アニメ『薬屋のひとりごと』第2期でやたらと出てくる簪(かんざし)
今の日本でも装飾品として使われることもありますが、この作中ではかなり重要なものとして描かれています。
かんざしの意味を改めて把握してもらってアニメ『薬屋のひとりごと』第2期をより楽しんでもらえたらうれしいです!!

簪の基本情報と文化的背景
簪とは?後宮での役割と象徴的な意味
簪(かんざし)は、髪を固定するための装飾品として古くから使用されてきましたが、それ以上に身分や地位を象徴するステータスを示す役割を持っています。後宮では、簪は「庇護」「身分」「求愛」の象徴として重要な意味を持ち、贈る側と受け取る側の関係性を示すアイテムとして使われることがあったそうな。
『薬屋のひとりごと』は中華風ファンタジーの世界観を背景にしており、簪はその文化的背景を反映した象徴的なアイテムです。中国文化では、簪は婚礼や成人の儀式に使われることが多く、特に贈り物としての簪は「愛情」や「庇護」を示すものとされています

あくまで薬屋のひとりごとはファンタジーなんだよね
簪を巡るキャラクター間の関係性
壬氏が猫猫に贈った簪の真意:求愛の象徴か、それとも独占の意思か?
壬氏が猫猫に銀簪を贈った行為は単なる贈り物ではなく、彼の特別な感情を示すものでもありました。簪には「庇護」と「愛情」の意味が込められており、壬氏の猫猫への独占的な想いが感じられました。しかし、その思いは伝わらず壬氏はもどかしい思いをしています。猫猫自身はその意味を理解していなかったためです。



李白の簪を使って里帰りしたことを知ったときの壬氏のリアクションは面白かった
李白が猫猫に渡した簪の軽い意味とその背景
李白が猫猫に簪を渡した行為は、求愛というよりも軽いナンパのような意味合いが強いものでした。彼は園遊会で複数の女性に簪を配っており、猫猫もそれを「参加賞」として受け取っています。この行為は、李白の軽薄さと猫猫への無関心さを象徴しています



じっさい、白鈴姉ちゃんに首ったけだしね
玉葉妃と梨花妃が猫猫に簪を贈る理由:後宮内でのマーキング
玉葉妃や梨花妃が猫猫に簪を贈ったのは、後宮内での「マーキング」の意味合いが強いです。玉葉妃は「自分の侍女であること」を示すために簪を贈り、梨花妃は「いつでも自分の元に来ていい」という勧誘の意図を込めていました。
また、壬氏と玉葉妃が猫猫の所有権?を言い争うシーンが2期ではたびたび見ることができました。



ぼ、僕も玉葉妃にマーキングされてみたいんだな
簪が登場するエピソード
園遊会での簪の贈呈シーン
園遊会では、簪がキャラクター間の関係性を象徴する重要なアイテムとして登場。壬氏や李白、妃たちが猫猫に簪を贈るシーンは、それぞれの感情や立場を反映しており物語の中で大きな意味を持っています。



壬氏が猫猫に簪さしたシーンはにやにやしちゃった
簪を使った猫猫の里帰り
猫猫は李白からもらった簪を利用して里帰りを果たします。このエピソードでは、簪が単なる装飾品ではなく、猫猫の行動を助ける実用的なアイテムとしても描かれています



後宮は外に出るのが大変だからね
猫猫と子翠の簪のやり取り
とても感動的なシーンで一文で書くのはとても難しく、アニメのみの方にはネタバレになってしまうので詳しい内容は記事の下の方に書きました。気になる方はぜひ最後までお読みいただけますと幸いです。



あのやり取りが映像化されたらマジで泣きそうだ
子翠と猫猫の簪に関連するエピソード
『薬屋のひとりごと』において、子翠(しすい)と猫猫(まおまお)の間で簪が関わるエピソードは、物語の中で重要な意味を持つシーンとして描かれています。
子翠と猫猫の間で交わされた簪は、単なる装飾品ではなく、友情、信頼、そして運命を象徴する重要なアイテムとして描かれています。以下に、そのエピソードを解説します。
猫猫が子翠に簪を贈るシーン
猫猫は、壬氏(じんし)から贈られた銀簪を、命の危険を冒す子翠に渡します。
この行動には、「無事に生還してほしい」という猫猫の願いが込められており、単なる装飾品としてではなく、お守りのような意味合いを持たせています。



命がけでなしとげたい何かがそこにはある!しらんけど!
子翠の正体と簪の役割
子翠の正体は、後宮の上級妃である楼蘭妃(ろうらんひ)であり、彼女は後宮内での陰謀を探るために侍女として潜入していました。物語の中で、猫猫から贈られた銀簪が、彼女の運命を大きく左右する重要なアイテムとなります。
のちに、この簪が役立ち、彼女は「玉藻(たまも)」という新たな名前で生き延びるシーンにつながります。



売って路銀にしても猫猫の手元には戻りそうだよね( ´艸`)
子翠と猫猫の友情の象徴
猫猫と子翠の間には、友情や信頼が描かれています。簪を贈る行為は、猫猫が子翠を大切に思っていることを象徴しており、二人の絆を深める重要なシーンとなっています。このエピソードは、物語の緊張感の中に温かさをもたらす要素としても機能しています



祭りのときのやりとりもよかったよねぇ
簪を巡る読者の反応と考察
読者の感想を見ると、簪を巡るキャラクターの行動や感情について多くの考察が行われています。特に壬氏の簪に込められた想いや、猫猫の無自覚な反応が話題です。



壬氏がほんと不憫だよねぇ
この記事をまとめるとこういうこと
物語に出てくる道具や文化。その文化的背景や物語的役割を知ることで、作品への理解を深めてより楽しんでアニメが見られるようになると楽しいですね!!
それではよいアニメライフを!!


『薬屋のひとりごと』関連情報|僕と一緒に作品を応援しよう!!
ここでは『薬屋のひとりごと』の関連書籍等を紹介します!!
気になった方はぜひ僕と一緒に作品を応援しましょう!



ついでに僕も応援してくれると嬉しい……
アニメ『薬屋のひとりごと』関連小説
小説版、漫画版×2種類と関連書籍があるこの作品ですがここでは小説版を紹介させていただきます。



アニメは小説版に準拠してるって聞いたことあるよ!!
『薬屋のひとりごと』第1期の範囲はこちら!!
『薬屋のひとりごと』第2期の範囲はこちら!?



3期だと思いがちだけど実は2期なんだよね……
もっと先が気になるんだよねって方は


薬屋のひとりごと (全15巻)
後宮内で大活躍の猫猫がその中でとどまらず活躍。羅のお嬢様になっていたりいなかったり…
壬氏と猫猫の関係もどうなっているのか気になるところ
僕はkindleで中途半端に買ってたけどちゃんと購入済みの巻ははじいてくれたから安心して買えました!!
『薬屋のひとりごと』マンガ作品
漫画版はなぜが2種類あるので絵柄の好みとかで選ぶといいかもです。



原作者先生もなんでかは知らんらしいよ!!
- よりミステリーに重きを置いたのがサンデー版(後宮謎解き手帳の方)
- 読みやすさキャラの可愛さ重視ならガンガンバージョン
っていうのが僕の印象でした!!