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先日、アニメ第2期の最終話である48話が終了しました。小蘭の手紙には泣いてしまいましたが

子翠(楼蘭)が生きていて本当に良かったよね



続編制作決定の発表もうれしかったですね
そんな48話の中で新しい薬の実験のために小指を落とそうとして壬氏に止められるシーンがありましたが
そこで思い出したのが猫猫の小指の話。彼女の左手の小指は不自然に曲がっているという事



アニメ1期最終回で明かされたその理由は、あまりに衝撃的で壮絶なもの
この記事では、猫猫の小指に隠された謎と、その背景にある母・鳳仙(フォンシェン)と父・羅漢(ラカン)の悲劇的な愛の物語について、原作の情報も交えながら徹底的に深掘りしていきます。
猫猫と鳳仙の母子関係:美しい妓女と孤独な娘
画像引用元:アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
猫猫の出自は、物語の中でも特に重要な謎の一つでした。その鍵を握るのが、母である鳳仙の存在です。
鳳仙とは何者か?
鳳仙は、猫猫が育った花街にある高級妓楼「緑青館(ろくしょうかん)」で、かつて最も格式高い妓女の一人でした。その美貌と才覚は、つれない態度は多くの男性を虜にしました。
そんな鳳仙が心から愛した相手が、変人軍師として知られる羅漢だったのです。



羅漢を負かしてしまうほど碁が上手なんてすごいよね
猫猫の出生の秘密



猫猫は、この鳳仙と羅漢の間に生まれた娘です。
どっかの金持ちに身請けされる話が出ていた鳳仙。どうしても羅漢のことが忘れられなかったのでしょうか。
自分の妓女としての価値を下げて身請け話をなくそうと、羅漢と会う最後の日。事に及びました。
当時の羅漢はそれが何を意味するか考えが及んでおらず、すれ違い3年も彼女のそばから離れてしまうことに。
価値の下がってしまった鳳仙は身請けされず体を安売りする日々に……



生きてくには仕方なかったんだろうなぁ……
小指が曲がっている理由:狂気が生んだ愛情の証
画像引用元:アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
猫猫の小指が不自然なのは、単なる怪我ではありません。そこには、母・鳳仙の壮絶な過去が刻まれていました。
猫猫の夢に現れる記憶
猫猫は時折、断片的な悪夢を見ることがありました。
美しい女性が赤子である自分を見つめ、刃物を指につきたてる…という怖い夢



これは単なる夢でなく、幼い頃に鳳仙からされた行為の記憶だったのです。



猫猫が恋なんて感情は生んだ女の胎内に置いてきたって考えるのもわかるよねぇ……
鳳仙の錯乱状態
羅漢が身請けに来ないと悟り、さらに梅毒によって妓女としての価値も美貌も失い、鳳仙は心身ともに限界を迎えていました。
そんな錯乱状態の中、彼女は「愛する人との約束の証」として、そして「生まれてきた娘への想い」を示すためなのか信じがたい行動を起こします。



猫猫への愛情はあったと思いたいけど……
羅漢への手紙の中身
鳳仙は羅漢に何枚もの手紙を送っていましたが、仕事で不在にしていた羅漢は手紙を読むことも返事も書くこともできず……
最後に彼女が送ったのは赤子だった猫猫の左手の小指を切り落とし、それを自身の指と一緒に羅漢へ送りつけるという、あまりにも凄惨な「手紙」



そこに込められていたのは愛情なのか、憎しみなのか……



いずれにしても執着には違いないよね
幸い、猫猫の指は再生しましたが、その結果、指は不自然に曲がったままになってしまいました。
指切りに込められた意味:遊郭の究極の愛



鳳仙の行動は常軌を逸してるよね?



