『薬屋のひとりごと』第2期では新たな人物が多数登場していますが中でも印象的なのが羅半(らはん)
羅半(ラハン)はその特異な能力と複雑な背景を持つキャラクターとして、多くの読者や視聴者を引きつけています。

なんだこの怪しいやつ?すき!!
って思ったのは僕だけではないでしょうきっと。
彼は主人公・猫猫(マオマオ)の義兄であり、羅(ラ)の一族の跡取りという重要な立場。
この記事では、羅半の基本情報から、彼の持つ数字への異常な執着、猫猫との関係性、家族背景、物語における役割、さらにはアニメでの描写や声優に至るまで、多角的に徹底解剖しその魅力を探ります。



物理的には解剖しないよ?本当だよ?


1. 羅半の基本情報
羅半とは何者か?──義兄であり異能の文官
羅半は薬屋のひとりごとの世界において、単なる文官ではなく主人公・猫猫の義兄という立場。
彼は19歳の若さで国の経理を司る部署で働く文官であり、その卓越した計算能力と数字への執着から
「数字の美しさを語る文官」として知られています
羅漢の甥であり養子であるため、猫猫にとっては従兄弟かつ義兄にあたります。



兄として一緒に暮らすのは大変そう
羅家の跡取りとしての立場と責任
羅半は羅の一族の現当主である羅漢の養子であり、次期当主としての立場にあります。
羅家は「狂人と天才の一族」とも呼ばれる名門
その跡取りとして羅半は一族の家計管理や他の一族との渉外など重要な責任を担っています。幼少期に羅家で起きたお家騒動の際には、自らの意志で羅漢に加担。実の祖父や母を裏切る形で羅漢の養子となりました。



猫猫もマッドサイエンティストだしなぁ……
狐目に丸眼鏡、帯に算盤──羅半の外見と特徴
羅半は癖のある髪に丸眼鏡をかけた小柄な青年として描かれています。
常に帯に算盤をぶら下げているのが特徴で「数字馬鹿」ぶりを象徴しています。
しかし、この算盤は飾りであり、実際には彼の頭脳こそが驚異的な計算機です。彼の眼鏡は伊達眼鏡であり、これは人の顔を認識できない養父・羅漢に自分を認識してもらうためという理由があります。



認識してもらうために伊達メガネとかけなげ
2. 羅半の能力と性格
世界を数字で捉える異能の持ち主
羅半の最大の特徴は、あらゆる事象を数字で認識し、理解する特異な能力
人の感情や疲労度、さらには人間関係の力学まで数値化して把握。手紙のレイアウトは常に黄金比でなければ気が済まないという徹底ぶり。この能力により、帳簿の不正や横領を瞬時に見抜くことができます。



もうまさに数字の変態
冷静で計算高い性格とその裏に隠された葛藤
基本的に温厚で飄々とした物言いをする羅半ですが、その内面は極めて冷静かつ計算高い性格。
人間関係においても、その関係値を測り、打算的に行動することがあります。しかし、その一方で、数字に執着するあまり周囲からは引かれることもあり、特に家族との間には複雑な感情や確執を抱えています。



やっぱり狐っぽいキャラは狡猾であってほしいよね
羅半が求める「美」とは?黄金比への執着
羅半は「世界は数字の集合」という独自の感性を持ち、特に「黄金比」に対して強い執着を見せます。
彼にとって美しいものは美しい数字で構成されており、人の顔に対しても黄金比を求めます。
壬氏の顔は彼にとって理想的な黄金比を持つとされていますが、男性であるため恋愛対象とはなりません。



大丈夫かな。腐向けの同人誌にされないかな?
3. 羅半と猫猫の関係
義兄妹としての凸凹な関係性
羅半は猫猫の従兄弟であり、羅漢の養子となったことで義理の兄妹という関係になります。彼は猫猫のことを「本当の妹のような存在」と認識し「お兄様」と呼ばせようとしますが、猫猫からはうっとうしがられます。
この一方的な兄ムーブと猫猫の冷めた対応が、二人の凸凹な関係性を特徴づけています。



やっぱり猫猫は変な奴に気に入られるよね
猫猫との掛け合いが生む物語の面白さ
羅半と猫猫のやり取りは、物語にユーモラスなアクセントを加えていきます。
羅半の独特な思考や言動に対し猫猫が的確なツッコミを入れたり、時には通訳のように彼の意図を周囲に伝えたりする場面は読者にとって面白い見どころの一つ
思考パターンや観察眼の鋭さにおいては似た者同士であり、息の合った掛け合いを見せることもあります。



