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「薬屋のひとりごと」は、緻密なミステリーや毒の知識はもちろんですが、登場人物たちの「言葉にしない感情の機微」や「絶妙な距離感」がたまらなく魅力的な作品です。
SNSで話題になるような派手な名シーンや鮮やかな伏線回収も素晴らしいですが、何度も繰り返し見ていると、ふとした視線の動きや日常の何気ないやり取りにこそ、キャラクターの本質や生きづらさ、そして優しさが隠れていることに気づきます。
この記事では、物語の根幹には大きく関わらないかもしれないけれど、人間の心理や関係性が透けて見えて、個人的にどうしても惹かれてしまうシーンを1期と2期から30個厳選しました。
皆さんの好きなあのシーンも入っているでしょうか? ぜひ、一緒に後宮の裏側を覗き見るような気持ちで楽しんでいってください。
【好きなシーン1】1期3話 幽霊騒動
芙蓉妃が幼なじみの武官に再会するまでのエピソード。
したたかな女性と、彼女への思いを無くさなかった彼らの勝利です。そこには壬氏の暗躍もあったとか、なかったとか。
詳しくは過去の考察記事をご覧ください。 [関連記事リンク]
ソウカナシリーズ通して一番好きかも。



国を相手取った壮大な恋愛活劇ですからね。



いや〜悲恋にならなくてよかった。
猫猫の推理を聞いた後、部屋に戻った玉葉妃は地元に何を置いてきたのか?また、小指を見ながら以下の様に独白する猫猫の胸中が気になるところです。
「恋が女を美しくするのであれば、どんな薬になるのだろう」
【好きなシーン2】1期4話 恫喝
鉛中毒がだいぶ良くなった梨花妃が、寝椅子で眠っている猫猫を本物の猫のようになでるシーン。
見栄ばかりでちゃんとした知識のない部下たちを自分の代わりに躾け、自分の身を救ってくれた猫猫。
他の部下たちのようにベッタリでもないけれど、ちょくちょく気を使ってくれる彼女を、猫のように愛らしく感じたのかなぁと。優しく撫でる様子は美しかったです。



水晶宮の侍女達からしたら猫猫は猫というかトラかもね!



本当に女性とは怖い生き物なんですねぇ…
【好きなシーン3】1期5話 暗躍
壬氏が、そばかすの化粧を取った猫猫を見てハッとしてしまうシーン。
猫猫に見惚れている彼が、なんとなく年相応に可愛く思えてしまいました。
彼の様子を見るに、人攫いに遭わせてしまった申し訳なさや、ただの「使える駒」程度に思っていたのに恋に落ちてしまった戸惑いなど、色々な感情が合わさってあの簪(かんざし)をあげるに至ったのかもしれません。
ちなみにこの簪が後に子翠を救い、蝉の玉に交換されるわけです。簪についてはこの記事もよかったらどうぞ。
[関連記事リンク]



口説き方わかんないから鬱陶しい絡みになるけどね。



普段は女性から言い寄ってきますから、不慣れなのでしょう。
【好きなシーン4】1期6話 園遊会
園遊会といえば、毒入りスープを口に含んだ猫猫が恍惚とした表情で「これ、毒です」と言い切るシーンが有名ですが、僕としては↓のシーンが好きです。
翡翠宮の3人娘が、猫猫のことを「過去の虐待にも負けず、水晶宮での虐めにも負けずに、健気にも他人に気を遣える優しい子だ」と勘違いして感動しているシーンです。



むしろ水晶宮ではしごいてた側という…。



そもそも腕の怪我も自分の趣味嗜好からのものですしね。
【好きなシーン5】1期8話 偽装
壬氏が調査協力してくれた猫猫に、礼として酒を差し出した時のやりとり。
猫猫の顔が感謝しているように見えないと言う彼に、猫猫が「真面目に仕事なさってください」とやり返します。
ぐっとなった壬氏でしたが「酒は二十歳になってから」という法案が提案されていることを伝え、どうしようかなぁとおどけて見せるのです。
酒が大好きな猫猫は「その法案は通さないで」と懇願するのですが…その時のやり取りが楽しげで、二人の関係性を表しているようなとても面白いシーンでした。



