『義妹生活』アニメ第11話|解説&感想|悠太と沙季それぞれの新たな出会い

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アニメ『義妹生活』第11話感想アイキャッチ画像|相対する工藤先生と沙季の画像とキャッチフレーズ的な文章

第10話で本格的に始まった悠太と沙季の義妹生活。

不自然でないように距離を置こうと努力していましたがその距離感が非常に難しそうでしたし、二人の気持ちを考えると近いのにめちゃくちゃ遠く感じてしまうなんだかすこしせつない気持ちになりました。

一方で悠太と亜希子さんの母子としての縁が結ばれたことが改めて認められたような気がしてうれしい回でもありましたね。そんな様子は↓の記事でもわかりますのでよかったら。

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『義妹生活』アニメ第10話|解説&感想|結ばれた家族の縁、距離をとる悠太と沙季 第9話は悠太が自分の沙季への『好き』という想いに気づいてしまい、沙季の「兄さん」というセリフで踏みとどまることになりました。彼女自身、悠太のことはどう考えても...

できればアニメ本編でも楽しんでほしいです。声優さんたちの演技もとても良いのでホントたまりませんので。

イヤーそれにしてもこれですよ↓

二人はこのままただの兄と妹という枠にはまっていってしまうのか?

ソウカナ

私とっても気になります

さてこのアニメ『義妹生活』のレビュー記事を書くにあたり一つの回を何回も見てきましたがこの回もやっぱり何回か視聴しました。飽きてきそうなもんですが・・・

やっぱり何回見ても面白い

だってこの作品、おおきな動きとかリアクションが少ない分、ものとかしくさとかで示唆をしていたりとかしているんですが、何回目かの視聴で突然こんなことが往々にして起こります。

ソウカナ

あああっそういう事ね⁉

ってやつ。この気づきがね結構楽しいんです。あとX(旧Twitter)とかでむちゃくちゃ深ーい考察している人とかもいてそれがまた楽しい。そんなこんなで僕にとっては何回見ても楽しめる作品です。って前置きが長すぎましたね…

この記事はアニメ『義妹生活』第11話の簡単な解説と感想、最後に僕が一番好きだった仕草をピックアップしています。最後までお付き合いいただけますと幸いです。

この回の見所を簡単にまとめるとこんな感じ

  • 真綾が悠太にした意味深な質問➡悠太はそれは自分に許可を取るようなものじゃないと回答
  • 悠太の三者面談は?➡終始和やかで先生の失言もあったけど悠太がカバー➡亜希子さん大喜び
  • 沙季の三者面談は?➡少し注意はあったが概ね良好。先生に月ノ宮女子大学のOCを進められる
  • 大学のオープンキャンパス(OC)?➡沙季は工藤先生と出会い特別授業?➡何か得られた様子
  • 一方の悠太も予備校で出会い➡藤波夏帆さんと昼食を食べに行く約束をする仲に?
  • 交友関係を広げていく二人の関係は??➡最終話(12話)『 と 』視聴しましょう!!

それではまずはこの第11話の予告から

このブログ記事はネタバレも含みますのでご注意ください。

目次

アニメ『義妹生活』第11話|解説と感想

サブタイトルは『兄 と 妹』

もうサブタイからしてそっちに行ってしまうのかしらと心配になる感じですが…

ソウカナ

これはこれで幸せなことなんですけどね

真綾が確認する悠太の沙季への想い

冒頭、朝仕事から帰ってきた亜希子さんも交えて家族の団欒。彼女は三者面談もあって忙しいはずなのになんだかうれしそう。

これからひと眠りするという亜希子さんに対して面談に間に合うようにモーニングコールをすると約束する太一。

ソウカナ

くぅ太一のやつうらやましい…

シーンは変わり放課後。

悠太が三者面談までの時間をつぶしに図書館に行くとそこには先客。同じように時間をつぶす真綾がいました。

真綾は面談前に悠太もそれで間に合ったんじゃないか?沙季も帰ったし的なことを言う。

それにより悠太は沙季が家にかえったことを知る。

家に帰る沙季は太一に、忘れ物で家に戻るからついでにお母さんを起こす、というような内容の連絡を入れますが迷惑をかけたくないという想いからでしょうね。

やっぱり沙季は優しい子。気を使わせないように忘れ物と体をとるとか。

真綾は悠太に問う

浅村君って沙季のこと好きなんじゃないの?

