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第23話「鳳仙花と片喰」では自分の父親でも罠?にかける猫猫のしたたかさと、羅漢のなかなか大変な過去、価値の落ちた妓女の過酷さを見ることができました。


こんにちはアニメ大好き!ザコオタ王子ことソウカナだよ!!
さて、今回で明かされる謎はこんなところでしょうか
- 枯れた青い薔薇の意味
- それを渡したときの梅梅の言葉
- 果たして羅漢はだれを身請けするのか…
とにかく、鳳仙が少しでも幸せな最後を迎えれれるとうれしいのですが……
ホント最初は何だコイツって感じの羅漢でしたがここ数話でだいぶ印象が変化。この24話でも愛がとても深い不器用な男なんだなぁとしみじみ感じることができます。
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アニメ『薬屋のひとりごと』第24話(最終話)あらすじと感想
いよいよ終わってしまうアニメ『薬屋のひとりごと』第1期。そんな気になる第一期の最終回は
おや、もうあれか終わっちゃったんか羅漢の話。と思いきやちゃんと羅漢出てきました。気になりますもんね羅漢と鳳仙の間に何か少しでも救いはないのかと。このままではとても悲しいだけで終わってしまうから…。
この回の主な登場人物
- 猫猫(まおまお)・・・この物語の主人公。花街の薬屋の娘。故あって今は宮廷勤め。
- 壬氏(じんし)・・・美貌の宦官。猫猫曰く顔だけは無駄にいい。後宮で強い権力を持っている。
- 高順(がおしゅん)・・・壬氏のお目付け役の武官。まめで気が利く人。宦官?
- 羅漢(らかん)・・・軍部の高官でとっても胡散臭い。囲碁や象棋が好き?
- 鳳仙(ふぉんしぇん)・・・六娼館の妓女。碁の強い妓女。今は六娼館の離れに…
緑青館の妓女を身請けするには
冒頭、緑青館にいる羅漢は枯れた青い薔薇を見ながら鳳仙の残した娘とそばに居たかったという想いを振り返ります。
日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
そして勝負に負けたことを少し悔やんでいましたが
それよりも壬氏が猫猫の肩に数回触れていたことがとても許せない様子
これどうなんだ結婚するとなったらどうなってしまうんだ?まぁいいでしょう。
そしてやり手婆に促されて仕方なしにといった様子で身請けする妓女を選びに行くのでした。
「わかってるよ。銀1万でなりなければ2万でも3万でも。さすがに10はちときついがなぁ」
アニメ「薬屋のひとりごと」第24話より
この時いった羅漢の言葉ですが10万はきついといった言葉を覚えておくとこの後の感動が大きくなるかと思います。そして羅漢の前に並んだ六娼館の妓女たち。
羅漢にはこの女性の方がましって理由で梅梅を選ばないでほしい
あんな過去があれば羅漢が猫猫にご執心なのも当然。そうなると当然、どこの馬の骨とも知れない偽宦官が相手じゃ父親としては許せないでしょうね。
彼にとってはだれもが顔が駒。誰を選んでも大して違いを感じないでしょう。それはカムロのときから目をかけてきた梅梅だったとしても同じこと。たとえ梅梅自身が彼に恋をしていたとしても、どれも同じだし一番よくしてくれた梅梅を選ぼうなんて軽い気持ちで選ばれるのは結構きつい……
梅梅が本当に羅漢が選ぶべき相手にいざなう様子はとても感慨深いものでした。



恋した相手が自分の顔を認識できないとかつらすぎ(´;ω;`)



