
- 社交界にも出ず式典でもフードを深くかぶって顔を知られていないから
- こんな地味な小娘が7賢人だなんて誰もおもわないから



言い方がひどい……
モニカは「でででででも」と断ろうとするも、無詠唱魔術は内密の護衛に最適と詰められる。
なおも、むりなんですぅと拒絶しようとするモニカに、アナタの仕事といえば引きこもって紙に向かってばかりと責めるように言うルイス
三か月前に竜討伐をしたと主張するモニカでしたがその間にルイスは10回は竜討伐しているらしい……



あぁルイスを見つめるリンの無感情な目がたまらない
そんなこんなで7賢人として仕事をしろと押し付けられるモニカでした。
そもそもルイスは第二王子護衛に関して陛下に一任されており、モニカは拒否権はないらしい



最初からそう言えばいいのに完全に逃げ道をなくしてくるルイス怖い
具体的な作戦については今は亡きケルベック伯爵前夫人の養子という設定で潜入するというもの。
そのカバーストーリーでは、後ろ盾を失ったその少女が意地悪な伯爵令嬢にうとまれ使用人としてこき使われていたというとてもかわいそうな物語。
それを聞いたモニカは本気でその少女を心配するけれど……
そのかわいそうな少女がモニカ演じる役目
その伯爵令嬢のセレンディア学園の入学が決まり世話係として一緒に編入させれてしまうという設定。



呆然としながら話を聞いていたモニカが可愛い
モニカがわからないのは王子の顔か『王子=かっこいい』という感性か
ルイスが帰った後の夜、モニカはテーブルに座り呆然とし続けていました。
そんな彼女を黒猫のネロは「ほらお前の大好きな肉球だぞ」と励ます



ネロちゃんしゃべるんだなぁ。かわええ
王子様の護衛なんて無理だと泣く彼女にネロは逃げちまえばいいといいますが……
ルイスは相当な粘着質なようで逃げ切るのは不可能なのだという
手袋の下には殴りダコがあるらしく、背後に炎、腕を広げるルイスの映像は本当に怖かった



それはもうモニカがおびえるのもよくわかる。
ネロは前向きに考えようと応援。その理由が
王子様=すっげえかっこいい
ネロはダスティンギュンターという人が描く物語が好きでよく知っているらしい。



文字も読めるとか使い魔すげぇな
よくわかんないというモニカでしたが、王子がいるであろう式典にも出ていた彼女が王子の顔をよく知らない理由は
式典でもずっと目をとじていたから
ネロに指摘されたのは護衛対象の顔がわからないという致命的な事実……



さすがモニカ心配事も斜め上。王子にも興味ないとか素敵
彼女は王子の顔がわからないというより、王子=かっこいいという感性がわからなそうでした。
モニカの現実逃避はフィボナッチ数列の歌。ってどんだけ数学好きなの⁉
翌朝?モニカがファンシーな世界へ。とてもかわいい歌が流れる。その歌詞がコレ
1年目の冬、1匹売られ
2年目の冬、1匹売られ
3年目の冬、2匹売られ
4年目の冬、3匹売られ
5年目の冬、5匹生まれた
6年目が8匹ならば、10年目に売られた豚はさて何匹
55匹
『サイレントウィッチ-沈黙の魔女の隠し事-』アニメ第1話より
なんか豚さんに囲まれて歌



なんだこれーかわえーってフィボナッチ数列やんけ……
フィボナッチ数列と黄金比。モニカにとっては大切な事っぽいので覚えておきましょう
ちなみにこの歌はモニカの現実逃避。
画期的な着地方法のご提案がというリンに断るルイス
家にたどり着いたルイスは妻のロザリーにただいま戻りましたというも彼女は無視
モニカの不健康な見た目が気になって仕方なく、診察を開始
診断結果はモニカは栄養失調、貧血の症状あり。16歳でやせすぎ
患者の対応が最優先だとルイスへの挨拶もおざなり



なろう版よりもルイスが無下に扱われていてルイスに好感が持てたよ
人前に出られる状態になったモニカは、なんかほくほく。
そこにルイスが客人に挨拶をしてもらいましょうと連れてきたのはケルベック伯爵令嬢
あの設定ではご迷惑をかけるのではというモニカだったけどケルベック伯爵は沈黙の魔女様のためならばとノリノリ
ケルベック伯爵領はモニカが冒頭ででてきたオーガンの黒竜から守った地域でした
そしてやってきたいかにも悪役令嬢というようないでたちの、イザベル・ノートン
その第一声は「ごきげんよう。あらモニカおば様。相も変わらず貧相な身なり……」
毎日欠かさず、発声練習もしてきたという。
改めてケルベック伯爵領を代表して感謝の念の伝えるイザベルにとてもいい子だと伝わってきました。