アニメ『義妹生活』第11話より

それを違うと否定する悠太。本当に?と真綾の念押しにも「俺と綾瀬さんは兄妹だ」と否定。

真綾はいまだに綾瀬さんなんだねと指摘。ハッとしてしまう悠太。

真綾は再度問うもやっぱり悠太は違うと否定。それを受けて彼女は「ほかの子を応援していい?」と確認。

©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより

俺が許可を出すような話じゃないと悠太は言う。

それに対し「そっかぁ」とどこか引っ掛かりを覚えたように言う真綾でした。

このシーンきっと真綾もモヤっとしたんでしょうね。どう見ても好きそうなんだけど…と。でも本人が否定するならいいんだよね新庄君を推薦しても…みたいな。

悠太が未だに綾瀬さんと呼ぶ様子に

彼女からしたら同じグループに沙季のこと好きな男子で性格も悪くないやつがいたら応援したくもなりますからね。新庄君よかったね友達に恵まれて。自称お姉ちゃんキャラだし。

悠太の三者面談と沙季のそれ

まずは悠太の面談から。教室に向かう亜希子さんと悠太の会話が面白い。悠太と沙季は学校で以前に会ったことないのか聞く亜希子さん。それに対しあってるだろうけど覚えていないという悠太。亜希子さんは彼をのことをかわいい子に目を奪われたりしない紳士だと評価。

ソウカナ

さりげなく沙季のことかわいい子と言い切っているのが良い

下心の有無は正確にわかると言い切る亜希子さん。間違っててもごめんなさいすればいいと。さすがコミュ強。

で教室に入る前、悠太に頑張るという亜希子さんが可愛い。

で三者面談開始。終始和やかに進み、先生は努力を続ければ都内の有名大学もねらえるという。さらに亜希子さんが義理の母という事を度忘れしていたのか余計なことを聞いてしまっていました…

思わず言葉を詰まらせてしまう彼女をかばうように悠太は

はい、母には本当に感謝しています

アニメ『義妹生活』第11話より

先生の適当さには少しびっくりしてしまいましたが

これをとっさに言えた悠太、えらい。亜希子さんもうれしそうでよかった。

©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより

最後先生にはどの志望校でも推せるといわれて終わります。そして沙季が亜希子さんを迎えにくる。悠太に嬉しそうに認めてくれてありがとうと言っているのを遠くに聞いて目をつむる沙季。

この時の彼女の気持ちはどうだったんだろう。よかったねお母さんって気持ちでしょうか。それともやっぱりずるいよ浅村君と感じたんでしょうか…

沙季の三者面談。一学期の間先生は気になっていたらしい。噂のこともあって。でも二学期に入って考えを改めたそうです。でも、おしゃれをしたい気持ちはわかる、ただ高校生としての節度は守ってほしいと釘をさしていました。

で話題は沙季の進路について。

先生は課題の国語も2学期に入って上がってきた評価し、沙季の進路を聞く。彼女の希望は

学費が安くて、就職のときに優位に立てる大学

先生はそれを受けて名門である月ノ宮女子大学を提案。今の成績なら頑張れば狙えるし希望に沿うと。

でちょうど土日にオープンキャンパスがあると教えてくれる。

©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより

面談が終わり帰路につく沙季と亜希子さん。亜希子さんのボヤキが印象的でした。

節度を守ろうとすると暴走すると思うんだよなぁ

アニメ『義妹生活』第11話より

何気なく言った一言なのでしょうが…

一瞬、えっ悠太と沙季のこと言っている?と思ってしまったんですが一般的なことを言っていたのだと思います。きっと。まぁ彼女であれば悠太と沙季の様子をみて何か気づくところはありそうなものではありますけど。

2学期に入ってからは先生にもわかるレベルの変化を見せていた沙季。彼女にいったい何があったんでしょうね?って分かり切ったことですよね。悠太との出会いや一緒に過ごす日々がとてもいい影響を与えたんだと。