そりゃ気に入られちゃうのも当然か
義兄としての羅半の役割と猫猫の反応
羅半は猫猫に対して兄貴面をしたがりますが、猫猫は彼を「赤の他人です」とバッサリ切り捨てるなど、その関係は一筋縄ではいきません。しかし、羅半は猫猫の能力を高く評価しており、彼女に対する信頼は厚いです。猫猫もまた、表面上は疎んじながらも、羅半の特異な能力や思考を理解している節があります。



なんだかんだすげえ便利なお人ですからね
4. 羅家の背景と家族構成
羅家の一族──天才と狂人が交錯する名門
羅家は、代々驚異的な認識能力を持つ人材を輩出してきた名門であり「狂人と天才の一族」とも呼ばれています。その特殊な才能ゆえに、一族内には複雑な人間関係や確執が存在します。
義父・羅漢との関係と家族間の確執
羅半の義父である羅漢は、天才軍師であると同時に「変人軍師」としても知られる人物。羅漢は人の顔を認識できないという特性を持ちますが、猫猫とその母・鳳仙の顔だけは認識できますが羅半の顔は認識できず。
!!羅半が伊達眼鏡をかけているのは、羅漢に認識してもらうため
羅半は羅漢の養子として家計を支えていますが、羅漢の突飛な行動や浪費癖に振り回されることもしばしばです。また、羅半は実の祖父や母とは、羅家の家督争いを経て絶縁状態にあります。



結構な苦労人なんだよね
羅半兄との対比が浮き彫りにする個性
羅半には漢俊杰(カン・ジュンジェ)という名の兄がおり、「羅半兄(ラハンあに)」と呼ばれています。
羅半兄は体力に特化した人物で、農業に情熱を注いでいます
数字に特化した羅半とは対照的で、羅半は兄の異常な体力を「おかしい」と評することもあります。しかし、兄弟仲は基本的に良好で、羅半が兄を気遣う一面も見られます。



脳筋と天才の組み合わせって最強だよね
5. 羅半の物語内での役割
財務を駆使して事件を解決する羅半の活躍
羅半は、その卓越した数字の能力を活かして、帳簿の不正を見抜いたり、国家財政に関わる問題を解決したりと、物語の中で重要な役割を果たします。彼の分析力は、複雑な事件の真相解明に繋がることもあります。
羅半が物語を動かす重要なシーン
羅半は、単に事件を解決するだけでなく、その行動や発言が物語の展開を大きく左右する重要なキャラクター。
特に、彼の数字に基づいた判断や提案は、他の登場人物の行動を促し、新たな局面を生み出すことがあります。
第42話「鬼灯」での登場とそのインパクト
アニメ『薬屋のひとりごと』第42話「鬼灯」で羅半は初登場し、その特異なキャラクター性が視聴者に強烈なインパクトを与えました。羅漢に暗殺未遂に使われた飛発(フェイファ)の出所調査を壬氏に持ちかけるなど、早速その有能ぶりを発揮しています。



少ししか出てないのに癖強すぎて…すき!!
6. 羅半の恋愛と人間関係
姚との微妙な関係と恋愛の可能性
猫猫の同僚である姚(ヤオ)は羅半に片思い。姚は結婚しても外の世界で活躍したいと考えており、能力主義の羅半を理想の男性と見ています。
しかし、羅半自身は姚の好意に気づいておらず、年下の彼女たちを恋愛対象としては見ていないようです。今後の関係性の変化が注目されます。



自分への好意に鈍感なのも義妹に似てる
義兄妹や家族との複雑なやり取り
羅半は猫猫に対しては兄として振る舞おうとしますが、猫猫からは疎まれるという複雑な関係。



当初の猫猫×壬氏みたいな関係だなぁ……
また、義父・羅漢には振り回され、実兄・羅半兄に対しては時に振り回す側になるなど、家族との間でも一筋縄ではいかないやり取りが繰り広げられます。
羅半の恋愛観と理想の相手像
羅半は面食いで相手の顔に黄金比を求め、さらに中身も美しくなければ許せないという厳しい理想を持っています。
現在は独身生活を楽しみたいと考えており、特定の相手と深く関わることには消極的なようです。壬氏のような美人がいればすぐにでもプロポーズすると公言していますが、あくまで理想として語っているに過ぎません。



