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3度の飯よりアニメがすき!こんにちはソウカナです!!
第22話『青い薔薇』では見事に青い薔薇を用意してみせた猫猫。あれは本当に大変そうでしたがお手伝いで小蘭が出てきたのはちょっとうれしかった。
いよいよ今回は毛嫌いしていた羅漢と対面。感動の親子再会とは当然いかず……
猫猫は羅漢との親子と対決でどう立ち向かっていくのか?
羅漢的にはたとえ敵対したとしても溺愛する娘に会えるだけでもうれしいんだろうな。
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アニメ『薬屋のひとりごと』第23話あらすじと感想
そんな親子対決回のサブタイトルは…
タイトル的に爪紅に関連する話なのかなと思いましたが…。
冒頭に出てきた六娼館のとある人物をが出てきてこの人と羅漢の関係を写すんだろうなぁと予見させます。
夫婦のなれそめとか普段は興味を持てませんがこの二人のはきっとドラマティックなんだろうなぁと知りたくなりました。
この回の主な登場人物
- 猫猫(まおまお)・・・この物語の主人公。花街の薬屋の娘。故あって今は宮廷勤め。
- 壬氏(じんし)・・・美貌の宦官。猫猫曰く顔だけは無駄にいい。後宮で強い権力を持っている。
- 高順(がおしゅん)・・・壬氏のお目付け役の武官。まめで気が利く人。宦官?
- 羅漢(らかん)・・・軍部の高官でとっても胡散臭い。囲碁や象棋が好き?
- 鳳仙(ふぉんしぇん)・・・六娼館の妓女。碁の強い妓女。今は緑青館の離れに…
羅漢に挑んだ勝負は?
そしてシーンは後宮に戻り猫猫のジト目ドアップ。
羅漢と猫猫以外の周りのひとが碁石だったり象棋の駒だったりでシリアスなのにかなりシュールな感じというか…。



笑ってはいけないのに笑いたくなる…
そして猫猫は象棋で条件付きの賭け勝負に挑みます。
そして賭けの賞金代わりとしてお互いが要求するのですがまずは羅漢が猫猫に
娘になって
と要求。一方の猫猫は



緑青館から妓女を一人身請けしろ
羅漢的にはどっちに転んでも問題ない物。そりゃ前向きに挑むわけです。





なんだかとっても楽しそうな羅漢( ´艸`)
羅漢にほかにもうないのといわれて猫猫は二つの条件を出します。
羅漢は猫猫とゲームできるのがうれしすぎて思考が働かない
どんな態度をとられてもうれしそうな羅漢の顔をみてニヤニヤしてしまいました。でも相手は猫。距離感をいきなり詰めすぎて嫌われちゃった感じもありますから、羅漢には反省してほしいところです。
しかも提案された試合が自分が得意な象棋
勝てたら自分の娘として帰ってきてくれると約束してくれたのだからうれしくてしょうがないでしょう。
猫猫はもしかしたら羅漢の感情を高ぶらせて自分が考えた悪辣な罠(笑)に気づかれないようにしたのかもしれません。



でもまぁ羅漢は猫猫に頼まれたらなんでも喜んでやりそうだけど……



引き換えに爸爸と呼ばされそうでいやなのでしょう
はめられた羅漢
猫猫が出した条件は下記の2つ。
- 1つは5つの盃うち3つの盃に3杯飲めば猛毒になるという液体を入れて人勝負ごとに負けた方が飲む
- もう一つはどんな理由があっても試合を放棄したら負けというもの。
壬氏がいろいろ心の声を流して勝負を盛り上げてくれます。
猫猫が負けたら会えなくなっちゃうかもしれないから心中穏やかではないのはしょうがないかなと。心配でしょうがない様子でした。
象棋の勝負は順当に羅漢が勝ちを重ねますが…。3戦目で娘に毒を飲ませられないとわざと負けます。
そして盃を一杯のんでぶっ倒ることに。
いったい猫猫は何を仕込んだのか?


