第6話では猫猫のそばかすがない姿を見ることができました。
また、侍女たちの代理戦争的なものだったり、軽いいたずらのつもりが殺人行為に等しいものになってしまったりそれでいて本当の毒からはまもられてしまったりといろいろ複雑でしたね。
結局のところ里樹妃を狙ったのは誰だったのか気になる終わり方でした。
さてさて第7話ではうまいことあのワンコ的な存在を利用して後宮からの里帰りを果たしますが…
アニメ「薬屋のひとりごと」第7話のあらすじと感想
てっきり犯人に迫っていく話かと思いきやなんとも平和的な響きのサブタイ。
前々から実家においてきた養父が気になっていた様子だった猫猫でしたがやっと家に帰れるのでしょうかね?毒見役頑張ったから?壬氏の計らい?事件の捜査との関係は?いろいろ考えてしまうところですが第7話の感想いきます。
ネタバレも含まれるので注意です。
この回の主な登場人物
猫猫(まおまお)・・・この物語の主人公。花街の薬屋の娘。故あって今は後宮勤め。
壬氏(じんし)・・・美貌の宦官。猫猫曰く顔だけは無駄にいい。後宮で強い権力を持っている。
高順(がおしゅん)・・・壬氏のお目付け役の武官。まめで気が利く人。宦官?
李白(りはく)・・・若い武官で出世株?筋骨隆々、白鈴姐さん狙いの人。
玉葉妃(ぎょくようひ)・・・上級妃の一人「貴妃」。穏やで柔らかい雰囲気の妃。
里樹妃(りーしゅひ)・・・上級妃の1人「徳妃」。まだ幼く後宮のしきたり等の知識の浅い女の子。
翡翠宮の侍女たち。
毒入りスープに触れた4人の人物
養父に手を引かれ楽しそうに「親父」と声をかけながら歩く、そんな様子を猫猫は夢で見ました。
前々から心配していたオヤジとの記憶。そして寝台で目を覚ました猫猫は翡翠宮の面々から毒を食べたことを心配されて寝かされていたことを思い出しました。
園遊会ではそばかすメイクをはがした猫猫でしたが結局今までの習慣でそばかすをつけておくことに。
若干残念な気もしますがずっとつけいたものを外すのは落ち着かないでしょうしね。自分も眼鏡は顔の一部ですし。
玉葉妃のもとに顔出すとが高順がきて草むしりをしているとのこと。猫猫は応接室を借りて彼と話をすることに。
そこで猫猫に差し出されたのは園遊会で玉葉妃に出されてしまった毒が入っているであろう器に入ったスープ。猫猫は器に高順が触れていないことを確認して、筆の粉と綿を使って指紋を浮かび上がらせます。
よく刑事ドラマで鑑識の人がポンポンやっているやつみたいな感じで。シールとかはないから何人が触れたか確認する程度のことですけど。
器を持ったと思われるのは4人。スープをよそったもの、配膳したもの、里樹妃の毒見役、だれかわからない第三者。毒を入れたのはその第三者とのこと。
高順は毒見役の指紋が付いていたことが気になりましたが、猫猫曰くその理由は侍女たちによる里樹妃へのいじめ。衣がひとりだけ桃色だったことや、食事の入れ替えからそれを推測しました。
高順は里樹妃の毒見役をなぜかばうような話をしたのか猫猫に尋ねます。
彼女から離された理由は下女の命は妃に比べると軽く、ましてや毒見役なんて…というような内容。
それを聞いた高順は少し寂し応な表情をしながら壬氏にはうまく言い含めておくと返すのでした。
高順は悲しい現実を憂いたのかそんな事実を受け入れている猫猫を悲しい存在だと思ったのか、まぁ年若い子がそんなこと言っていたら結構つらいかもなぁ…
高順を見送った後「やっぱりあのスープ飲み込んでおけばよかったなぁ」とぼやく猫猫なのでした。自殺願望があるとかではなく毒への興味関心なのだからなかなか個性的というかいかれた娘です。
かんざしは外への切符
高順が壬氏に報告すると「なるほどね、いつ聞いてもお前の物言いはうまいな」と言われていました。