本気で理想を追い求めたら厄介すぎるよね
7. アニメでの描写と声優情報
アニメ第42話「鬼灯」での初登場
羅半はアニメ『薬屋のひとりごと』第42話「鬼灯」で満を持して初登場しました 。原作ファンからも待望されていた登場であり、その独特なキャラクターがアニメでどのように描かれるか注目が集まりました。
声優・豊永利行が演じる羅半の魅力
アニメ版の羅半の声優は豊永利行さんが担当しています。豊永さんの演技は、羅半の飄々とした雰囲気と時折見せる鋭さやコミカルさを巧みに表現しており、キャラクターの魅力を一層引き立てています。ドラマCD版では小林千晃さんが演じていました。



ビジュと声がぴったりなんだよなぁ
SNSで話題沸騰!アニメ化後の反響
羅半のアニメ登場はSNSでも大きな話題となり、「やっと来た!」「羅半かわいい」「話し方クセになる」といった声が多く見られました。特に、セリフを2回繰り返す独特の話し方がアニメでも再現され、その個性が際立っています。



そうアニメ版の羅半はかわいいんだよね
8. 羅半の人気と読者の反応
「数字馬鹿」として親しまれるキャラクター性
羅半はその数字への異常な執着から「数字馬鹿」として読者に親しまれています。彼の行動原理が常に数字に基づいている点は、他のキャラクターにはない強烈な個性となっています。
羅半のギャップが生む読者の共感
冷静沈着で計算高い一方で、猫猫や羅漢に振り回されたり、兄の前では弟らしい一面を見せたりと、羅半が見せる様々なギャップは読者の共感を呼んでいます。有能でありながらどこか抜けている部分や、人間味あふれる側面が彼の魅力の一つです。



やっぱり完璧すぎちゃ近寄りがたいもんね
羅半ファンの声とSNSでの反応まとめ
pixivなどのSNSでは、羅半のイラストや漫画、小説などが多数投稿されており、その人気の高さがうかがえます。アニメ登場後はさらにファンが増え、彼の言動や今後の活躍に期待する声が多く寄せられています。
9. 羅半の関連エピソード
羅半が登場する原作エピソードを振り返る
羅半は原作小説の比較的早い段階から登場し、物語の様々な局面で重要な役割を担ってきました。特に、羅家の内部事情や財政に関わるエピソードでは、彼の能力が遺憾なく発揮されます。



アニメで放送されているのは小説ではまだまだ序盤のおはなし
羅半の活躍が光るシーンとその背景
羅半の活躍が特に光るのは、帳簿の不正を暴き出すシーンや、複雑な人間関係の中で数字を武器に立ち回る場面です。彼の洞察力と計算能力は、しばしば猫猫や壬氏の助けとなり、事件解決の糸口を見つけ出します。
羅半と壬氏のやり取りが生む緊張感
羅半は壬氏に対しても物怖じせず、時には挑発的な態度を取ることもあります。彼の数字に基づいた分析や指摘は、壬氏にとって耳の痛いものであると同時に、重要な情報源ともなり得ます。二人の間には独特の緊張感が漂い、そのやり取りも物語の見どころの一つです。



アニメで彼の活躍が見られるのがほんとにうれしい!!


『薬屋のひとりごと』関連情報|僕と一緒に作品を応援しよう!!
ここでは『薬屋のひとりごと』の関連書籍等を紹介します!!
気になった方はぜひ僕と一緒に作品を応援しましょう!



ついでに僕も応援してくれると嬉しい……
アニメ『薬屋のひとりごと』関連小説
小説版、漫画版×2種類と関連書籍があるこの作品ですがここでは小説版を紹介させていただきます。



アニメは小説版に準拠してるって聞いたことあるよ!!
『薬屋のひとりごと』第1期の範囲はこちら!!
『薬屋のひとりごと』第2期の範囲はこちら!?



3期だと思いがちだけど実は2期なんだよね……
もっと先が気になるんだよねって方は


薬屋のひとりごと (全15巻)
後宮内で大活躍の猫猫がその中でとどまらず活躍。羅のお嬢様になっていたりいなかったり…
壬氏と猫猫の関係もどうなっているのか気になるところ
僕はkindleで中途半端に買ってたけどちゃんと購入済みの巻ははじいてくれたから安心して買えました!!
『薬屋のひとりごと』マンガ作品
漫画版はなぜが2種類あるので絵柄の好みとかで選ぶといいかもです。



原作者先生もなんでかは知らんらしいよ!!
- よりミステリーに重きを置いたのがサンデー版(後宮謎解き手帳の方)
- 読みやすさキャラの可愛さ重視ならガンガンバージョン
っていうのが僕の印象でした!!