【葬送のフリーレン 31話 感想】効率より思い出を。シュタルクが秘湯にこだわった理由に涙する

『葬送のフリーレン』第31話。 美しい森の景色から始まった今回は、一見すると「日常の箸休め回」に見えるかもしれません。

しかし、その中身は「旅における"無駄"の愛おしさ」が凝縮された、涙腺と笑いのツボを同時に刺激する神回でした。

村がなくなり、ポツンと残されたブランコ。 誰も乗っていないその風景が醸し出す「物悲しさ」と、そこにある「かつての温かみ」

本記事では、シュタルクとアイゼンの絆、そしてフリーレンのフェルンへの解像度の高さについて、オタク全開で語り尽くします。

アニメ『葬送のフリーレン』
カテゴリーファンタジー・ハートフル
TV放送時期1期2023年秋アニメ
2期2026年冬アニメ
制作会社マッドハウス
監督1期:斎藤圭一郎
2期:北川朋哉
原作山田鐘人・アベツカサ

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目次

「実にくだらない」が最高の褒め言葉。アイゼンとシュタルクの絆

今回のハイライトは、なんといってもシュタルクが危険な山道を越えてまで「秘湯」に行きたがった理由です。

効率を捨てて「思い出」を拾う旅

巨大なトカゲ(?)の囮にされ、散々な目に遭って辿り着いた先は、足首までしかない浅すぎる秘湯でした。 普通なら「時間の無駄だった」と怒ってもいい場面。でも、シュタルクの動機を知ると景色が一変します。

アイゼンが『実にくだらない』と語った時の様子が、とても嬉しそうだったから

これ、ぐっときませんか?

合理主義や効率が求められる現代を生きる僕らにとって「大切な人が笑って話していた景色を、自分も見てみたい」その動機だけで動けるシュタルクの純粋さが尊い。

結果が「浅いお湯」というオチも最高です。 完璧な絶景よりも、「あそこ、全然お湯なくて笑ったよね」という「語り草(思い出)」こそが、彼らにとっての宝物になる。 アイゼンの不器用な愛が、シュタルクの中にしっかりと息づいていることを確認できた名シーンでした。

フリーレンの「おばあちゃん感」とフェルンへの愛

一方で、フリーレンの愛らしさと「師匠としての顔」のギャップも凄まじかったですね。

ガリガリ君(?)を食べる大魔法使い

温泉上がりに氷菓子を食べるフリーレン。 完全にお風呂上がりの子供…いや、孫と遊びに来たおばあちゃんの貫禄がありました。 険しい山道での不盤顔から一転、湯に浸かってふやけている顔の緩急。作画スタッフのフリーレンへの愛を感じずにはいられません。

察してちゃんフェルンへの「高解像度」

個人的にグッときたのは、フリーレンがシュタルクにフェルンの好きな場所を案内するシーンです。

「私が何を求めているか察してほしい」という、乙女心全開でめんどくさい(褒め言葉)フェルン。 困惑してデートに誘ってしまったシュタルク。彼が助けを求めたのはフリーレン。彼女はフェルンが何を好きなのかを理解していました。

たとえそれがハイターからの入れ知恵だったとしても、長い時間を共に過ごし「あの子はこれが好き」と迷いなく言える関係性。 ただのドライな師弟関係ではない、家族のような絆がそこにありました。

【願望】もしも「あの声」がフランメだったら…

最後に一つだけ、厄介なオタクの妄想を語らせてください。 フリーレンがデートの定義をフェルンに語ってるこのセリフ…

気心の知れた異性と二人きりで出かけたら、それはデートになるんだよ

あれ、もしもフランメの声で再生されていたら…と想像してしまいませんでしたか?

