無知による重病化と猫猫による治療『薬屋のひとりごと』第4話感想

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第3話『幽霊騒動』では後宮のせいで離ればなれになった愛し合う二人がしがらみをうまいことかいくぐって結ばれるという素敵なお話でした。時代背景的に自由恋愛ができませんから人によっては羨ましく、恋という感情が自分にはないと思っている人物にはあまりにまぶしかったでしょうね。

今回はなにやら不穏なサブタイ。猫猫がかみつきます。薬師としての仕事で。この回もどんな活躍をしてくれるのか楽しみです。

この回の見どころはこんなところかなと。

  • 皇帝による頼みという名の勅命
  • くだらない見栄とプライドで拒絶される猫猫と壬氏のフォロー
  • 無知による思い込みが逆効果で主を追い詰める侍女

ラブストーリのあとは人々のしがらみや思い込みから生まれる悲劇?喜劇?それをぶっ壊す猫猫の話。

\コンニチハ/薬屋のひとりごとを『小説家になろう』から書籍まで目を通し、アニメ第1期はすでに3周以上見ている僕ソウカナです。記事も何度もリライトを重ねて僕自身も理解を深めていっています。

ソウカナ

てかリライト前の記事ダメダメでごめんね…

この回を1っ回見て思った僕の疑問はこんな感じ。

  • アニメの第4話って結局どんな回だったっけ?
  • 猫猫めちゃくちゃ切れてたけどどうしてだっけ?
  • 梨花妃はどうして猫猫を気に入ったんだっけ?

同じような疑問をお持ちの方が思い出すために、理解を深めるために…

この記事ではアニメ「薬屋のひとりごと」第4話のあらすじと感想を僕なりにまとめています。

まずはこの回の予告から。これだけでも割と思い出せますよ!!

周りがなんか必死なのになんか淡々とした様子の猫猫が面白いけどいざ見てみるとね。いろんな一面を見せてくれますよね彼女は。

目次

アニメ『薬屋のひとりごと』第4話あらすじと感想

サブタイトル『恫喝』

おおサブタイからしてなんとも暴力的な予感。でもこの物語では一方的な暴力なんてあんまり描かれないから大丈夫だろうと安心して見られましたよ。原因が「毒おしろい」にあるとわかってからも様態のすぐれない梨花妃の治療を皇帝に命じられた猫猫は…

この回の主な登場人物

  • 猫猫(まおまお)・・・この物語の主人公。花街の薬屋の娘。故あって今は宮廷勤め。
  • 壬氏(じんし)・・・美貌の宦官。猫猫曰く顔だけは無駄にいい。後宮で強い権力を持っている。
  • 高順(がおしゅん)・・・壬氏のお目付け役の武官。まめで気が利く人。宦官?
  • 玉葉妃(ぎょくようひ)・・・上級妃の一人。穏やで柔らかい雰囲気の妃。
  • 梨花妃(りふぁひ)・・・上級妃の一人。凛とした賢そうな雰囲気の妃。

とにかくまぁ皇帝がうらやまけしからん( ^ω^)・・・

皇帝からのお願い

猫猫が水晶宮で食事を運んでいて侍女どもに突き飛ばされるところから始まります。翡翠宮にいるはずの水晶宮にいるのはなぜか。皇帝から「梨花妃の容態が悪い。しばらく見てくれないか」と頼まれたから。実質「なんとかしろ」という勅命です。

で、翡翠宮の侍女がいることが気に食わない水晶宮の面々はことごとく梨花妃の看病を邪魔をするわけです。

日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより

正直いって翡翠宮の面々はバカとしか言いようがありません。挙句、病気の人がんなもん食えるかといいたくな高級食材を無理やり食わせようとしていて・・

そんな様子を見かねた壬氏が助けに入ります。壬氏のほかの侍女連中からの人気と耳打ちされた時の猫猫の心底気持ち悪いというリアクションの対比がたまりません。壬氏は決して見た目だけの男?ではないと思うけど美貌に翻弄されるお馬鹿さんのほうが多いという。

