彫金細工師の遺言に仕掛けあり『薬屋のひとりごと』第16話感想

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第15話『鱠』では猫猫が意外なものが死因になった事件の謎解きをしたり、羅漢に絡まれて大変そうでしたね。

今回も謎解き回。猫猫は彫金細工師の残した遺言の謎を解き明かせるのか楽しみですね

\コンニチハ/数あるアニメの中でも『薬屋のひとりごと』が大好きな僕ソウカナです。大学で化学を専攻していたこともありそういう知識を利用したトリックの謎解きは興味深く今回の内容はとてもわくわくしました。

さて、今回のお話の気になるポイントは

  • 彫金細工師の3人の息子の関係は?
  • 彫金細工師の秘伝の技術とは?
  • 遺言に秘伝を明記しなかったわけは?

こんな疑問を持った方がアニメを何度も見直さなくても理解を深められるように願いを込めて

この記事ではアニメ「薬屋のひとりごと」第16話のあらすじと感想を書いてみました。

まずはこの回の予告から

この段階である程度知識がある方はトリックが予想できてしまうかもしれません。

ソウカナ

でも時代背景を考慮にして見た方楽しめるよね?

目次

アニメ『薬屋のひとりごと』第16話あらすじと感想

この3人の話をクローズアップする必要があるのか気になってしまうところかもしれませんが意外と重要な回。

サブタイトルは「鉛」

彫金細工師による遺言の謎

壬氏から猫猫に話をされたのは宮廷御用達の彫金細工師が弟子である息子たちに秘伝を伝えず亡くなってしまったという話。

遺言自体は残っていましたがその内容は…

不可解なバランスの悪い形見分けであったり、みんなで茶会をという意味深なメッセージでした

彫金氏には3人の息子がいて他人から見れば彼が亡くなった後はそのうちの誰かが御用達といわれているようでした。

ソウカナ

話を聞いた猫猫はやけに前向き。羅漢にはお見通しだったってことかな?そこまで理解されてるってなんか凄いというか怖い…

壬氏は猫猫が調査を引き受けてくれてホッとするよりなんか不服そうでした。

猫猫にとってはやけに準備が良く興味深かったみたいですね。まあ、壬氏の知り合いが羅漢だとわかっていたらもうあれでしょうが…

形見分けが鍵を握る

翌日、馬閃に連れられ調査に向かった猫猫。3人に話を聞いてみと形見分けの内容にそれぞれ思うところがあるようでした。形見分けの内容とそれぞれの言い分はこんな感じ↓↓

  1. 長男には離れの作業小屋…小屋をもらっても箪笥が固定されているんじゃもらっても困る。
  2. 次男には細工の施された箪笥・・鍵が開かない箪笥をもらっても困る。
  3. 3男には金魚鉢…何もいえず。長男次男にすぐ金にできるものでずるいといわれてました。

それと、謎の父親のメッセージに今さらなんだよって感じでした。もう、3兄弟みんな似ていないし、バラバラです。

どうにも3男には彫金の才能があるらしく一番、彫金氏である父親に一番目にかけられていたと思われていた様子で長男、次男と3男の関係はとても冷えてしまったように映りました。

猫猫が彫金氏の家について見聞きしたのは

  • 離れの作業小屋は茶飲み場になっている
  • 変わった家具の配置で箪笥が固定されている
  • 縦に細長い窓に、大きな栗の木。日当たりが良いのになんか残念
  • 細長い窓の下には真中に四角い日焼けのあとのある棚

そして

次男に残された箪笥は3段3列の引き出しが付いていて最上段の引き出しは鍵はなく開けられない。また真ん中の引き出し用と思われる鍵も鍵穴にさすことができない。

ちなみに鍵は無理やり開けると箪笥が壊れるようにしてあるといわれていたらしいですし、そりゃ次男も文句を言いたくなる気持ちもわかります。

そして開始される3人?主に長男、次男による一方的な文句?

