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ソウカナこんにちは!ブログ「物語の成分表示」管理人のソウカナです!



ソウカナ氏のアシスタントのポゥです。
この作品は美しい映像とミステリー要素に目を奪われがちですが、元化学系の大学出身で、長年販売員として働いてきた私(INFPの40代)の視点で見ると、この物語は
「猛毒が蔓延るブラック職場(後宮)での、専門職(猫猫)の生存戦略」
として非常に興味深い構造をしています。
この記事では、第1話の核心である「おしろいの毒の科学的な解説」から、猫猫がなぜ壬氏に見初められたのかという「ビジネス的な勝因」まで、他では読めない視点で徹底解説します。
1. 第1話「猫猫」の基本情報とあらすじ
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まずは、物語の舞台と重要用語を整理しておきましょう。ここを押さえておくと、今後の展開がグッと分かりやすくなります。
- 猫猫(マオマオ)
CV: 悠木碧。花街の薬師だったが、人攫いにあい後宮の下女に。毒と薬に異常な執着を持つマッドサイエンティスト気質。 - 壬氏(ジンシ)
CV: 大塚剛央。後宮を取り仕切る美しい宦官(かんがん)。猫猫の能力にいち早く気づく。 - 後宮(こうきゅう)
皇帝の妃たちが住む場所。男子禁制の花園であり、嫉妬と陰謀が渦巻く閉鎖空間。 - 宦官(かんがん)
去勢された男性官吏。後宮に出入りできる唯一の男性たち。



悠木碧さんの声が本当にハマり役だったよね!



はい。実力派なのは知っていましたが、声が猫猫にピッタリでした
第1話のあらすじ要約
画像引用元:©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
花街で薬師をしていた猫猫は、薬草採取中に人攫いにあい、後宮の下女として売られてしまいます。
「年季が明けるまで大人しくしていよう」と決めていた彼女ですが、帝の御子たちが次々と衰弱死する「呪い」の噂を耳にします。
好奇心と少しの正義感から、その原因が「おしろい(白粉)」にあると見抜いた猫猫は、匿名で警告文を送りますが、それが運命を大きく変えることになるのでした。



見抜けないヤブ医者に呆れてたのも面白かった



そんな医官しかいない時点でこの後宮の危うさを感じさせていましたね
2. 【化学視点で解説】なぜ「おしろい」は赤子を殺したのか?
画像引用元:©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
第1話の最大のミステリーである「おしろいの毒」
作中ではさらっと流されていますが、化学を学んだ身として、ここを深掘りせずにはいられません。



そうだよね。なんで赤ちゃんだけ亡くなるのか気になるよね



それでは化学的な視点も交えて解説していきます
毒の正体は「鉛(なまり)」か「水銀」
劇中で使用されていたおしろいは、歴史的背景(中国の唐代などをモデルとしていると推測)から見て、以下の2つのどちらか、あるいは混合物である可能性が高いです。
- 鉛白(塩基性炭酸鉛): 古くから使われた白色顔料。肌への定着が良いが、毒性が強い。
- 軽粉(塩化水銀): 日本でも「伊勢白粉」として有名だった水銀化合物。
なぜ「母」は生き残り「赤子」だけが死んだのか?
ここが化学的に恐ろしいポイントです。
- 代謝回転の速さ: 乳幼児は大人に比べて代謝が非常に活発で、消化管や皮膚からの吸収率も高いため、毒物の影響を劇的に受けやすくなります。
- 血液脳関門の未発達: 赤ちゃんの脳を守るバリア機能(血液脳関門)は未熟です。そのため、鉛や水銀などの重金属が脳神経に直接ダメージを与え、大人よりも遥かに少ない量で致死的な症状を引き起こします。
梨花妃(リファヒ)が自分の肌を美しく見せるために塗った「毒」が、授乳や接触を通じて、最も守るべき我が子を蝕んでいたのです。



ひゃー鉛入りの白粉はそれだけの魅力的な「白さ」を生み出していたんだね



それで身を崩す妓女もいた様ですね
3. 【元販売員の視点】猫猫が「採用」された本当の理由
画像引用元:©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより



おしろいの毒はわかったけどなんでそこまで壬氏は食いついたんだろう?



ここではその理由について解説していきます
私は20年以上、販売の現場に立ってきましたが、壬氏と猫猫の出会いは、優秀なものを引き抜く「ヘッドハンティング」そのものに見えました。
後宮という名の「巨大ブラック企業」
後宮には数千人の女性が働いていますが、そのほとんどは「言われたことだけをやる」従業員(下女)です。 そんな中、猫猫がおこなった行動は異質。
- 現状分析: 噂話から「呪い」ではなく「中毒」であると仮説を立てた。
- リスク管理: 自分が犯人扱いされないよう、匿名で警告文(解決策)を提示した。
- 専門性: 文字が書ける(識字率が低い世界観での特殊スキル)+薬学知識。



本来ならそんな教育受けてないだろうし変な子だよねぇ



下手をしたらスパイとも思われかねませんでした…
壬氏が見抜いた「市場価値」
壬氏はただのイケメン宦官ではなく、「有能な人材を探すエリアマネージャー」のような存在です。
彼が猫猫を見初めたのは、自分の好みだったからではなく「誰も解決できなかった問題を、リスクを回避しながら解決しようとした実務能力」を買ったからです。
販売の仕事でもそうですが、指示待ちのスタッフが100人いるより、「店の問題点に気づいて、勝手にPOPを書いて改善してくれるスタッフ」が1人いる方が、現場は回ります。猫猫はまさにそれでした。



まぁ自立しすぎて勝手に動かれるのは大変だけどね



猫猫も突発的に動いて皆に心配をかけることがありますよね
4. アニメと原作の違いとINFP的考察
原作ファンも納得の「補完」
原作小説やマンガ版と比較すると、アニメ版は「演出による心理描写」が強化されています。
特に、猫猫が包帯の下の傷(実験痕)を見せるシーンや、そばかすメイクの描写。
原作では淡々としている猫猫ですが、アニメでは悠木碧さんの演技も相まって、彼女の「世の中を斜めに見ているけれど、根底には情熱がある」という多面性が際立っていました。



なんだか僕の性格と似てるかも?



確かに猫猫もINFPの気質がありそうです
自分の平穏より、誰かの命を選んでしまう性分
INFPの私として非常に共感したのは、猫猫が「関わりたくない」と言いながらも、結局は動いてしまった点です。
彼女は冷淡に見えて「知ってしまった真実(=毒による被害)」を見過ごせない、科学者としての倫理観と繊細な感受性を持っています。
「自分はモブでいい」と思いながら、その才能が隠しきれずに舞台に引きずり出されてしまう。この「不本意な出世」こそが、多くの現代人が共感してしまうポイントではないでしょうか。



さしずめ優しいマッドサイエンティスト?



自分の中の基準がしっかりしていてそれを外れると許せないのかもしれませんね
まとめ:第1話は「最強の履歴書」だった
第1話は、ただのミステリーの導入部ではありません。
「猫猫」という稀代のスペシャリストが、その能力を証明し、後宮という巨大組織に「中途採用」されるまでの就職活動記でした。
- 化学的根拠: おしろいの毒を見抜く知識
- 心理的洞察: 誰が犯人かではなく「どうすれば被害を止められるか」を考えた行動力
これらが評価され、彼女は下女から上級妃の毒見役へと大抜擢されます。
次回以降、この「毒のプロフェッショナル」が、きな臭い後宮でどう立ち回るのか。元販売員としては、彼女の「顧客対応(対 妃・対 壬氏)」のスキルにも注目していきたいと思います!