田中敦子さんが声優を務めたフランメ。 彼女のカッコよくてどこか艶っぽい声で、あんなセリフを聞くことができたのなら…

ソウカナ

僕の情緒は崩壊寸前だよ

叶わない願いですが、フリーレンが昔を懐かしむ瞬間に、フランメの影を感じるとどうしても胸が熱くなってしまいます。

ソウカナ

あぁ…モトコ……

ポゥさん

ソウカナ氏…違うアニメですよ……

今でもまだ僕たちの胸に彼女の声は生き続けているというのはとても偉大ですし素敵なことですよね。

賛否両論!?フリーレンが「三日三晩泣き喚いた」アニオリシーンに僕が「制作陣の愛」を感じた理由

画像引用元:『葬送のフリーレン』アニメ公式サイト

第31話で特に話題になったのが、フリーレンが三日三晩泣き喚いたという、アニメオリジナル描写です。

ポゥさん

ちなみに漫画では一コマのシーンでした

ソウカナ

いや〜あの泣きっぷりはひどかった(笑)

SNSなどでは「フリーレンはこんなに感情的じゃない」「キャラ崩壊だ(解釈違い)」という賛否両論の声も見かけました。

しかし、僕はあの泣き喚く姿にこそ、アニメ制作陣の深い「フリーレン愛」と「解釈の一致」を感じてしまったのです。

「あのヒンメル」ですら恐れたギャン泣き

まず思い出してほしいのが、勇者ヒンメルのリアクションです。

逃げる時でさえどこか楽しそうな彼が、本気でフリーレンのギャン泣きを怖がっていました。

普段はクールでドライな彼女が、ヒンメルにそこまで言わせるほどの姿。

それを映像として正しく出力すると、あの「なりふり構わない子供のようなギャン泣き」になるのではないでしょうか?

制作陣はキャラを崩したのではなく、「ヒンメルたちだけが知っていたフリーレンのダメな一面」を、僕たちに見せてくれたのだと思います。

感情の起伏が乏しいからこその「大爆発」

また、心理的な側面から見てもあの描写は腑に落ちます。

フリーレンは1000年以上生きており、普段は感情の波が非常に穏やかです。

しかし、それは感情がないのではなく、「出力する回路が普段閉じているだけ」なのではないでしょうか。

  • 普段あまりに感情を出さない反動
  • 処理しきれなくなった感情が一気に決壊する

僕たち人間でも、普段我慢強い人がふとした拍子に「突然泣きたくなる」「堰を切ったように感情が溢れる」ことってありますよね。

そう考えれば受け入れられるのではないでしょうか?

完璧じゃないから、愛おしい

あの大魔法使いが、床を転げ回って駄々をこねる。

その姿に、僕は彼女の「人間味(エルフですが)」を強く感じて嬉しくなりました。

ただの冷徹な強者ではなく、面倒くさくて、子供っぽくて、どうしようもない欠点がある。だからこそ、かつてのヒンメルたちも、彼女を放っておけなかったのでしょう。

ソウカナ

フェルンとシュタルクが彼女を慕っているのもそういうダメなところがあるからかもしれないね

賛否はあるかもしれませんが、僕にとってはフリーレンというキャラの深み(と可愛げ)が増した、最高のアニオリ演出でした。

ポゥさん

嫌だなと感じた人もそれはそれで間違いではありません

ソウカナ

そうだね。あくまでこれは僕個人の感想だもんね!

まとめ:31話は「徒労」こそが冒険だと教えてくれる

『葬送のフリーレン』第31話の感想まとめです。

  • シュタルクの秘湯への執着は、アイゼンへの愛そのもの。
  • 浅いお湯も、トカゲとの戦いも、全ては未来の「笑い話」になる。
  • フリーレンのフェルン理解度はカンストしている。まるで母娘。
  • シュタフェルの初々しい悩みは、世界を救うくらい尊い。

効率よくクリアすることだけが人生じゃない。

回り道をして、くだらないことで笑い合う時間こそが「生きている」証拠なんだと、改めて気付かされる癒やしの回でした。

皆さんは今回の31話、どのシーンが一番心に残りましたか? 僕はやっぱり、嬉しそうに語るアイゼンの回想シーンで涙腺が緩みました。ぜひコメントで感想を聞かせてください!

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