繊細な心の動きをとても丁寧に描いているこの作品。第4話ではルームシェアしている他人から少し近づいた二人の様子が見られました。悠太が沙季が現代文を勉強するのに力になりたいといろいろ動いていました。三四郎の嫉妬が理解できなかった沙季から少しだけ嫉妬が垣間見えた気がしました。
今回は読売先輩とのデート回。これが悠太と沙季の関係にどう影響を与えるかとても気になります。
さて義妹生活については4話ごとぐらいで感想記事を書こうと思っていた僕ですが、8話目が面白すぎて各話記事を書くことに…なんか派手動きがあるのも嫌いじゃないんですけどこの静的な感じで心理描写を丁寧にしているのが僕には刺さりまくったんですよね。
そんなわけで先に8話と9話の感想を書いてしまったのでよかったら↑もご覧くださいね
そんなわけで今回の見所はこんな感じかなと
- 何故、悠太と読売先輩はレイトショーに?➡原作小説を陳列しているときに先輩に誘われたから
- 読売先輩はどうして凹んでたの➡悠太ならと思い、やっぱ違うと自分の中で勝手に振られたから
- 先輩が沙季をガチだといったのはなぜ➡沙季の様子がどう見ても悠太にひかれている様子だから
とは書きましたが人にによってとらえ方が違うと思うので是非一度アニメで見ていただきたいなぁと思います。
でこの回の予告のユーチューブです
これどう見ても読売先輩、落ちてる気がしてしまうけれど…
アニメ『義妹生活』第5話|解説と感想
読売先輩からのレイトショーへの誘い
土曜日の朝。夜遅くまで勉強していた沙季は起きてこず。悠太とお父さん亜希子さんで和やかな感じで朝食。
OP挟み。バイト先での一幕。
©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより
『蒼い夜の隙間』という作品の陳列について先輩に相談され、この作品の映画についての話に。
一週間に一度。真夜中にだけ会える古びたヴァイオリンを持った少女。過去から追いかけてきた男たち。ヴァイオリンにまつわる謎を追い少年は少女とともに時空を超える旅に出る。二人の未来を変える音色とは
アニメ『義妹生活』第5話より
悠太は見たがりますが、なんとその映画は翌日まで。シフトに入っていて無理。そこで読売先輩がレイトショーに行こうと誘うのでした。
映画向かう道中も二人の軽快なやり取りは楽しげ。先輩は妹ちゃんに一番連絡するべきなんじゃないかと、
まだ見ぬ沙季と悠太の関係を気にかけている様子でした。
心配はしませんよという悠太にそうなんだとこの表情
©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより
え、何この意味深な表情は。僕が好きになりそうなんですが…?悠太この人と仲良くしてて好きにならんとかいったい何があったんだい君には…と心配になりました。
悠太、知らないうちに読売先輩をふる?
映画館についた二人。定番のポップコーンにダイエットコークという先輩選択に思わず吹き出す悠太。先輩曰く定番は大事とのこと。ポップコーンばれる?バケツ?を二人でシェアすることに。
どうみてもこれお似合いのカップルなんだけど…
これは映画のシーン。
真夜中の街中を駆ける少年。落っこちた先で出会ったのは少女。月明かりの下、彼女はとても美しく見惚れてしまう。半年の命だという少女は、どうしてもヴァイオリンを奪われたくないという理由で少年に預ける。
ヴァイオリンを追いかける奴らから逃げ回る日々。少女が諦めるようなことを言うも少年は
君は嘘をついている。君が最後に見たい景色って本当は何なの?