こんなにいい影響を与えてくれる出会いって一生の内にそうは無いものでしょう。

そして土曜日。アニメでは沙季と悠太のシーンが交互に来てそれがまたよかったんですが文章だとわかりにくいので分けて書いてみました。

沙季と工藤先生との対話。読売さんは少しだけ。

土曜日オープンキャンパスに訪れた沙季。そこで読売さんに遭遇。いろいろ案内しようとぐいぐいくる読売さん。

©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより

うろたえていると仰々しい言葉で声をかけてくる女性。読売さんのゼミの先生である工藤准教授。倫理学の先生らしい。

読売さんが沙季のことをバイト先の後輩だと紹介すると工藤先生は沙季に顔を寄せると…

君は今悩んでいるだろう。時間があるならちょっと研究室へ来てくれないか?答えを授けてあげられるかもしれない。

アニメ『義妹生活』第11話より

それを聞いてつぶやいた読売さんの言葉が面白かった。ついてきたまえとカッコよく言う工藤教授でした。白衣には草が付いていましたけど…原っぱで寝っ転がっていたらしいです。

©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより

研究室での工藤先生と沙季の対話の様子が描かれる。先生のひっかけるような本音を引き出すような会話テク

ソウカナ

こりゃ沙季もあなた嫌いって言っちゃうよね…

彼女が沙季に対し話した内容をまとめると…

  • 浅村君のことを好きになっているのでは?それも恋愛感情で。
  • 世間一般の倫理にてらしあわせると好きになってはいけない相手
  • 浅村君は兄だとしても3か月前に出会ったばかりの他人

先生のずけずけ踏み込んでくる感じを少し嫌がるも、自分でもわからないと話を始める沙季。

3か月の間に起きた変化の内容を聞いた工藤先生。熟考し「勘違いだな」と告げる。

そして、恋愛感情ではないとしたら?と仮定し続けた内容は…

  • 沙季の外見と内面についてギャップを指摘
  • 沙季はとことん他人に弱みを見せたくないタイプと断定
  • そういうタイプは支えられるとすぐに懐くと告げる
  • 周りに自分のことを知る人間が少なく、偶然と距離の近くなった一人を好きになったのでは?
  • いろいろな人間と交流することを提案。そうすれば悩まなくてよくなるかもしれないと。
  • それは恋人を作れという意味ではなく、視野を広げる意味で。

合間合間で沙季が自分の考えを話したり、むっとしたりするも先生のレスバが強ぎて面白かった。いろいろ言われて沙季の頭の中は大変そうでした。

©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより

でも最後に言ってくれたこの言葉は沙季を前向きにしてくれたのではないかと思います。

ほかの魅力的な誰かと交流してみてもなお、自分の感情に変化がないのであれば…。その時はその本物の感情を大切にしてあげなさい

アニメ『義妹生活』第11話より

すっげえいいこと言ってますよね。沙季も素直にはいと答えてしまいましたし。でその後の授業の黒板がもう意味深すぎて笑いました。

工藤先生に対し思ったのは最初はいろいろ教えてくれる優しい人なのかなと感じましたが。だんだんと恋愛感情などがわかっていない沙季にそれをわからせるための行動促進しているようにも見えました。

悠太への恋愛感情を否定➡そんなことないと考えさせる➡そしてほかの人たちとの交流を促す➡視野を広げさせ悠太への感情が他とは違うことを再認識させる➡そして沙季に何らかの行動をさせる

そんな流れを目論んでいるのではないかと思わずにはいられませんでした。だって倫理学の先生からしたら親の結婚でできた突然の義理の兄妹の関係とか、思考の題材としては垂涎の的でしょうから。

有名大学の教授がオープンキャンパスに来た一生徒と話し込むとかそうは無いよなぁ?と最初僕も思いましたが、そう考えれば興味を持つのも当然という…。好奇心絶対強そうだものあの先生。

一方その頃、悠太はというと…

悠太に迫る女の影?藤波さんとの交友関係

沙季がオープンキャンパスで工藤先生にぐぬぬっとさせられているその頃。悠太は予備校の自習室で藤波さんと遭遇。

©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより

コンビニでお昼ご飯を買い談話室で一緒に食べることに。

なんでも彼女は悠太が自分をナンパしようとしていると勘違いしていたらしい。でも早々に会話が行き詰ったことからそれは違うと判断。彼女がはなした内容は…

  • 彼女は定時制で昼は学校に行っていないから遊んでいる女子と思われがち
  • 定時制、女子、深夜にゲーセンに出没と聞いたらどう思う?
  • 遊んでるからナンパしやすそうと思わないか?