でも当時の遊郭の風習を知れば意味合いが少し違って見えてきます
遊郭での愛の誓い方
当時の遊郭では、客に愛を誓う証として、髪や爪を切って渡すことがありました。
そして、その最上級の愛情表現が「指切り」、すなわち小指を切って渡すことでした。
これは「死んでもあなたから離れない」という究極の誓いを意味します。
鳳仙の羅漢への想い
鳳仙は、羅漢への変わらぬ愛を証明するために、自身の指を送りました。その愛の結晶である娘・猫猫の指も共に送ることで、自分の想いのすべてを伝えようとしたのかもしれません。



それを見たときの羅漢はかなり焦っただろうなぁ……
狂気と愛情の境界線
鳳仙の行動は、紛れもなく狂気です。しかし、その根底には羅漢への深い愛情と、娘の将来を案じる母としての想いがあったのでしょう。



愛と狂気は紙一重であるという、この物語の重いテーマを象徴するエピソードと言えるでしょう。
アニメ1期最終回での描写:すべての真相が明かされる時
画像引用元:アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
第23話・第24話の重要シーン|羅漢の反応と後悔
羅漢は役目を終えて3年たって家に戻ります。積み上げられた鳳仙からの手紙、送り付けられた二つの指のかけらをみて悟ります。



自分がいなくなってからの鳳仙のことを……
すべての点と線が繋がった瞬間、これまで奇人変人として描かれてきた羅漢は、子供のように泣き崩れます。
彼の奇行の裏にあった深い孤独と後悔、そして鳳仙への消えることのない愛情が溢れ出したこのシーンは、多くの視聴者の涙を誘いました。



泣き崩れる羅漢を涙なしでは見てられなかった……
視聴者の反応
この最終回の放送後、SNSでは感動と衝撃の声が溢れました。
- 「涙が止まらない。壮絶すぎる…」
- 「羅漢のイメージが180度変わった。ただの変人じゃなかったんだ」
- 「猫猫の小指にこんな過去があったなんて…」
多くの人が、この複雑で悲しい愛の物語に心を揺さぶられたことがわかります。



ただの変態じゃなかったんだよね彼は
鳳仙の身請け
24話では梅梅のふるまい、猫猫が渡した青い枯れた薔薇により誘われた羅漢が離れにいた鳳仙を身請けすることになりました。



そして羅漢の深い愛情を感じるシーンが
実際には梅毒のせいで鼻がかけてしまった鳳仙。羅漢の目には元のとても美しい女性に映っていたのです。この時の描写はアニメならではと言えるものでしょう。



彼女を心から愛してたってことだよねぇ(´;ω;`)
小指から読み解く今後の展開
この一件を経て、登場人物たちの関係性は大きく変化していくことが予想されます。
猫猫と羅漢の関係の変化
これまで徹底的に羅漢を避けてきた猫猫。しかし、彼の深い後悔と愛情を知り、少しずつではありますが「父親」として向き合っていくことになるでしょう。



二人のぎこちなくも温かい関係性の変化は、今後の見どころの一つかも



面白いが勝っちゃう気もするけど……
壬氏との関わり
猫猫の複雑な出自は、彼女に想いを寄せる壬氏(ジンシ)との関係にも影響を与える可能性があります。
しかし、彼女のすべてを受け入れようとする壬氏の覚悟が試される展開は、二人の絆をより一層深めることになるかもしれません。
羅漢は今では漢大尉は今では漢大尉。その姫さんとして出自が公になってしまったらと思うと……
アニメ48話で猫猫が実験ていどで小指を切ろうとしたのは再生した経験があるからってことなんでしょう。
まとめ:小指は壮絶な愛の物語の象徴
今回は、『薬屋のひとりごと』の猫猫の小指に隠された謎について解説しました。
猫猫の曲がった小指は母・鳳仙の狂気的でありながらも深い愛情の証であり、父・羅漢との悲劇的な愛の物語の象徴でした。
この衝撃の事実を知ることで、キャラクターたちの人間的な深みが増し、物語全体がより一層味わい深いものになります。



アニメ2期も無事終了。さらなる続編制作も決定し、彼らの物語はまだまだ続きます



猫猫が羅漢を爸爸って呼ぶ日はくるのかなぁ
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3期だと思いがちだけど実は2期なんだよね……
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原作者先生もなんでかは知らんらしいよ!!
- よりミステリーに重きを置いたのがサンデー版(後宮謎解き手帳の方)
- 読みやすさキャラの可愛さ重視ならガンガンバージョン
っていうのが僕の印象でした!!