現実にも羅漢と同様に相貌失認の方は意外と多いようです
羅漢の愛は本物だった。本当に選びたかった鳳仙はまだ生きていて…
羅漢が前に来たところで梅梅はちゃんと選べと言いながら離れに通ずる庭への扉を開きます。
羅漢は一瞬呆けた感じになっていましたがやり手婆の声にハッとして離れに向かって駆け出すのでした。
猫猫がたくした枯れた青い薔薇の意味を考えながら。
そしてたどり着いた離れには寝台に座り子守歌?を口ずさむ鳳仙の姿が。
日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
それを見た羅漢は思わず涙。もうこの時点で僕の目頭が熱くなってしまいました。
やり手婆は病人だといいますが羅漢は彼女を指名します。
金額に想いの重さを感じるというか。そして二人で碁をやり始めたところで涙腺が崩壊。やばいっす。
きっと末期の梅毒で大変なことになっている鳳仙をみて美しい女だと言ってのける羅漢には感動を覚えます。



変人なだけで愛の深いいいやつなんだよなぁ…
そして梅梅は本当にいい娘。彼女もきっと羅漢を慕っていたのに。ちゃんと彼が望む相手を教えてあげるのだから。
羅漢の鳳仙への激重な愛情には正直感動した
やり手婆が羅漢を鳳仙に合わせようとしなかったのは鳳仙をもうこれ以上傷つけさせないため
枯れた薔薇のようになってしまった彼女の見た目、意識が定かでないような様子、それを見た羅漢が彼女に幻滅した顔みせてしまう。それを恐れたのかもしれません。
でも、羅漢が鳳仙を見たときにそんなものはすべて無視して彼女は美しいと受け入れた。その様子には羅漢の深い愛情を感じました。10万はきついと言っていた彼が金に糸目はつけないと言っていたことからもその感情の大きさがわかります。
それにしても梅梅は本当に素敵な女性です。黙っていれば自分が選ばれたのに。彼女にとっては鳳仙も羅漢も同じぐらい大切な存在だったということでしょうか。



羅漢にとっては見た目なんて二の次だったんだね(´;ω;`)



常に周りが駒にしか見えない人でしたから余計にそうなのかもしれません。
猫猫から壬氏への報告
そしてシーンはかわり宮廷に帰ってきた猫猫が壬氏の元へ訪れます。
猫猫が餌付けされながらいろいろ話をしていきます。猫猫は羅漢のことは恨んではなかった様子でよかった。



うまく命中させてくれたおかげでここにいますので
とむしろ感謝している様子でした。小説で読んだときは「当てて」って書いてた気がしたからなんか表現がマイルドになっているのかな?
日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
また、おもわず幼い頃の猫猫が引いてしまうぐらいに羅漢が猫猫に執着する理由についても触れました。それは
またこの回では猫猫と壬氏はこんなやり取りをします。



あのモノクルに爸爸(パパ)ってよんでと言われたらどう思いますか



眼鏡をかち割りたくなるな



でしょ。自分を父親だといいますがせいぜい種馬がいいところです
このやり取りからわかる通り父親だとは認めたくはない様子でした。で、結局のところ猫猫が羅漢を好きになれない理由は……
才能に対する嫉妬とそれを表立って使おうとしない怠惰な姿勢が許せないから
敵にしな方が良いと壬氏に猫猫が伝えますが、それを聞いて高順が名言を残します。
世の中には好きで嫌われる父親なんていないと思ってください
アニメ「薬屋のひとりごと」第24話より
だって羅漢ってば不器用なだけでそこまで嫌われることをしているようにも見えないもの。確かにあのにちゃっとした顔でよられたら誰だって怖いけれども……



いやぁーお父さんって大変だなぁ。
猫猫、お願いだから死ぬ前に一回だけは爸爸って呼んであげてくれ
こんなこと言ったら猫猫にとんでもない視線を送られそうですが、嫌よ嫌よも好きのうちって言葉を送りたくなりました。父親(種馬)の才能に嫉妬するとかそれもある意味執着なのかなぁと。
猫猫にはぜひ爸爸(パパ)と呼んであげてほしいものです。
また、猫猫が自分が生まれたことを悲観していなくて本当に良かった。ちょっと?すれただけで済んだのは、緑青館の人たちや羅門など周りの人に恵まれた結果なのでしょう。