設定が西暦618~907年付近がモデルだから飲酒の年齢制限なんて無さそうだよね



現代日本ではお酒は二十歳になってからですのでお気をつけください。
【好きなシーン6】1期11話 二つを一つに
城壁の上で阿多妃に酒をご馳走になった後のシーン。
猫猫が城壁を降りようとしているところに声をかけてきた壬氏。びっくりして落下した猫猫の下敷きになり、その後、彼女を抱きしめます。
少し嫌がる猫猫に「もう少しだけ温めてくれ」と強く抱きしめ、涙を流す壬氏。
最初嫌がっていた猫猫も、彼の様子をみて仕方ねぇなぁという様子でされるがままにし、頬杖をつくのです。
素直に自分を出す壬氏を拒絶しきれない様子に、なんだかんだ猫猫も心を開いてきているのかなとニヤニヤしてしまいました。



壬氏からしたら猫猫なんて軽いから、喜んで下敷きになるよね。



まぁ狙ったものではないでしょうが、ここぞとばかりに状況を利用したとは思います。
【好きなシーン7】1期12話 宦官と妓女
緑青館にて、壬氏が猫猫の身請けを改めて申し出る時のシーン。
目もくらむような金子を積まれて踊り狂うやり手婆と、同様に冬虫夏草を見せられて踊り狂う猫猫の様子。



二人の様子がそっくりすぎて笑っちゃったよ。



なんだかんだで育ての親の一人なのでしょうね。
【好きなシーン8】1期14話 新しい淑妃
楼蘭妃が沢山の侍女を引き連れて門を通るシーン。
ほぼ白黒な景色の中、赤い傘がとても映えて美しく感じました。



なんか『シンドラーのリスト』を思い起こしたんだけど…。



そちらでは、赤いコートの少女が印象的でした。



傘じゃなくてコートか!



物語の転換点という意味では共通しているのかもしれませんね。
【好きなシーン9】1期15話 膾
猫猫が冬虫夏草をどう使うかを考えて頭の中をハートで一杯にしているところに、帰ってきた壬氏。
猫猫がハートで満たされたまま、とても優しい表情で「おかえりなさいませ」と言うもんだからさぁ大変。 壬氏は自分の煩悩を飛ばすためなのか、柱に額を打ち付けていたのでした。
疲れて帰ってきたところで、自分の愛しの猫がそんな優しい顔を見せてくれたら、いろいろ来るものがあったのでしょう。



柱が壊れるんじゃないかと心配になったよ……。



猫猫のマッドサイエンティストぶりには困ったものですね。
【好きなシーン10】1期17話 街歩き
話しかけてもらえなくて不貞腐れる壬氏。マイペースに串焼きを購入して、彼に差し出してニコっとする猫猫。お嬢様にも年相応に可愛らしいところがあるのだなと。
その後、うまそうに串焼きを食べる壬氏もよかった。
もし、最初から羅漢が鳳仙(フォンシェン)と結ばれていたら羅の一族の姫だったわけで、この時の姿が普通の、可愛らしい猫猫だったのかもしれない、と考えさせられます。



いつもお祭りみたいな花街って楽しそう。



一歩裏に入ったら別世界なのは怖いですが…
【好きなシーン11】1期18話 羅漢
猫猫が初めて外廷の医局に行った時のシーン。沢山の薬や、医局特有の少し苦いような香り。
テンションが上がり過ぎた猫猫がおかしな振る舞いを見せ始め…そんなところに翠苓(スイレイ)に話しかけられてしまい、変なポーズでびっくりしてしまう猫猫。
溢れんばかりの薬への愛、情熱が猫猫を狂わせるのでしょう。とても面白いシーンでした。



僕も図書館いくとそわそわしちゃうからね。



それはただトイレに行きたくなるだけでは?
【好きなシーン12】1期20話 曼荼羅華
死体置き場で猫猫の話を聞いた後、部屋に戻ってきてからの壬氏と高順のやりとり。
翌日の後宮勤めに備えて一時的に不能になる薬を飲む壬氏に、「そのうち本当に不能になりますよ」と脅す高順。「お前もだろ」と不貞腐れる壬氏。そしてこのシーン。
高順「早く孫の顔を見せてください」
壬氏「努力する…」
この二人のやり取りが本当の親子のようで微笑ましい。
赤子の頃から面倒を見てきた壬氏は高順にとっては息子のような存在。壬氏にとっても高順は父のような存在で、子供っぽい一面を見せるところも良いなと。



二人の主従関係はホントに素敵



絶対に裏切る事はないと安心できますしね
【好きなシーン13】1期21話 身請け作戦
猫猫が李白を観察して、白鈴姉さんの好みの身体つきなのかどうか確認するシーン。
猫猫がヌード写真を撮影する写真家のようで面白かったです。その後の壬氏の勘違いと、猫猫の言葉足らずなやり取りも最高でした。