ソウカナ

なんかコミュニケーションが足りていない感じがしますな。

家具の配置が示すトリックに迫る

言い合い?をする3兄弟を止めるかのように小屋に入ってきた彫金氏の奥さん。彼女がお茶を持ってきたことで、茶会のような状態になります。

3兄弟の座る位置には定位置があり移動して座るのですが、窓の前の席は光を遮らないようになのか誰も座りません。日が伸びだら箪笥に届きそうな感じでしたが箪笥に焼けた跡はなく…

今までの情報と皆で昔のように茶会をというメッセージを整理していき猫猫は箪笥を開ける方法を思いつきます。

日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより

水を張った金魚鉢を集光レンズにして箪笥中央の鍵穴に日を当てるというもの。

猫猫の予想通り鍵穴からじゅうっと煙が上がりました。まるではんだごてで作業するときのような感じで。その後、開かずの引き出しに鍵を入れてみるとすんなりと開けることができました。

中から出てきたのは変な穴のようなものがある四角い箱に入っていた鍵

猫猫はなくなった彫金氏の訴えていた体調不良内容を聞いて、医学的な知識からそのトリックの裏どりをしていました。より詳しい内容はぜひアニメで。

ソウカナ

子供のころ虫眼鏡で遊んだことを思い出すトリックでしたね。

遺言に秘められたメッセージ

箱から出てきたカギで最上段の引き出しを開けるとそこから出てきたものは

日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより

鉛とスズともう一つの金属。

長男次男がそれを見てなんだよって感じになる中、3男だけがそのオヤジの意図に気が付いていました。そして兄たちにみんなでやっていきたいと投げかけるのです。

兄たちから返されたのは「才能のあるお前は俺たちとは違う」という感じで返しますがただの親父の言葉不足。

彫金氏生前3人にはそれぞれ違った才があり頼りにしていたようなのです。言葉が足りないばかりに彫金氏としての才能がある3男が特別視されているように見えたのですね。

ソウカナ

ちゃんと普段から言葉にしていてくれていたら最初から仲良くできていただろうに…

今後も鉛とスズの合金を扱うであろう3男に猫猫は何かあれば養父の薬屋を頼るよう勧めていました。

後日、壬氏のもとに訪れた羅漢。彼が言うには

3兄弟はそれぞれの才能を生かして家を支えることになったとのこと

本当によかった。なんだかんだ頭のいい3人だったという事でしょうね。

また、彫金氏は最後に残した作品はとても出来が良く祭具にしたら栄えそうだといっていました。なんだかフラグっぽいなぁ。羅漢の奴いったい何かに気づいて実は忠告してくれていた??

そして、壬氏は妓女の希少価値を下げる方法を羅漢に再度尋ねますがそれに対しての答えは…

そういうことはその世界を知るものに聞いた方が早い

アニメ「薬屋のひとりごと」第16話より
ソウカナ

いやいやあんた結局、猫猫から聞けって事かい‼

そして部屋付きの女官達にと酒?を残して立ち去ります。

日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより

イヤー胡散臭い感じの去り際がとてもいい。この人はいったい何なんだろうか…どこまで読み通しているのか。

その夜、壬氏は猫猫を呼び出してとある依頼をするのでした。

まとめ

この回のポイントはこんな感じでしょうか↓↓

  • 彫金氏の息子3人は本来仲が良く父親の言葉不足のせいで仲互い
  • 彫金細工師の秘伝は合金の技術
  • 秘伝をすんなり伝えなかったのは意図に気づいて仲良くしてほしかったから

そして何より、猫猫の推理力と知識が光りましたね。

最後に出てきた、壬氏の猫猫へ「化粧をしてくれ」という依頼と、第17話「街歩き」の次回予告。なんだ、壬氏ったら変装して猫猫とデートでもしたかったのかしら?

ソウカナ

ふだんみられない猫猫のかわいらしい表情がなんかよさげ

そんなわけで次回17話「街歩き」も楽しみです。

アニメ『薬屋のひとりごと』感想記事

薬屋のひとりごとアニメ第1期|1クール

薬屋のひとりごとアニメ第1期|第2クール

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