猫猫の解雇と身請け話『薬屋のひとりごと』第12話感想

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第11話『二つを一つに』では猫猫が動いたことで、里樹妃毒殺未遂の犯人である風明が自首に至りました。そしてその影響は風明の関係者にも波及していき、その中には猫猫の名前も…。

彼女はいったいどうなってしまうのか、壬氏は何とかしてあげるのかどうにも気になる終わり方でした。

この回は1クール目の最終話。どうやって決着がつくのか楽しみですね。そんなんわけであらすじと感想です。

ここから下はネタバレを含みますのでお気を付けください。

目次

第12話「宦官と妓女」あらすじと感想

宦官と妓女ってもーあれよね、壬氏と猫猫のことだよねと思ってしまうサブタイトル。この回の主な登場人物はこんな感じです。

主な登場人物

  1. 猫猫(まおまお)・・・この物語の主人公。花街の薬屋の娘。後宮勤め➡緑青館➡
  2. 壬氏(じんし)・・・美貌の宦官。猫猫曰く顔だけは無駄にいい。後宮で強い権力を持っている。
  3. 高順(がおしゅん)・・・壬氏のお目付け役の武官。まめで気が利く人。宦官?
  4. 玉葉妃(ぎょくようひ)・・・上級妃の一人「貴妃」。穏やで柔らかい雰囲気の妃。
  5. 六娼館の妓女たちとやり手婆

大量解雇と猫猫と壬氏のすれ違い

都合の良い駒?

風明の処刑後に親戚のほとんどが肉刑に。そしてその取引先などの関係者も何らかの対処をしなければならず壬氏と高順はとても悩んでいました。特に壬氏はものすごく悩んでいました。

頭を抱える壬氏
日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより

だってその中に猫猫が入っていたのだから。

おいおいまじか!!猫猫どうなっちまうんだってばよ!!

って肉刑ってなによって調べちゃったけどなんかとっても痛そうでした

猫猫がさらわれて売られたのが通商を営む家だったみたいで…。

それでも関係者扱いされるって大変な世の中だなぁなんてのんきに思ってしまいました。

猫猫との関係を深めたい?であろう壬氏は猫猫が後宮を出ていきたいのか出ていきたいのかわからずとっても苦悩することに。都合の良い駒だったはずなのにね??っと高順と一緒に突っ込んでしまいました。

猫猫の解雇

小蘭から例の家と取引のあった家の娘たちが大量解雇されてしまうことを聞いた猫猫。嫌な予感がして必死に壬氏を探していました。

下手したら売り飛ばされるんだからそりゃ必死にもなるわなぁと。後宮での仕事も結構充実していたようだし今さら嫌だろうしそんなの…

何とか壬氏を見つけられて話をすることはできたけれど…。

壬氏がどうしたいか聞いたときに何とか残れるよう迂遠な表現で伝えようとするも、とある一言で壬氏は勘違い。解雇されることになってしまいました。

猫猫のリアクションがあれでした。その時のナレーションが端的すぎて面白かった。って勘違いであってるよね?本当は後宮に居たくないのに無理やり働かされていたって感じにとらえっちゃったんだよね壬氏は??

猫猫が解雇されて後宮を出ていった後の壬氏の落ち込み様ときたらもう…。

キノコをはやす壬氏
日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
ソウカナ

キノコ生えるってどんだけよ…

それを見ていて高順は何とかしようと頭を働かせている様子でした。

壬氏から話を聞いていた時の玉葉妃の言葉は「ほんとそれな」と思わずうなずいてしまいました。高順の言う通りめんどくさい男の子だね壬氏君はと思ってしまう方もきっといるはず…

里帰りと身請け

猫猫の里帰りと緑青館での仕事

シーンが変わって緑青館で3人の姐さんとのやり取り。

妓楼の外で貴人の宴が行われるとかで猫猫は化粧をして可愛く着飾られていました。それを見た時のやり手婆のリアクションは怖かった。

ソウカナ

売る気満々やないか( ´艸`)まぁ確かにかわいかったけども。なんか養子にしたくなるというか…

その宴はとてもお金を持っていそうな貴人の邸宅で実施。なんでもその宴を開いたのは李白紹介の宮廷高官だとか。

いつもは見られない猫猫の表情を楽しめました

3姫を中心に舞踊や詩歌、二胡の演奏などが行われる中、猫猫は作り笑いで給仕に努めている様子でした。三姫の姿はとても美しく表現されており、なんだか酒どころじゃねえだろうなぁなんて思ってしまいました。