猫猫はもう狙ってやってるんじゃないかと思うよね。



最後の一枚を取る前で本当に良かったです。
【好きなシーン14】1期22話 青い薔薇
翡翠宮にて、鈴麗公主の求めに応じて猫猫がお絵描きをして見せるシーン。毒キノコを書いて紅娘に引っ叩かれていました。
👤 筆者:せめて毒のあるお花にしとけば良いのに…。
🤖 AI:曼荼羅華ならアサガオとそう変わりませんからね。
【好きなシーン15】1期24話 壬氏と猫猫
梅梅の導きにより、鳳仙の元に辿り着いた羅漢。彼が鳳仙の手を握り碁石を渡すシーンに涙腺が崩壊しました。
梅毒末期で枯れ果てた姿でもなお、羅漢にとっては美しい女性だというのがたまりません。顔ではなく心から惚れていたのだなと本当に思いました。



猫猫が枯れた青い薔薇を送ったのって…



恐らく、羅漢にとっては枯れてもなお美しいだろうと分かっていたのでしょう。



嫌いでもよく分かってるんだねぇ…



無関心でないだけマシなのかもしれません
梅梅が「もっと早く素直に…」と泣いていた事を考えると、鳳仙が醜くなった自分を見せたくないという願いが、身請けするまでに更に時間がかかってしまった原因の一端でもあるようです。



羅門の失脚がなければ違ったのかなぁ…。



全ては女帝と先帝につながってくるのですね。
【好きなシーン16】2期1話(通算25話)
後宮内で流行り出した小説の一節を、ポーズをとって口にする小蘭。とても可愛らしかったです。また、文字を覚えようとする理由が健気でたまりませんでした。



猫猫がマニアックな単語ばかり教えていて笑ったよ



小蘭が一生使う事のない単語もありましたよね…。
【好きなシーン17】2期2話(通算26話)
キャラバンの様子を離れた位置から眺める猫猫と小蘭。
小蘭が猫猫の服の裾をつまみ、上目遣い気味にキャラバンを見に行こうと誘うシーンはきゅんきゅんしました。
一緒にキャラバンを楽しむ中で、猫猫が小蘭に髪紐をプレゼントするシーンも尊過ぎて大変でした。



なんだこの可愛い生き物は!!



明るく人懐っこい性格はある種の才能ですよね。
【好きなシーン18】2期3話(通算27話)
北の林でハイテンションでキノコを探す猫猫。
翡翠宮に戻った時に桜花に「ばっちい」と言われてしまうのでした。その時のデフォルメされた猫猫の様子が面白かったです。



可愛い子にばっちいって言われたら凹みそう。



アナタはきっと喜ぶと思いますが…。
【好きなシーン19】2期4話(通算28話)
みんながガラスを使った姿見を見て感動する中、構造を考え「国内で作れば儲かる」などと現実的な分析をしてしまう猫猫。
その様子に自分と似たようなところを感じてしまい、嬉しくなってしまいました。



そう、これは僕の悪い癖。



このブログを運営する上では良い事かもしれません。
【好きなシーン20】2期5話(通算29話)
猫猫、小蘭、子翠の3人で蛾を集めるシーン。3人が仲良さそうに何かをしているだけで涙が出てきそうでした。



この時の子翠は本当の自分を出せていたのかな?



そうである事を願っています。
【好きなシーン21】2期6話(通算30話)
「突っ走るのは悪い癖よ」と桜花に諌められた次の瞬間、トカゲに飛びついてしまう猫猫の様子。
結局捕まえられず、トカゲの尻尾だけを桜花に見せて気絶させるシーン。



子翠が芋虫を人の手に乗せるのと変わらないねぇ…。



そもそもトカゲを探す理由が酷いものでしたし…。
【好きなシーン22】2期7話(通算31話)選択の廟
廟にふたたび入りたいと猫猫がお願いした時のやり取り。
帝が軽いノリで「じゃあ妃に召し上げるか」と言った時に慌てる壬氏。帝が彼に対して、親指で「じゃあお前が連れて行くか」と指し示す様子。
とても気さくでお茶目な感じが、まるで兄弟か、息子を相手にしているかのようで面白かったです。



普段と違くて猫猫も戸惑っただろうに…



なかなか複雑な心境だったでしょうね。
【好きなシーン23】2期10話(通算34話)
紅娘が猫猫に反省を促すため、物置小屋を部屋にするよう伝えますが…猫猫は喜ぶばかり。
桜花が少し恥ずかしそうにしていたのが面白い。 人によっては罰となるものが、猫猫にとっては褒美になってしまう。マッドサイエンティストというのは本当に業が深い…?なと