あるはずだよだって君はそれをずっと探してきたんでしょ。
僕も僕も一緒に見たいんだ君と。行こう今ならまだ間に合う。
アニメ『義妹生活』第5話より
少女は少年の差し出した手を取るのでした。
そして映画の帰り道。夜道を送る悠太に読売先輩からのお礼。
自動音声で挨拶をする自販機でジュースを買います。飲み終わった悠太とのやり取りで君は優しいと言い出す先輩。
で改まって言っておきたいことがあると言う読売先輩はこう続ける
私、あと半年の命なんだ
アニメ『義妹生活』第5話より
それに対して悠太は一瞬考えてしまうもハッと気づいて映画の少年のセリフを引用
君は嘘をついている。行こう今ならまだ間に合う。
アニメ『義妹生活』第5話より
これを聞いて読売先輩の瞳は輝き悠太に何か告げようとするも自動販売機が反応し挨拶。タイミングを逸した先輩はしゃがみ込む。でこの夜の景色が映画シーンにそっくりだったからと誤魔化す。
©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより
タイムスリップする能力はないという悠太の言葉にを感じたんだろう…
別れ際、妹(沙季)のために教えてもらった音楽のことでお礼を言う悠太。先輩は仲良しな妹ちゃんによろしくと別れを告げるのでした。
先輩は車に入り一人になると少し落ち込んだ様子。そして映画のシーンに自分を重ね合わせて回想。
その中で、映画の少年と少女が陽の光のもとで出会い一緒に楽しそうに音楽を奏でていました。少女には読売先輩が重ねられていて…そして見上げた太陽はとてもとてもまぶしくすべてを覆いつくすのでした。
読売先輩はきっと、半年…のセリフで悠太を試したんでしょう。そして見事正解を引き当てた悠太。思わず告白思想になるも邪魔をする自動販売機。そこでタイムスリップする能力はないといわれ…でさらに沙季の、自分ではないの女の子のことを気遣ってお礼を言われる。
悠太が知らずと追い打ちをかけているようでつらい(´;ω;`)
自己嫌悪もちょっとあったでしょうし、勝手に振られた気持ちになったんでしょうね。私には最終的に見たい景色は見られないんだと。この辺は原作者の三河ごーすと先生のXで解説を見てもらえるとよくわかるので検索してみてください。
読売先輩の死生観がかなり独特で…( ´艸`)
沙季のみせる嫉妬の片鱗
翌日、沙季と悠太の二人で朝食。タオルケットをかけてくれた悠太にお礼。
そして映画を見に行った話に。沙季は原作があるならそっちを読んでみるといった後
でバイトの先輩とは付き合ってるの?
アニメ『義妹生活』第5話より
思わず吹き出す悠太。それをただの先輩だと否定するも本好きどうし話が合うと伝える。
やっぱり(自分も)本を読まないと
アニメ『義妹生活』第5話より
と沙季。それを聞いて悠太は嬉しいけどまずは再テストだとは思うという。ハッとした様子の沙季がいました。
見え始めた嫉妬の片鱗?共通の趣味を持って悠太とわかりあいたいと思ったんでしょうかね。
若い娘の様子を楽しむ読売さんとガチな沙季
その後バイト先で先輩とお仕事。その途中先輩が何かに迷っている様子に気が付く。
それはなんと沙季。参考書と映画の原作を買いに来たと。そして先輩がいる横で悠太におススメの本を教えてほしいという沙季。見ていてニヤニヤしてしまうぐらい素直な反応…
先輩と悠太の軽快な言葉の応酬をみて沙季は何かを感じているようでした。三四郎かな…
そして本の案内の最中にレジが大変か聞く沙季に
まあそうだね。すり合わせできない人との間接的なコミュニケーションが永遠に続くわけだから
アニメ『義妹生活』第5話
という悠太のセリフに怖がる沙季でした。そして参考書の場所を教える悠太。その間沙季の視線の先にはアルバイト募集の張り紙。
おやおやこれは一緒に働く流れ…?
読売先輩にレジをやってもらう沙季。先輩が悠太君といったときにどこ間のある反応をする沙季。
本当にわからなかっただけなのかそれとも…
バイト終わり悠太と先輩の会話。おそらく先輩は沙季の様子をうかがっていたんでしょうね。
彼女の初々しい様子にガチなやつだと評するのでした。
それに対し悠太は綾瀬さん(沙季)は妹ですってばと返すのでした。
©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより
シーンは変わり帰りのエレベーターでしょうか沙季はなにやら考え込んでいる様子でした。
あれ、私なんでこんなにモヤモヤするんだろうとか考えていたんでしょうかね。
まとめ!!
映画のあとの先輩は惜しかったなぁと。自販機がいなかったらややこしい事態になっていたんじゃ?誰かと付き合ってる悠太に優しくされたら沙季の心の中はぐちゃぐちゃになりそうだし。それはそれであきらめついてよかったのか?
あの振られ方も結構きついのに先輩は大人で切り替えが早くて素晴らしいなと。沙季に感じたまぶしさに応援したくなっている様子に大人だと思いました。さてさて沙季が抱いてしまったこの感情は何なのかとても気になるところですね。
アニメ『義妹生活』第5話一番好きな仕草
今回はしぐさというかこの表情でした僕が一番好きなのは
©三河ごーすと・Hiten/KADOKAWA/義妹生活製作委員会|アニメ『義妹生活』公式サイトより
これ読売先輩が「沙季ちゃんにはスマイルは0円」的なこと言うんですけどその時の響きがいちいちなんかあれで。しかも時々お年寄りみたいなセリフも言うし。いや読売先輩はやっぱ素敵な人だよなぁと。
すでに勝手に振られていて吹っ切れているのか恋敵っぽい相手に普通に接することができるのすごいですよね。
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