ほとんどのテーブルに妓女が付いているくらいの大盤振る舞いの楽しい宴。そのはずなのにとあるテーブルにはとてもつまらなそう?悲しそう?にしている青年がいました。

日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより

きょとんとした顔の猫猫は可愛い。ってこの人どこかで見たような…

壬氏による猫猫の身請け

つまらなそうにしていたのはなんと壬氏。

猫猫は絡みに行ってなんか触られそうになり壬氏の手を避けていました。

ソウカナ

てか猫猫自分は勝手に髪をつまみ上げといてひどい…

そして猫猫に気づいて壬氏がすぐ触ろうとしていたのはびっくり( ´艸`)

猫猫の話を聞いて身請けしてやると提案した壬氏。その時の会話でですれ違っていたことがわかりました。

猫猫と壬氏のやり取りは思わずにやにやしちゃいました。

猫猫は離れでとある誰かの容態をみたり、やり手婆と風呂に入ったり、養父と家で過ごしたりしつつ、自分の後宮での生活や今後どうしたいのかに想いを馳せていました。

この時の猫猫のこのセリフはとっても重みを感じました。

後宮も花街も大して変わらない、花園であり鳥かごだ

アニメ「薬屋のひとりごと」第12話より

うんうん本当にいろいろあったねぇ。アニメだと一瞬だけど結構な月日だったんだろうなあと。そしてあんた酒好きやなぁと。そして、花街という狭い世界で商売をする妓女たちと、後宮という閉ざされた世界で過ごす女性たちの置かれた状況はあんまり変わらないんだろうなぁとひしひしと感じました。

そんな重たい雰囲気のシーンのあとはコミカルな演出。金を見たやり手婆ととある草を見た時の猫猫のリアクションはとってもひどかった( ´艸`)風呂のシーンの時も思ったけれど似てんなあんたら…

まとめ

猫猫の貴人と平民の区別をはっきりさせたがる態度が壬氏の判断の狂わせたというか。

壬氏も考えすぎてしまって、彼女の心に踏み込めずにいるというか。本当の気持ちを話してほしいというのが立場が違いすぎるといえない。そんなこと言ったら命令になるから意見が曲がってしまうから。

一応、現代人の僕からしたら何だかとってもめんどく感じてしまう貴人と平民の区別。

でも当時の統治者たちからしたらそういう役割があった方がやりやすかったんだろうなぁ。なんてしみじみと思いました。

そして緑青館での猫猫の仕事。やっぱりそばかすをとって聞かざると猫猫はとてもかわいらしい。

そして凹んでた壬氏が猫猫との再会でなんか子供っぽい表情を見せるのもかわいく感じました。

僕も年を取ったんだなぁと高順視点で見ているのかもしれません。とにかくまぁ猫猫がほかに客を取る前に壬氏に身請けされることになって本当によかった。

次回第13話「外廷勤務」

壬氏によって身請けされた猫猫。次回予告で猫猫が着飾って緑青館から送られていくシーンはとてもおもしろそうだと思ってしまいました。また、壬氏と猫猫の移動中のやり取りがとても気になります。そして、ちらっと出てきたモノクルの細い目のおじさん。なんだかとっても怪しかったですね( ´艸`)

新しい環境に置かれるであろう猫猫はいったいどんな事件に巻き込まれるのかとても楽しみです。

13話は2クール目のスタート、緑黄色社会とアイナジエンドの曲が変わっちゃうのは寂しいけれど新しいのはどうなるのかも楽しみです。それでは第13話も楽しみましょう~。

アニメ『薬屋のひとりごと』感想記事

薬屋のひとりごとアニメ第1期|1クール

薬屋のひとりごとアニメ第1期|第2クール

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