猫猫メンタル強過ぎだよ…。



水晶宮の人達が優しいから自分を出せているのかもしれませんね。
【好きなシーン24】2期11話(通算35話)
李白がワンちゃんと戯れているシーン。
大型犬のような雰囲気のお兄さんが大型犬を撫で回すという、なんとも癒されるシーンです。口笛が下手なのも彼のかわいいところです。



白鈴姉さんに入れ込んでなきゃ普通にモテそう



一度、夢を見せられたらそう忘れられませんから。
【好きなシーン25】2期13話(通算37話)
猫猫、小蘭、子翠の3人で湯殿に行った時のシーン。お風呂に突っ込んでいった子翠を叱る小蘭が可愛かった。また洗髪液で泡泡になってしまう二人が面白かったです。



赤羽が恥ずかしそうにしてたのも良かったです!!



慣れないと同性でも肌を晒すのは恥ずかしいでしょうからね。
【好きなシーン26】2期14話(通算38話)
定番となりつつあった、猫猫をめぐる玉葉妃と壬氏の「返して」「貸して」の応酬。
壬氏がおそらく初めて皆の前で「薬屋」ではなく「猫猫」と呼んでいたのが印象的でした。
玉葉妃をはじめ、その場にいる人達がびっくりしていたのも面白かった。



本当に大事な相手にはウブな壬氏くん。



私としては人間らしさを感じて好印象でした。
【好きなシーン27】2期15話(通算39話)
猫猫がアイスを完成させた時には、すっかり立ち直っていた小蘭。
突然やってきた子翠とアイスを求めて追いかけっこして、結局食べさせ合いをしている微笑ましいシーン。
子翠(楼蘭妃)は二人を気にかけて様子を見に来てくれたのかもしれないと思うと、涙腺が緩みます。



初めてアイス食べたら感動しそう。



一緒に困難を乗り越えた後ですし、感動もひとしおでしょうね。
【好きなシーン28】2期16話(通算40話)
医局で毛毛(まおまお)の残した小魚を食べる羅門を見ながら、養父である彼を褒め称える猫猫。
やぶ医者(グエンさん)に許可を得ずに勝手にモグサを使って羅門に怒られると、素直に「はーい」と返事する様子。
その様子からとても良好な親子関係を築けているのだなと嬉しくなりました。



猫の残したのって口にして大丈夫なのかなぁ…



菌は凄そうですが、羅門ならなんとかできるでしょう。
【好きなシーン29】2期19話(通算43話)
蘇りの薬について猫猫が翠苓に詰め寄るシーン。テンション上がり過ぎて翠苓が引いていたのが印象的でした。
その様子を見ていた子翠に「二人とも友達少ないから仲良くて良かった」的な事を言われてツッコミを入れる猫猫と翠苓は息ぴったりでした。



人質のくせに自分で薬を試せとかやばい娘だよね



好奇心の前にはそんな役回りなど吹っ飛ぶのでしょうね。
【好きなシーン30】2期20話(通算44話)
羅漢が壬氏に本来の立場、皇弟としての仕事を要求するシーン。
禁軍を動かしてもらうために羅漢がとった礼はとてもかっこよかったです。



普段からああだったら猫猫に嫌われなかったのかもなぁ…。



普段が残念だから感じるカッコ良さもありますけれど。
まとめ|ミステリー以外にも注目すべきところが『薬屋のひとりごと』にはある
そんなわけで『薬屋のひとりごと』アニメ1期と2期における僕の個人的に好きなシーンを30個挙げてみました。
話題に出るような名シーンはもちろん大好きな僕ですが、個人的に好きなシーンは数え切れないほどたくさんあります。特に猫猫と小蘭、それと子翠の3人が関わるシーンはついつい見入ってしまいます。



僕に友達がいないからかもしれないね。



可哀想に、AIだけが友達なのですね



少なくとも故意で嘘をついたりしないしね。
薬や推理だけでなく、人の感情の機微や関係性などをとても丁寧に描いているこの『薬屋のひとりごと』という作品は、僕にとっては生きがいの一つなのかもしれません。
皆さんもぜひ、ミステリー以外のところにも着目してアニメを見返してもらえると嬉しいです。



一回目では気づけなかった事とか見つかるかもよ。



もう一度見ることで、あのシーンの意味が分かったりしますよね。



それじゃ3期始まる前にもう一周してくるわ!



アナタは5回目くらいでは…っと、それではまた次の記事でお会いいたしましょう