ソウカナ

「美しさ」というコミュニケーションツール僕も欲しかった…

そんなわけで壬氏の助けもあり何とか梨花妃への食事の提供と触診をすることになりました。

侍女たちの想い

食事がまともに取れず衰弱していたり梨花妃の口におかゆを入れてみて反応を見ますが食べようとする意志は感じられました。

その時口元に吐き出されたものをぬぐうのですが梨花妃が化粧されていることに気が付きます。それもなんと前に禁止された「毒おしろい」で…

猫猫は化粧を施していたという侍女を詰問、いや恫喝します。

日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより

「馬鹿に折檻するだけだよ」といいながら侍女の髪を引っ掴んで引きずってました。そして部屋にある箪笥?の引き出しを開けると出てきたのは毒おしろい。それをぶっかけた後、いろいろしかりつけるのでした。

梨花妃が喜ぶと思って「おしろい」を使ったという侍女の言葉には悪意はなく主人を想う気持ちはあふれていた。きれいでいてほしいという。

知識不足なうえに自分たちが正しいという思い込みがそうさせてしまったという悲しい事故というかなんというか…そして恫喝された侍女は泣き出してしまうのでした。

ソウカナ

そりゃそうだ。だって怖いもんこの猫猫。

「ほぉ、女とは本当に恐ろしいな」

引用元:アニメ『薬屋のひとりごと』第4話より

そんな様子を見ていた壬氏がこぼしてしまった言葉がまさにぴったりでした。

看病の日々と秘儀の伝授

猫猫ブチ切れのあとは恐れをなした水晶宮の侍女たちが素直?にいう事を聞いて順調に看病を続けることができましたが、梨花妃は結構ひどかったようでなかなか大変そうでした。

日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会|アニメ「薬屋のひとりごと」公式サイトより

おしろいを隠し持っていた侍女は謹慎で済んだようです。回収しそこなった宦官は鞭打ちだったみたいですけど。

ソウカナ

鞭って言ってもこの時代背景じゃ棒に近いやつだろうな…

そして高順からの差し入れに喜んだり、壬氏に蒸し風呂(サウナ)作らせたりして体から毒素を出すお手伝いをした猫猫。順調に療養が進み梨花妃は元気になっていく一方で猫猫は疲れていく様子でした。そんな時、謹慎が解除された侍女が猫猫の仕事を引き継いで何とかなった様でした。

2か月ほどすると梨花妃は一人で散歩できるぐらいまでに回復していました。最初出てきた時はなんだこの怖い人はって感じでしたが子供のこともありましたからね、実際は上級妃に相応しい人でした。そして猫猫が適当なソファみたいな台でひと眠りしているとき梨花妃が隣にすわり頭をなでているのは印象的でした。

まるで、かわいい猫をめでているかのような感じ

猫猫が水晶宮を辞する挨拶をする際の会話では弱音とも取れる発言をする梨花妃に対して猫猫はいろいろ励ましのような言葉をかけます。そして玉葉妃にはない魅力を活用した技術を耳打ちしてその場を立ち去るのでした。そう六娼館で教えられた秘術を…

まとめ!

「誰が自分のガキを殺した毒を喜ぶんだよ」

引用元:アニメ『薬屋のひとりごと』第4話より

という恫喝の最中に猫猫から出てきたセリフ。

彼女が薬に詳しく割と死が近い花街で生きてきたからこそ出てきたのかなぁと思いました。頭はいいけど育ちは悪いというか。下町育ちの僕としてはそういう人は好きですけども。侍女たちはマジでビビったと思う…。

考えてみた勅命を受けてきているほかの宮の娘に対していやがらせするのも無知からくるものでしょう。だって役目を果たせなかったらその娘処刑されたりするでしょうけどそこまで考えていませんものきっと。

「桔梗と牡丹のどちらが美しいかは決めつけるものではないかと思います」

引用元:アニメ『薬屋のひとりごと』第4話より

という言葉から梨花妃下世話な話につげていく猫猫はやはり花街育ちだなぁと。

ソウカナ

いやぁ秘術っていったい何だろう?

最後、なんか知らん男が炎に何かをくべて7色に変化したり、これまたなんか知らん男が血?のついた手を見ながら「呪いだ」とつぶやいて第5話への伏線を残すのでした。あぁ不穏です事。

アニメ『薬屋のひとりごと』感想記事

薬屋のひとりごとアニメ第1期|1クール

薬屋のひとりごとアニメ第1期|第2クール

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