毒見役のことはなんとなく伝わるようで伝わらないような感じで報告したんでしょうね。
その後の壬氏と高順の気心のしれた家族のようなやり取りをするのでした。
シーンは変わり昼間、小蘭に餌付けを行う猫猫。
そして小蘭から、かんざしをもらったことで後宮から出られることを聞きました。
読み書きできたり薬の知識はあるのに下女の常識的な猫猫のアンバランスさに面白さを感じました。
興味ないことはなかなか覚えられない…
それを聞いた猫猫はさっそく実行。壬氏のことは宦官だと思い込んでるので李白のもとに詰め寄ります。
そばかすメイクの猫猫をみて李白は自分が義理のかんざしをあげた人物だとわかりませんでした。
「誰だお前。化粧で化けるって言われないか」と思わず口に出していました。
猫猫が李白に要求したのは外に出るための身元保証。
そして交換条件に出したのは実家の得意先?である緑青館でのお花見=三姫の紹介です。
李白は葛藤したあげく性欲に負けるのでした。
緑青館と実家
そして後宮から出る機会を得た猫猫でしたが、実はかんざしには別の意味もあったようで…壬氏が仕事を終え暇を見つけて翡翠宮に訪れると玉葉妃にあるお方と行ってしまったとからかうのでした。
里帰りをする猫猫は李白に連れられて緑青館へと向かいます。
久しぶりに六娼館帰ってきた猫猫は六娼館の店主である遣手婆を見かけ駆け寄りますが挨拶がわりに腹部をぶっ飛ばされました。
なんとまぁアグレッシブなおばあちゃんだこと。祖母的な存在のはずなのに…
やり手婆は李白を見定めると白鈴を紹介するのでした。
実は一見さんお断りのところを猫猫の頼みで特別に対応してくれたようで、対価とばかりに今まで後宮で働いた給金の半分をさしだしますが全然足りないといわれるのでした。
お茶だけならサービスしてくれと頼む猫猫でしたが…
李白の筋肉をみて遣手婆は白鈴が何もしないわけない、不可抗力でも勘定に入れるといいます。
そんなの払えないという猫猫に対し上客を紹介するように婆は言うのでした。
その後、花街の通りを抜けて実家に帰る猫猫。
迎えてくれたのはオヤジとよんでいる優しい雰囲気のおじいちゃん。
楽しげな表情で猫猫はいろいろ報告をしている様子でした。最後にオヤジさんは気になる一言を残します「後宮とは因果だねぇ」と。
おおもしかしてオヤジも後宮でなんかあったのか?とにおわせる感じ。気になるところですね。
まとめ!
猫猫の胆力?行動力にはびっくりしましたね。李白も言ってましたけど身元保証をさせるためだけに武官の元へ単身訪れるのだから。
ちゃんと引き合いに出せるものがあるからこそだったんでしょうけど。
壬氏と猫猫の直接的なやり取りがなかったのは少し寂しかった回だけど代わりに玉葉妃が壬氏をからかうシーンが見られたり、遣手婆と猫猫との関係性がなんとなくわかりったりなんとなく楽しい回でした。
事件とか事故とか関係なくただの里帰りでよかったですね。
緑青館で育てられてきた猫猫にとって遣手婆さんはたぶんおばあちゃん見たいな存在なんですが、
ちゃんとその間でもお金のやり取りがしっかりしていたり、いきなりぶん殴ったり、上客の紹介を要求したりすごいいい関係だなぁと。
なんだかんだ心配してくれえるし。
それにしても、やり手ばばぁ(遣手婆)ってなんかてっきり利益をしっかり上げるやり手なばばぁって含んだ彼女へのあだ名かと思いきや、ちゃんとそういう名前の役割があったのねと記事を書くときに検索してびっくり。
遣手婆と書くようですが妓楼で妓女とかカムロを監督する役割があるとか。
そして養父であるオヤジさんが残した意味深な言葉もあれでしたが、次回予告ではぐったりした妓女と思い詰めた顔をしたカムロの女の子とかなんか捜査をしている猫猫の様子が映されてすごく気になりましたね。
さてさて早く続きを見ますかね。それではまた~。