迫真の演技からの切り替えがすごすぎて気持ちがついていけない( ´艸`)
イザベルを救った時のモニカ(サイレントウィッチver)がめちゃくちゃかっこいい
イザベルに初見のモニカはもちろんついていけるはずもなく声すら出ない様子。
気にしませんわ。モニカお姉さまは誰よりも強くて勇敢なお方であると知っていますから。
『サイレントウィッチ-沈黙の魔女の隠し事-』アニメ第1話より
イザベルの優しいセリフと共に冒頭に出てきた竜退治の回想シーンが展開
自分のメイドであるアガサを非難させるため暇を出すというイザベルと最後までお供しますという涙ぐましいやり取りをしているところにアガサの弟が急ぎ運んできたのは
王都からきた魔女、沈黙の魔女が一人で黒竜を撃退といううれしい知らせ
そのおかげで死傷者はゼロ
落ち着いたかと思いきや統率を失った翼竜たちが街を襲い始めます。
イザベルが飛竜に食われる寸前にところでモニカが魔術で討伐し一命をとりとめるのです。
そしてイザベルが顔を上げるとそこには幻想的な光景が繰り広げられる
魔力の残滓?光をまとうローブ姿の魔女
空中に描かれた魔術式から降りてくる荘厳な扉
警戒したのか扉の周りに集まる翼竜たち
人差し指を口の前にあてがい杖をふる
扉が開き空に次々と展開されていく数多の魔術式
モニカが手を下ろし降り注いでいく光の槍
光の槍は翼竜たちをせん滅する
『サイレントウィッチ-沈黙の魔女の隠し事-』アニメ第1話より
その光景は神話でも見ているのではないかと感じるほど。
沈黙の魔女の後姿を熱心に眺めていた人影がいったい誰なのか?
すごく気になりました。でもそれよりもモニカの戦闘シーンに流れるナレーションがめちゃくちゃかっこいい
魔力を行使して奇跡を起す、
詠唱によって魔術式を編み、
魔力を行使する術を魔術という
人は詠唱なくして魔術を扱うことはできない
ところがその不可能を可能にしてしまった一人の天才がいた
名をモニカエヴァレット
リディル王国における魔術師の頂点
7賢人がひとり「沈黙の魔女」
史上初めて無詠唱魔術を編み出した魔術師である
『サイレントウィッチ-沈黙の魔女の隠し事-』アニメ第1話より
オーガンの黒竜だけでなく、翼竜たちもたった一人で、しかも街に被害が出ないよう風で翼竜たちを運び、何も言わずにその場をさる



何そのかっこいい英雄!そりゃイザベルもシイタケ目になる
ぐいぐい来るイザベルにタジタジのモニカ
私お姉さまが疑われることがないよう、お姉さまを徹底的にいびっていびっていびりぬきますので安心して殿下の声に専念してくださいませねー!!
『サイレントウィッチ-沈黙の魔女の隠し事-』アニメ第1話より



いや、これは人見知りでなくてもタジタジになるよね
まとめ
第1話感想まとめ|モニカは戦闘と私生活にギャップのある魅力的な魔女
いやーモニカ。第一話の最後の戦闘シーンは本当にすごかった。いろいろな技術を駆使しているんでしょうけど、本当に作画も美しくて幻想的。ただもし彼女がこれで完璧な淑女だったとしたら面白味にかけたのかもしれません。
人間が無詠唱で魔術を使うことができない世界で、無詠唱魔術に至ったまさかの理由。とても夢のあるお話でした。根暗陰キャボッチでも活躍できる世界線がそこには確かにある。
さてさて、人見知りの彼女が学園に潜入してどんな珍事を起こしていくのか楽しみで仕方ありません。
気になる疑問は?
下記は今回見ていて出てきた気になる謎です
- 黒猫のネロの正体はオーガンの黒竜ってことなの?
- 王はなぜ第1王子派のルイスに第2王子の護衛を命じたの?
- モニカの竜討伐中に後ろから熱心に眺めていたのは誰なの?
- そもそもなんでそこまでモニカはあそこまで人見知りになったの?
2025年夏期のアニメはまだ始まったばかり!ちょっと感想記事は出遅れましたが私ソウカナは『サイレントウィッチ-沈黙の魔女の隠し事-』をこれから必死に追いかけていくのでよろしくお願いします!!