まさか毒を盛ったのか??と一瞬壬氏と一緒になって焦りましたが…
彼は下戸だったみたい。それによって羅漢は不可抗力で試合を放棄することになり負けるのでした。
イヤーなんだかんだ猫猫ったら羅漢のこと知ってるやん。
って思ってしまいました。まぁ六娼館にいたしなんとなく聞いていたんでしょうかね。



いつも飲んでたあれジュースだったんか…
はめられた羅漢。猫猫への娘を本当に愛しているのだと感じた
おいおい猫猫、国の重臣になんてことてんだ。って一瞬焦りましたが飲んだのは酒。しかも普通の大人であれば大したことのない量ですがお酒に弱い羅漢はすぐに酔っぱらって酩酊してしまったんですねぇ……。
それにしても羅漢の猫猫の愛情は本物だと証明されましたね。娘とはいえあまりかかわりの持てなかった猫猫に対して、毒は飲ませられないと自分がまけて毒?を煽るとか。
まぁもしかしたら彼のことですから猫猫の入れたのが酒だとはわかっていたかもしれませんが。



でもこれ普通にジュースでもどうぞってお酌したら羅漢飲んだんじゃね?



それもしたくないのが思春期の娘さんなのでしょう
羅漢と鳳仙の出会いと別れ?
そして羅漢の回想シーン。彼は昔、男女の区別もつかないくらいで結構大変だったみたい。
家族からもよく思われていなくて…
そんな中で今でいえばゲーム、碁と象棋に出会ってハマってしまいました。
叔父のアドバイスでなんとなく駒に見える程度に判別できるようになったとか。そして大人になり軍部に入り仕事も象棋も負けなしに。
付き合いで妓楼に行って碁が強いという噂の妓女、鳳仙と出会いました。
碁を打つ彼女の指先は優しい朱色で彩られていたそうです。羅漢はある意味で彼女に一目ぼれ。ってか彼が唯一、顔が認識できた女性ってそりゃ惚れるか……


鳳仙の方も碁の強い羅漢に興味を持った様子でした。



猫猫のかーちゃんきれいやなぁ…
そんな2人は碁と象棋をするだけの逢瀬を繰り返していきますが、いずれ身請け話が出てしまいます。
そしてある夜、二人は体を重ねてしまい…。
その後いろいろあり都を離れた羅漢はすぐに戻れると思っていたにもかかわらず3年間も戻れずじまい。



これはつらすぎる
羅漢も後悔してもしきれないだろうけど鳳仙はもっと苦しかっただろうなぁと。思わず涙ぐんでしまったのは僕だけではないでしょう。
回想シーンが終わり羅漢が目覚めたのは緑青館。そして梅梅から差し出された薬湯を飲んで吹き出したり
枯れた青い薔薇をみて何か考え込んだりしていました。
ちなみにそれはどちらも猫猫が用意したもの。
この薔薇にどういったメッセージが隠されているのか次回がとても気になる終わり方でした。
運命的な出会い。愛ははぐくまれど添い遂げることはできず
沢山の人の顔が碁石や象棋の駒にしか見えなかった羅漢にとって鳳仙との出会いは運命と感じたことでしょう。しかもその女性が自分の得意なゲームで対等に勝負を楽しむことができるとかこの人しかいないと感じたに違いありません。
お互いにひかれあい恋をしたのでしょうが今とは違い、祇女と客の立場が邪魔をして自由な恋愛結婚なんてできるわけもなく。
羅漢に今(物語における)の地位があればすぐに身請け話にもなったのでしょうがそのころの羅漢には力がなく……鳳仙の狙った通りにはことが運ばずとてもかわいそうなことに。
羅漢が都を離れることがなければまた違った未来があったのかもしれません。それこそ猫猫が良家のお嬢さまとして後宮に入るような……



どちらにしても猫猫が壬氏に嫁いでいたのかもしれないと思うとニヤニヤしちゃう



今の二人の関係性では猫猫はものすごく嫌な顔をしそうですが
まとめ|哀れ羅漢、酒に沈む。鳳仙の悲しい末路は国のせい?
最初に象棋で羅漢に挑む時点でおいおい大丈夫か?と思いましたが
羅漢はもー娘と象棋が打てるのがうれしくて仕方のない様子でかわいいやつで。
そして羅漢と鳳仙の出会いから離ればなれになるまでの話は彼にとって後悔だらけでしょうね。
あの時もっと自分に力があれば、あの時気が付いていればとか、事件が重ならなければとか…
きっと何もなくても大変だったんでしょうけど、もしかしたら幸せになれていたのかもしれません。
それがもしかしたら何かの政治的な思惑で発生したものだとしたらめちゃくちゃ悔しいでしょうね。
そして妓女の生きる道の過酷さをひしひしと感じてしまいました。



思わず眼がしらが熱くなってしまった……
どうでも良いことですが、猫猫のジト目とかは父親譲りなのでしょうか?なんとなく気になりました。
アニメ『薬屋のひとりごと』感想記事