もし猫猫が良家のお嬢さんだったとしてもきっと薬に興味持ったんだろうなぁ



羅の一族は何かしらの天才であることが多いようですからね
お見送りの舞からのお姫様抱っこ。簡単にキスなんてしない猫猫×壬氏が素敵
数日後、猫猫の手元には梅梅の送った美しいひれが。その夜、舞踏用の衣装をまとい城壁の上、身請けした妓女を送る舞を踊ります。
舞う猫猫の姿はとても美しく描かれていました。それだけに気になるそばかすメイク……
日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより
踊り終わった猫猫は壬氏から声をかけられびっくりして城壁から落ちかけてしまいます。



間一髪で抱きとめた壬氏くんってばえらい!!
って彼が急に話しかけたせい…マッチポンプかな?
そして羅漢が10日休みを取った話に。身請け金に随分金を積んだ様子で花街はお祭りさながらといった様相でした。猫猫は自分を生んだ母親のことを冷静に思い返していて悲しいような様子
最後は踊ったせいで足の傷口が開いてしまった猫猫を壬氏がお姫様抱っこして歩いてくるシーン。
猫猫がついにとても大事な?告白をします……
それを聞いた壬氏は思わず頭突きをしてしまいます。いいムードだったのに猫猫ったらもう……
どんだけ薬の材料好きなのよ…
生みの母に送る見送りの舞。そこにある想いは複雑
それにしても踊っている猫猫を壬氏が見ていたらきっと見惚れてしまったことでしょうね。とても美しくひれを使って舞っていましたから。
義務で踊っているようなことを言っていましたが、そこにはわずかながらに喜びが込められていたんじゃないかと思います。愛ゆえに憎しみながらもそれでもなお求め続けた鳳仙が本当に最後に報われたのだから。たとえ生みの親程度にしか思ってなくとも。
やっべぇなんだこれキスでもすんのかと思ったら猫猫の口から牛黄をねだる声が出てきたときには声に出して笑ってしまいました。さすが猫猫は恋より薬。猫猫がドーパミンやらアドレナリンやらを知ったとしたらとんでもない実験をしそうな気がしてしまいました。



どうせ壬氏ちょっと踊ってるの見入ってから声かけたんじゃないの?



描かれてはいませんが壬氏ならそういうことはしそうですね
まとめ|羅漢にとって鳳仙は今でも咲き誇る薔薇のまま
羅漢が鳳仙を身請けできて本当によかったです。
もっと早くと、そう願ってしまいますがこの出来事があったことでこの猫猫がいるわけでなんだかとっても複雑でもありました。普通に結ばれていた場合、今頃は将軍羅漢のご息女として本当にお嬢さんとして育てられていたでしょうからね。



どんな仕事でも大変なことはあるんでしょうが妓女ってホントに大変だよなぁ…
そして羅漢は娘に嫌われている?様子がわかりなんだか可愛そうでもありました。そりゃ高順も複雑な顔をすることでしょう。
最後の城壁のシーン。壬氏は猫猫の舞を見てなかったんだよね?見ていたら見惚れていそうだし。
壬氏が猫猫をお姫様抱っこで運ぶシーンはこれで2回目でしたかね?今回はとてもいい感じでよかった。そのキスでもすんのかと思いきや猫猫のあのセリフはひどい。壬氏君をもてあそびやがって( ´艸`)
あぁ24話終わってしまった。寂しい。でもフリーレンと違ってこっちは第2期の製作が発表されてよかった。わかりやすい伏線も回収されてませんからね。そりゃね。何より人気ですしね。
ちょっと寂しいけれどアニメ続編開始されるまでのガマンです。それまではほかのアニメを見て過ごしましょう!!
それでは皆さん良いアニメライフを~。
アニメ『薬屋のひとりごと』感想記事