悠太はそれを聞いてもきょとんとした様子。ただ定時制の女子がゲーセンに遊びに来たとしか思わないし、身近に定時制に通っている人がいないからナンパしやすそうとかの印象を持ちようがないと。

その悠太の様子を見て公正な見方で良いと評価する藤波さん。

ソウカナ

さすが悠太。かわいい子を前にしてもとてもフラット

予備校からの帰り。日曜日も自習室に来るという悠太にお昼を安くておススメのファミレスでと誘う藤波さん。悠太もありがとうと提案を受け入れる。そして別れ際、悠太はふとした疑問。

あのさ、コンビニのおにぎり気に入った具がなかったの?

アニメ『義妹生活』第11話

コンビニでごはんを買う際に藤波さんは最初おにぎりを手に取るんですが悠太の様子をみて

©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより

おにぎりをやめてサンドイッチに変えていました。その様子が悠太は気になっちゃったんでしょうね。

で藤波さんは海苔が歯にくっつくからあきらめたと恥ずかしそうに回答。少しうろたえた感じで「また明日ー」と帰っていくのでした。悠太はそういうもんなのかといった感じ。

夜。一緒にご飯を食べる悠太と沙季。沙季の大学での話をきき、予備校の友達と昼飯を食べることを話す。

沙季は、よかったね兄さんと返していました。そのやり取りの最中。悠太は良いことのはずなんだと考える。

お互い交流関係を増やし、それぞれの予定があり、行動が交わらない。それが正常なありかただと。そして、ごく普通17歳の兄と妹に自分たちは少しずつ近づいている、と。

翌日沙季は新庄君提案、真綾家開催の勉強会の待ち合わせに。悠太は予備校の自習室へ。

藤波さんがおにぎりをやめた理由を話す様子を見て「えっ、付き合いを断ろうとしてた相手に海苔とか気を使うものなの?えっえーーーー???」と思わずワクワクしてしまいました。改めて聞かれちゃうと恥ずかしいけど確かに。

で夜のシーン。沙季は悠太の友達と昼飯食べる約束したという話に「よかったね兄さん」となんでもない様子。でもそれが女友達だと知っていてもそれでいられたのか気になりました。そして女の友達といわなかった悠太にも何か思うところがあったのかもしれないなんて…

二人の関係が普通の兄妹にむかっているという事を良いことのはずなんだと考える悠太でしたが…

それは彼の出した結論には思えませんでした。どうみてもそれは自分に言い聞かせようとしている言葉としか。

まとめ!!他人の恋愛に悩む姿は蜜の味?

さてこう言っちゃ性格わるいなぁこの人って言われちゃいそうですがこの回を見ていて強く感じたのはこれ。

人の恋愛って傍から見ているの楽しぃーーーー!!

あくまで当事者にはなりたくない( ´艸`)なんか工藤先生がね優しそうなこと言ってるようで僕には楽しんでいるようにしか感じなかったのはこっちの心境と変わらないからなのかなぁと。僕ら視聴者側が突っ込みたくなることをいろいろ言ってくれる代弁者のように感じてしまったのかと。

まあ彼女の評価は人によってだいぶ変わるようなので僕の考えはあくまで一つの感じ方としてぜひアニメで見てみてほしいです。

アニメ『義妹生活』第11話一番好きな仕草

亜希子さんの「私がんばるっ」って感じのポーズもめっちゃ可愛くて好きだったんですが今回はこちら

手を差し伸べる工藤先生| アニメ『義妹生活』第11話の一幕
アニメ『義妹生活』第11話より

工藤先生が沙季に手を差し出す様子です。ようこそ、理性と知性の世界へ。さぁこの手を取り給えとでも言いたそうな感じがとても好きです。まあそうは言ってないんですけどね。

彼女が食べるようにそそのかした知恵の木の実。それはどのように沙季の行動に影響を与えていくのか楽しみです。

次回が楽しみすぎてこんなツイートしてしまいました。それではよいアニメライフを~

『義妹生活』を電子書籍で読むなら

原作小説と漫画がありますよ!!尺の関係とかいろいろで端折られているシーンが割とあるようなのでアニメとの差を楽しむのもいいかもしれません。モノローグの多い作品なので小説もアニメと違って面白いんじゃないかと期待しております。僕もアニメ12話まで無事に見られたら見るつもりですが…。

原作小説
漫画版
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